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毎日3回満たされる

同世代の女性であればおそらく誰もが知っているであろうレシピ本「作ってあげたい彼ごはん」の著者SHIORIさんのオンライン料理教室L’atelier de SHIORI Onlineを受講しだして約2年。
料理をすることが生きがいになった私。

料理好きの両親の影響もあり、もともと料理は好きだったが、レッスンを受講するまでは毎日の献立を考えることが億劫だったし、仕事で帰宅が遅いと作る気にもなれずスーパーのお惣菜やコンビニ弁当で済ませることも多かった。
(もちろんスーパーやコンビニのお惣菜もおいしいし、今でも大好き!)

それでもその生活に何の不満もなく、夫は朝ごはんは基本食べないスタイルで(私はデスクでコンビニのサンドイッチやおにぎり)、昼ご飯にお弁当を作るわけでもなく、帰りが早ければ自炊という程度。
といっても夫婦揃ってお酒好きだったこともあり、2人で飲みに行くことも多く、自炊をするのは週に2度程だった。

そんな生活が一変したのはコロナ禍での初めての緊急事態宣言。
夫婦揃ってリモートワークとなり、私も妊娠初期だったこともあり、家に引き篭もる日々が始まった。
週に2度程しか自炊をしていなかったのに、急に毎日3食作る生活が始まり、最初こそ「今日はごはん何にしようか〜」と楽しんだものの1週間もすると徐々に辛くなってきた。
レパートリーの少なさからクックパッドを眺める日々にうんざりし、同じような味付け・料理が並び、‘ おいしい ’と噛み締めることもなくなっていった。

ただ、そんな生活は緊急事態宣言解除の後私の会社ではリモートワークがなくなり2ヶ月で終了した。

そして半年後、無事に息子も生まれ里帰りから帰ってきた私にまたあの悪夢のような日々が戻ってきた。
しかも今回は3時間おきの授乳と睡眠不足も重なって状況は悪化。

そんな時にSHIORIさんが公開した『料理がつらいあなたへ』というnote。

そこには私が抱えていた悩みが全て記されてあり、心のモヤモヤを言語化してくれたようで、読んだだけでも気持ちが軽くなった。
運営されていたオンライン料理教室にもとても惹かれたが、まだ息子も生後2ヶ月半と月齢も低く、習い事をする余裕は今の自分にはないなとこの時は入会は断念。

月日は流れ2021年8月、子育てのペースも掴め、終わりが見えてきた育休中に何か新しいことにチャレンジしたいという想いが芽生えた時、私の頭の中には‘ SHIORIさんの料理教室 ’一択だった。
すぐに夫に相談し、入会。


それからの私の毎日は一変。
作りたいものが溢れていて、あんなに苦痛だった献立を考えることが楽しくて仕方なくなったし、スーパーで旬のものや新しい食材に出会えると嬉しくなった。

何より変わったのは、家族での食事の時間。
‘ おいしいね ’と何度も言いながら食べるようになったし、そのおかげで会話も弾む。

レッスンを1つ1つ積み重ねていくうちに、‘ こんなのもつくれた ’という自信も積み重なり、毎日3食 ‘おいしい’ と自分の心も満たせるようになった。
暮らしに色がついた、そんな感覚だった。


仕事が好きだったし、ずっとバリバリ働いていたかった私にとって、夫の駐在に帯同することでキャリアを断念することはとても辛い選択だったけれど(もちろんオランダで生活すること自体はとても楽しみだった)、レッスンのおかげで仕事を辞めても私は毎日心が満たされている。

何よりSHIORIさんの人柄が好きだ。
2年前入会を決めた自分の選択に‘good job’!
そして今もレッスンが続けられる環境(夫)に感謝。

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