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(16)強豪校2校を訪ねて   〜後編〜


あけましておめでとうございます🎍‪ 🐇
今年もよろしくお願いします!😊
新年の抱負につきましては、次の投稿で改めてしたいと思います😊

今回は、前回の続きとして、訪ねさせて頂きました高校の2校目をまとめて行こうと思います!😊

水道山より


1.地元(栃木)での学び

今回は、地元栃木の強豪校を訪ねる機会を頂き、3日間、歴史と伝統のある野球部を訪ねることができました!!

どこの高校か分かったらすみません笑笑

(1)午前中のトレーニングでの出来事 

午前中、野手は、トレーニングを4班に別れて行なうというメニューが3日間を通して行なわれていました!

このトレーニングでの出来事です!
監督さんや指導者のいない時間が沢山ありました。

メニューは、自重を使ったトレーニングや階段ダッシュ。

正直全てのメニューを抜こうと思えば、とことん抜けるメニューでした。
ですが、どうでしょう。

彼らは、
「〜したら○○も鍛えられるんじゃない?」

「もう1回〜しよーぜ!!」

各々で考え、指導者がいる、いない関係なしに黙々とトレーニングに取り組んでいました!


「当たり前だろ」
と思うかもしれませんが、実はこれは大学生でも出来ないことです。

「意味無いでしょ」
「見てないからやらない」


このようなことは
当たり前のように飛び交っていて、どのようにしてサボれるか、考えて取り組んでいる学生も少なくないはずです。

どんなことでも一つひとつ考えて、大切に取り組む


そのトレーニング1つひとつを真剣にこなせない学生が、野球の数多くの練習一つひとつを大切に取り組めないのと同じく、トレーニングひとつをやり切れない選手が野球だけ真面目に取り組むなんてことが出来ないのです。


「アマチュア野球に神様はいる」

という言葉がありますが、野球だけ真剣にやろうと言うような学生が

最終回、サヨナラの場面。
このような場面で打つ。

ここぞのピンチを抑える。

ここぞのところでグラブに入る。


なんて美味しい話は世の中にないんだ。ということを野球を通して教えていることがものすごく痛感しました。


本気で、一つひとつ丁寧にやっていたら、

「アマチュア野球の神様は、見てくれている」

だからこそ、チャンスで回ってきたり、相手のミスを誘ったり、ここぞでいいボールが行ったりする。
運は、願うものでなく、引き寄せるものであることを、今回学びました。

自主性とは、簡単にいいますが、
そのような言葉一言で表しきれない組織の基礎を作り上げる難しさを感じました。


(2)午後のバッティング練習

午後は、3箇所の正面ティー+3箇所のスローボールバッティングによる、合計6箇所のバッティング練習でした。
ここで分かったことは、生徒の吸収しようとする気持ちと眼力に圧倒されました。


右バッターの選手が、バッティングの指導を受ける時間がありました。

するとどうでしょう。
近くで打っていた学生がバッティングを1度やめ、指導者の方の話を真剣に聞いていました。

学生の中には、自分が直接的に指導されていない学生が、バッティングを待っている学生に

「俺も〜になってないか見てて」

と言い、意識をして取り組んでいました!


僕はここで、山口での
1/1と13/13は=ではない
ということと、同じ
だと思いました。


強いチーム、能力の高い選手になる。
それは、自分1人だけでなく、周りの選手からどれだけ吸収しようとするかが、2年半という短い高校野球人生で生き残り、結果を出すという事に直結するのではないかと感じました。


(3)心臓破りの階段ダッシュ

きつく高い、階段ダッシュを投手陣がダッシュで登っていく練習がありました。

1段目から頂上まで18秒で5本ゴールする
これがクリアライン。


18秒をクリアする選手は、ある程度いました。その中でもこの子はこれから伸びるんじゃないかと、ランニングだけで感じる子が数人居ました。


「〜に負けたからもう一本」
「17秒切るのが自分の目標」


このような選手がいました。

18秒5本切れば本来なら終わりです。
ですが、争っている選手への闘争心、
自分への挑戦。


これが成長を早めてるための必須条件なんだと思いました。

監督さんが階段下る時にボソッと口にした一言がありました。

「この階段は上るのは大変なんだけど、下るのは楽なんだよなー、人生と一緒だな
目標は誰でも簡単に下げられるもんなー」


おそらく選手全員が聞こえていたと思います。

18秒で5本切る。
これは目安にすぎません。

18秒で5本切る事が本来の目標ではなく、自分なりの目標、そこに向かって真剣に、本気で達成しようとしているかが人生において伸びていくのか、落ちていくのかを左右する。

それを教えてくれるのが、心臓破りの階段ダッシュなんだと痛感しました。😊

(4)シートノックを打ってみて

2日目にはシートノックを打たせて頂きました。眼力、迫力とか簡単に言うものの、打っていてこちらまで乗せられるあの感覚には感銘を受けました。

特に、セカンドは、迫力がありました。ギリギリのところで取れなかったり、ポロッとしたり、送球がズレたり、様々なことがありました。

ですが、すぐにポジションに戻り、
「もう一本」
と食らいついてきます。

2枚目の選手がいいプレーをすると、1枚目がまた出てきて
「もう一本」
と呼んできます!


いい関係性なんだなと思いました。

エラーしても雑にせず最後まで完結させる。
そしてまたすぐにボールを呼ぶ。

あのような選手にはまた打ってあげたくなるような感覚を覚えました。

最後のランダムのバックホームでは、周りの選手にもそれが伝わったのか、残されて、それでもボールに死に物狂いで食らいついて来ました。


たった一度のノックで、本気で上手くなろう。
少しでも前の奴より上手くなろう。

その気持ちが見え見えだからこそ、彼らは切磋琢磨して成長していくのだと感じます。


春、どちらがセカンドのレギュラーを取っているのか私には分かりませんが、どちらがレギュラーでも、引けを取らないガッツのある選手に成長していることは間違いないと思います😊

エラーしたら監督に怒られる
ただプレッシャーだけのノック

それはただのやらせであり、結果的に選手が萎縮し、成長に繋がらないんだということが分かりました。

2.まとめ

今回冬帰省では、なかなか行くことの出来ない強豪校2校を訪ね、強いチーム、伸びていく選手の特徴を感じ取りました。
自主性。
それは受け身ではなく、学生が能動的に練習に真剣に取り組むこと。

意識して練習に取り組もうとする。
考えて練習に取り組もうとする。
丁寧に練習に取り組もうとする。

このような機会を与え、例え、間違っていることがあったとしても、選手が能動的に行なっていることを頭ごなしに否定せず、見守ること。
それを時には助言すること、提案すること

これが強さの秘訣なのではないかと思いました。
出来たか出来てないかではなく、
やろうとしたかしてないか、
ここを評価してあげられる教育者になりたいと思いました☺


長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!😊



今年もよろしくお願いします!

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