【超速読】ユダヤの商法
こんにちは。
かいです。
今回は「ユダヤの商法」について紹介します。
著者「藤田田(ふじたでん)について」
この本の著者である藤田田(ふじたでん)氏は、1926年に大阪で誕生。
東大法学部在学中にGHQの通訳を務めたことがきっかけで「株式会社藤田商店」を設立し、学生起業家として輸入業を手掛けた。
そして1971年には日本マクドナルド株式会社を設立し、日本にハンバーガーという食べ物を輸入した最初の人物。
「ユダヤの商法」について
この記事では特に感銘を受けた法則についてのみ紹介します。
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78:22の宇宙法則
この世の中には、78:22の法則がある。そしてこの法則は人間の力ではいかんともしがたい大自然の宇宙の法則である。
以下がその例である
空気中の気体の割合
窒素78%:その他の気体(主に酸素)22%
地球上の海と陸の割合
海78%:陸22%
このように大自然は「78:22の法則」で成り立っており、不変の真理である。
金持ちから儲けさせてもらう
78:22の法則から、お金持ちが持っているお金と一般大衆が持っているお金の割合も「78:22の法則」が成り立つ。
つまり一般大衆が持っているお金の合計を22とすると、お金持ちが持っているお金の合計は78となる。
故に、78を相手に商売をした方が儲かるのである。
「きれいな金」、「きたない金」はない
ユダヤ人は「きれいな金」、「きたない金」という区別がない。
なぜならお金には、「この金は〇〇で儲けた金」とは決して書いていないからである。
区別する方がナンセンスな考え方である。
現金主義に徹すること
ユダヤ人の現金主義は徹底している。ユダヤ商法では、天変地異や人災から、彼の明日の生命や生活を保障するのは、現金以外には考えられないのである。ユダヤ人は、銀行預金すら信用しようとはしない。現金一本槍である。
商取引を行う相手をも「現金主義」で評価する。
人間も社会も自然も、毎日毎日変わっていく、というのがユダヤ教の神の摂理であり、ユダヤ人の信念なのである。
変わらないのはキャッシュだけ。
女を狙え
「ユダヤ商法に商品はふたつしかない。それは女と口である」
これは「ユダヤ商法4000年の公理」であるそうで、「公理だから証明は不要」なのであるとのこと。
ユダヤ5700年の歴史が教えるところでは、男というものは働いて金を稼いでくるものであり、女は男が稼いできた金を使って生活を成り立たせるものである。
商才が人並み以上に備わっていると思う人は、女を狙って商売をすれば、必ず成功する。
反対に商売で男から金を巻き上げようと思うと、女を相手にするより10倍以上もむずかしい。
なぜならもともと男は金を持たないからである。言い換えると、金を消費する権限がないのだ。
口を狙え
女性用品はたやすく儲かるが、これを扱うにはある程度の才能が必要である。商品の選択からセールスまで”商才”が必要である。
しかしユダヤ商法の第二の商品である「口」は凡人でも、凡人以下の才能しかない人でもできる商売である。
言い換えると「口に入れるものを取り扱う商品」のことである。
口に入れるものを扱う商品は、必ずお金が入ってくるし、儲かる商売なのである。
なぜなら口に入ったものは、必ず、消化され、排出される。
つまり口に入れられた商品は、刻々と消費され、数時間後に次の商品が必要となってくる。また食べることは、生きるうえで常に必要なので、毎日その行動が繰り返される。
土曜日も日曜日も、一日の休みなく働いてくれるのは銀行預金の利息と、この「口に入れる商品」だけである。だから確実に儲かる。
判断の基礎は外国語だ
商取引において最も肝要なことは、判断が的確で、しかも迅速であるということである。
ユダヤ人は、世界をまたに飛び回っているだけに、最低二か国語をマスターしている。自国語で物事を考えながら、同時に外国語でもものを考えることができるということは、違った角度から幅広く理解ができているということであり、国際証人としては大変強みである。そのために、自国語しかしゃべれない商人より、はるかに的確な判断が下せる。
国際証人の第一関門 -英語-
金儲けを志すならば、せめて英語くらいは自由に操ってもらいたいものである。
英語がしゃべれるということは、金儲けの第一条件であり、英語と金は不可分なものであると思っても差し支えない。
暗算を得意とすべし
ユダヤ人は暗算の天才である。暗算が速いために、ユダヤ人は常に迅速な判断が下せる。
必ずメモを取れ
ユダヤ人は、重要なことは、どんな場所でも、必ずメモを取る。
メモを取るといっても、常にメモ帳を持っているわけではない。もし持っていなかったら、メモできるものにメモをする。
例えばレシートなどだ。
そしてそのメモをあとで整理して記録する。
ユダヤ人はユダヤ商法に”あいまいさ”が生じることを許さないのだ。迅速に的確に判断を下しても、肝心の日時・金額納期などがあいまいであっては、なんにもならないからだ。
一方日本人は、重要なことを聞き流し、うろ覚えのまますましてしまう悪癖がある。
雑学を積むべし
ユダヤ人は「雑学博士」である。
しかもそれが通りいっぺんの浅い知識ではなく、博学なのである。
こうした豊富な知識が、ユダヤ人の話題を豊富にし、人生を豊かにしていることはいうまでもないが、雑学により広い視野を持つことにより、商人としての的確な判断を下すためにも役立っている。
物事を一つの角度からしか眺められない人間は、人間としても半人前だが、商人としても失格である。
辛抱よりは見切り千両
ユダヤ人は、相手の気持ちが変わるまで、辛抱強く待つ反面、ソロバン勘定に合わないと分かれば、三年はおろか、半年と待たないで手を引いてしまう。
ユダヤ人は3か月間の実績で判断する。3か月後に思った通りの実績を上げられない場合は、思い切りよく手を引く。
ユダヤ人は、最悪の場合に3か月で注ぎ込む資金は、あらかじめ予測している。その許容限度内の予算で勝負したのだから、クヨクヨすることはない、というのが彼らの考え方である。
契約は神様との約束
ユダヤ人は契約の民といわれている。それだけに、ユダヤ商法の神髄は、「契約」にある。
ユダヤ人は、いったん契約したことはどんなことがあっても破らない。それだけに契約の相手方にも契約の履行は厳しく迫る。契約には甘えもあいまいさも許さない。
ユダヤ人はユダヤ教の教えである「人間が存在するのは、神と存在の契約をして生きているからだ」を信じている。
故にユダヤ人は神様と契約を交わしてるから、契約を破るわけにはいかないし、人間同士の契約も神様の契約と同様に破ってはいけないと考えている。
ユダヤ人は契約を重視しているために、債務不履行という言葉は、ユダヤ商法に存在しないし、相手の債務不履行に対しては、厳しく責任を追及し、容赦なく損害賠償請求の要求をつきつける。
税金だけ余分に儲けろ
ユダヤ人は税金をごまかさない。税金はいわば国家との契約であるからだ。
ただ、そうはいっても税金を取られっぱなしにされるユダヤ人ではない。税金を払ってもちゃんと釣り合うような商売をする。
つまり、利益計算をする時に、税金分をあらかじめ差し引いた利益をはじき、それで商売するのである。
時間も商品 -時を盗むなー
ユダヤ商法の格言の一つに「時を盗むな」という言葉がある。
「時を盗むな」とは、1分1秒といえども他人の時間を盗んではいけないことを戒めている言葉である。
ユダヤ人は文字通り「時は金なり」と考えている。
「未決」書類は商人の恥
ユダヤ人は即刻即決をモットーとし、前日の仕事を持ち越すことは恥辱だと思っている。
そのため有能なユダヤ人の机の上には「未決」の書類はない。
日本のオフィスでは、上役になればなるほど「未決」の書類が山積みし「既決」のケースが空になっている。
ユダヤ人と大違いである。
大損しても納期は守れ
世界各地で貿易の実験を握っているのは全部が全部ユダヤ人である。
そしてユダヤ人は「契約を守る」ことを非常に重視しているため、一度でも契約を破ったら、その後絶対に信用してくれなくなってしまう。
だからどんな手段を使ってでも契約は履行せよ。
ちなみに藤田氏は、納期を守るために1000万円の損をしたが、その代わりユダヤ人から信用を買うことができた。
絶対にまけない売り方 -自信のある商品は絶対にまけるな
ユダヤ人は「商品に自信があるからまけない」し、もしまけるくらいなら「そもそも売らない」というスタンスである。
一方日本人は「商品に自信がないからまける」
ユダヤ商法が儲かる秘密は、「よい商品だからまけない。まけないから利益が大きい」ということにある。
薄利多売はバカの商法 -ユダヤ商法と大阪商法
ユダヤ商法➡厚利多売
大阪商法➡薄利多売
ユダヤ人は「薄利多売は、お互いの首に縄をかけて、ヨーイ、ドン、で引っ張り合うようなもので、愚劣極まりない商法である」と評価している。
金持ちから流行させろ
流行には、金持ちの間で流行りだすものと、大衆の中から起こってくる流行の二つがある。
この二つの流行を比べてみると、金持ちの間から起こってくる流行の方が、圧倒的に息が長い。
なぜなら金持ちの間で流行したものが、大衆のところまで流れてくるのに、だいたい2年ほどかかるからである。
また金持ちの間に流行させることを商売にしている限り、売れ残りも、バーゲンセールもなくなり、厚利多売が成り立つ。
厚利多売商法で儲けろ -希少価値は儲かる商品
厚利多売は、希少価値を売れば、いくらでも可能である。
貿易がまさにそうで、自国で手に入りにくい物を輸入することで高値で売れる。
メシの時には仕事の話はするな
ユダヤ人は食事の際に決して話してはならない話題が3つある。
それは、戦争・宗教・仕事に関することである。
世界中を転々と追われ続けてきたユダヤ人にとって、戦争の話は食事の雰囲気を暗いものにしてしまうからである。
宗教の話も異教徒と対立するだけなのでNGである。
仕事の話も、利害の対立を招いて、不愉快になるのでNGである。
金銭教育は小さい時から行うべし
ユダヤ商法は、どの家庭でも、幼児教育の段階から実施されている。
納得するまでたずねること
ユダヤ人はあいまいさを嫌う。
そのため彼らは決して中途半端に納得はしない。
そして、その中途半端に納得しないというユダヤ人の性格は、ユダヤ商人との取引にもはっきり現れる。
「納得してから取引する」
これはユダヤ商法の鉄則である。
休息は必ず取れ
稼ぐためにはやはり健康でないといけない。
働くばかりでは、いずれは健康を損ね、人生の目的である快楽を味わえなくなることをユダヤ人は歴史を通じて知っているため、
ユダヤ人は、「働いたら必ず休む」ことを心掛けている。
懐疑主義は無気力のモト
「他人を信じずに自分ひとりを信じようとする態度はいいが、他人の言うことをすべて疑ってかかることは、行動のエネルギーを阻害する以外の何物でもない。懐疑主義は結局無気力に陥ってしまうだけだ。それでは金儲けなどできないよ」
上記は藤田氏がユダヤ人から言われた内容である。
ユダヤ人は契約を重要視しているので、いったん契約を交わしてしまえば全面的に相手を信頼する。もし債務不履行となれば徹底的に損害賠償を請求してくる。
だから懐疑主義でエネルギーを浪費するより、素直に信頼して稼ぐべきである。
政治家は利用せよ
金儲けには、政治やイデオロギーは無用であり、無関係だ。
極論すれば、利用できるのならば利用してしまえばよい。利用して帳尻が黒字になるならせいぜい利用すべきである。
きらいなものを売れ
自分の好きな道で商売を始めると、なかなかその商売はうまくいかない。
なぜなら対象が好きなものについつい溺れてしまうからである。
本当の商人はきらいなものを売る。
自分が嫌いなものだと「どうやれば売れるか」を真剣に考える。自分の弱点だから、ある場合には必死になる。
まとめ
感銘を受けた法則を抜粋し、本に書かれている内容を引用したり、自分なりに言い換えてみたりしました。
解釈に少し相違が出たり、拙文で理解しづらい箇所があると思いますが、ご容赦ください。
最後になりますが、
ユダヤ商法には、商売を上手に行うための法則がつまっています。
これらの法則を上手く利用することにより、商売がうまくいくそうなので、是非参考にしてみてください。
私もユダヤの商法に基づき、行動したいと思います。
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