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十分な「余裕」のある生活ができていますか?

余裕がとても大事ってこと

 余裕ってすごく大切です。余裕がないと想定外の出来事に対処できません。また、突発的な事故や災害は、心に余裕がないとよりつらいものになります。十分な余裕を持ち続けることが重要です。

いろんな「余裕」

 ところで「余裕」ってどんなものでしょうか?物が十分にあるという意味ならば、言い換えると備蓄です。何か不測の事態が起こっても、備蓄があればなんとかなります。例えば、トイレットペーパーが無くなっても、次のロールがすぐ手の届くところに置いてあれば問題ないわけです。

 また、「余裕」というのは何も、物に限ったことではありません。時間というのも余裕を持たせておきたいものです。時間に余裕がないと急ぎ慌てることになります。十分な時間の余裕があれば、多少のイレギュラーがあっても、慌てることなく、予定通りに事が運びます。

 中でもいちばん重要な「余裕」は、心の余裕だと思います。心に余裕がなければ、いくら物は足りていても、いくら時間が余っていても、安心することができません。自分が落ち着かないだけではなく、もしかしたら、周りの人にきつく当たってしまうかもしれません。

災害にあって思ったこと

 実は、先日の台風14号で、この「余裕」の大切さを再確認しました。僕の住んでいる地域を台風が直撃。僕や家族、家は無事だったものの、台風の影響で主要道路は寸断され、車が通行できるようになるまで24時間ほどかかりました。その上、水道も1日程度とまっていて、その後4日間は停電と電波障害が続きました。

 このような状態では、どれだけ心に「余裕」があるかがより重要になります。もしこの「余裕」が無くなったらと、限界が見え隠れしてくるからです。備えていた水や食料には限りがありますし、電気が止まっている間、冷蔵庫内の温度が徐々に上がっていきます。刻一刻と時間は過ぎていきます。ただでさえ大きなストレスですが、心に「余裕」がないとさらに苦しいと思います。

 次々といろんな感情が湧き起ります。「もっといい懐中電灯を買っておくんだった」とか、「ラジオの動作確認をしておけばよかった」とか。停電していない地域がうらやましく思えることもありました。

 けれど、そういった考えや感情にとらわれてしまうと、一気に「余裕」が無くなります。何かにとらわれた心はもろくなります。僕自身、直接的な被害は全くありませんでしたが、建物が浸水し、倒壊したような方もいらっしゃいます。そんなもっと大変な状況の方のことを思うと、僕自身いろいろ思うところはあっても、すべて、今この瞬間のありのままの現状として受け入れるのが一番よいと感じたところです。

心の余裕の大切さ

 最初に「余裕」について、3つの例を挙げました。物、時間、心です。この中でも、心の余裕が最も重要です。心に余裕があれば、多少の物や時間の不足もあまり気になりません。ただ、あまりにも物や時間の余裕がないと、心の余裕もすり減ってしまいます。

 そう考えると、やはり大事になってくるのは日頃からの十分な備えです。まず、日常的に突発的なことにも十分に対応できるような備蓄や時間の余裕を持って行動すること。直前でも十分に対策できる場合もありますが、心の余裕も常に満タンにしておくには、やはり日頃からの心がけておいて、慌てることがないのが一番だと思もいます。

 また、瞑想やマインドフルネスでいつでも「今この瞬間のありのままを受け入れる」ための訓練をしておくことも、心に余裕を作ってくれると思います。

 もしもの時の備えは何かあってからでは遅いです。本当に、いつ何があるか分かりません。災害も、災害意外もです。日頃からしっかり備えておきましょう。

p.s 心配いただいた皆さん、本当にありがとうございました!


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