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百花蜜備忘録。1

インターネットの世界はよく海に例えられる。とてもしっくり来て素敵な表現だと思う。だけど、山にも草原にも例えられると主張したい。その理屈を聞いて欲しい。

突然だが、私は「百花蜜」という言葉が好きだ。

蜂蜜の種類の一つで、まだ食べた事はない。

だから味はわからない。

きっととても美味しいのだろうと想像しているけど、味を知らないまま想像に留めるというのも可能性が広がってる感じがして好きなので、是が非でも食べようという意識はそんなになかったりする。

そんな事を言いながら今後食べる機会に恵まれたら喜んで食べる。美味しそうだし。

でも今はまだ味が好きなのではなく、言葉として大好きなんだ。

「百花蜜」という言葉のなりたちと意味がたまらなく好きなんだ。

もともと、百花という言葉はたくさんの花という意味を持つ。百種類の決まった種類の花ではなく、なんか花粉がいろいろ混じってて「なんの花だかわからない」意味のたくさんの花。

蜂が集めたなんの花だかわからんたくさんの花の蜜。

それが百花蜜。

もう好き。

この無限大の感じ。

特定の花からしか蜜を採取しない習性を持つミツバチが集めたものが単花蜜と呼ばれるのに対して、色々な花から集める習性を持つミツバチが集めたものが百花蜜。

単花蜜と百花蜜のおおまかに二種類に分けられるだけでも面白いのに。さらにそこからなんの花かわからないと続く。

厳密には特定の花は決まってるのかもしれない。蜂にだって好物はあるだろうし。でも毎年比率は違うんじゃないかと考えている。個体によって好物も違うだろうし。

そして土地で生えてる花の種類の違いを考えると、本当に無限を感じる。可能性の塊。

このゴチャ混ぜ感。なにかに似てませんか?

インターネットを山や草原だとして。

調べる人を蜂に例えて、知識を花に例えたら。

インターネットの知恵は百花蜜だと言えませんか?

言えますね!!!!!!


1人1人が違う知恵と言う蜜を採取して、千差万別の百花蜜が集まる場所。

noteはそんな場所だと言えませんか?

言えますね!!!!!!

 

だから私は私の百花蜜をここに記録しようと思います。

ネット上で見た誰が考えたのか定かじゃないけど面白いなぁと思ってメモしていた事とか、

何かの本で読んだのか、誰かから聞いたのか定かじゃないけど、記憶に残った面白いなぁと感じた事柄。

自分でぼんやり思ったまとまらない気持ち。 

なんの本で読んだか、どなたが言ったかわかっていて、それでも知って欲しい感銘を受けた言葉。

などなど。を記録しておく場所。

それが百花蜜備忘録です。

このタイトルをつけたいが為に長々と理屈をこねくり回しました。

…それってまんまnoteの事じゃん?

そうとも言えますね!!!!!!


手帳に書きなぐったけど、見返さないまま眠りについてる言葉を見返す名目もできるし。

こっちに書いとけばどの手帳の何ページ目に書いたかわけわからなくなってる情報の整理にもなる下心もあります。

めちゃくちゃ回りくどいですがここからが本題で、私の百花蜜です。 


・「世の中ナメック星の努力メンドクサイヤ人」をネットで見た時の衝撃。考えた人ワードセンス天才じゃないかと思った。


・likeには端的な意味がつきすぎてて神 like 人は変な感じとネットで書かれていてハッとする。

神は愛すること(love)しかできないって凄く面白い。


・納豆と豆腐って名前が逆だよね。


・サボテンの漢字がどちゃくそカッコいい。

「仙人掌」(サボテン科植物の総称)

「覇王樹」とも書くみたい。

ラスボス感が凄い。チーズのゴルゴンゾーラと同じ風格。


・「赤ちゃんは動きが大きいとわかりやすくて笑ってくれる」

明石家さんまさんの持論。テレビで赤ちゃんを実際に笑わせながら言った名言。

大人はあんまり動きがないから、大きく動いてあげるとわかりやすいんだ、と仰ってて凄く感心した。


・コンビニで思った、人を描く上で覚えておきたい事。

「歩き方にも生き様が出る。」

大工の方と会社員の方の歩き方は違う。良い悪いではなく、ただ生き方の個性として明確に違う。


・目黒駅は目黒区ではない。住所が品川区。面白い。


・江戸時代は玉子が高かったので、伝統的な日本料理は玉子無しで作るものが多い。

魚料理も野菜の煮物も卵に頼っていない。

日本食の歴史面白い。でも醤油が無いと詰む。  

・フットボールアワーの漫才で「後藤がタバコ辞めるなら俺しょうゆ辞めるわ」という岩尾さんに対して、後藤さんの「お前マジか!この国でしょうゆ辞めるリスクエグいぞ!!」の台詞を聞いた時、発想と視点に本当に感心した。


・グリーンランドとアイスランドは名前交換して。


・養老孟司さんの「辺境は国際的である」という文章が面白い。国があったとして、中心地に行くほどその国の色が強いが、国境付近は2つないし3つの国の色が混じってる。大陸の色んな国に行った人だけが感じ取れる素晴らしい視点だと思う。


・もうすでに誰かがやっていたとしても、自力でたどり着いた答えならば誇れる。そのすでにやっていた人を見ながらではなく、ちゃんと自分で発見できた事はきっと揺るがないと思う。早い者勝ちの世界で、順番をつけるならそれは一番ではないんだけど。でも自分にとっては価値のあるものだと胸を張れる。強くそう思う。


今回はこのくらいで。

他の方の記事という百花蜜も楽しみながら、また折りに触れて続けたい。楽しい。

あと蜂が蜜を吸う写真が欲しくて今日撮りに行った時にとれた蝶の写真もせっかくだから貼ります。

画像1

可愛いよね。蝶。

百花蜜の名前の記事なのにタイトル写真がミツバチじゃなくてクマバチなのは内緒だよ。

次からは大人しくみんなのフォトギャラリーを使わせていただく事にするよ。

ここまでご覧頂き本当にありがとうございました。



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