「仕事の重み」と「挑戦の怖さ」
動画編集をしていて思い出したことがある。
それは、「仕事の重み」と「挑戦の怖さ」だ。
この動画編集のバイトは、2020年5月に始めた。
始めた時は、合田(友達)と2人で行っていた。
なぜ2人で始めたか。
答えは、シンプルだ。
「怖かった」から。
誰かがやりたいけど、できないこと。
それを代わりに僕が行い、お金をもらう。
この事実が僕には怖かった。
でも、よくよく考えれば皆やっている。バイトをしたり、インターンをしたり、仕事をしたり。そして、お金をもらう。
その皆が当たり前にやっていることが怖かった。
期待に応えられるだろうか。
求められているものを、自分1人で作り出せるだろうか。
できなかったらどうしよう。
期日に遅れたらどうなるんだろう。
損害賠償とかされるのかな。
そんな事を考えてしまい、足がすくんだ。
でも、ある時気づいた。
「やったことがないから、怖いんだ。」
「やったことがないから予想できない。でも、予想できない未来の方が、ワクワクするぞ。」
「僕ができることを頑張れば、誰かが喜んでくれるかもしれない。」
と。
足がすくみ、挑戦できない未来とビビりながらでも挑戦し、そこで何かを得る未来。
後者の方が、圧倒的にワクワクした。
でも、1人じゃ怖かった。だから、合田を誘った。
合田は快諾してくれ、2人で仕事を始めた。
始めてみると、思ったよりもしっかりと仕事をすることができた。
合田と2人、がむしゃらに働き、月に20件もの案件をこなした。2人で月7万円稼いだ。
時給に換算したら、500円くらいだろうか。
でも、得たものは大きかった。
会社の名前ではなく、自分の名前で仕事を取ること。
その怖さと喜び。
仕事というものの本質。
仲間の大切さ。
そんな事を少し学べたと思う。
最終的には、合田はやめ、僕1人でゆるゆる続けている。
月1~2万円くらいの案件を5時間くらいだけかけてやる。
結構いい働き方ができていると思う。
今日ふと、そんな事を思い出した。
今や、自分の名前で仕事を取り、対価としてお金をもらうということが当たり前になった。
できないことがあっても、自分の持てるもの全てを使って、どうにかやりきる。
そんなことができるようになった。
挑戦する前は、怖い。ビビる。足がすくむ。
そんなの普通だ。
でも、一回挑戦すると、いつしかそれが当たり前になり、また新たな挑戦に進めるようになる。段々と階段を登っていく。
皆んなこうやって成長していく。
でも、あと一歩が出ないのは、何十年も生きてきて、生きるために必死に勉強してきたから。
その勉強してきたことによって、ちょっと先の未来を想像できるようになっちゃったから。
「失敗したらどうしよう」
そう考えられるようになってしまったから。
そう考えられる能力は、もちろん大切な能力だとも思う。
でも、いつもと同じで想像できちゃう未来よりも想像できなくて、ワクワクする未来を選択したい。
今ここで挑戦したい。未来を変えたい。
そんなことを思う日が来るかもしれない。
そんな時には、自分の意思で一歩を踏み出してみることも大切だと思う。
「意外と皆、真面目で頑張り屋さんだから、挑戦してもやりきれると思うよ。
挑戦する前の皆んなも素敵だけど、挑戦した後の皆んなはもっと素敵で魅力的になれると思うよ。
だから、一回やってみたら?
僕は失敗しても、成功しても、変わらず君を大切に思うよ。」
と、今なら堂々と言える。
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