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国と国のことについて 愛で変えたい  ヨンハさんとジョンヒョンさん(3) ~最終章~

女神ヒガンバナ(日本の神様)
    日本に弥生人が本格的な農耕を持ち込んだ、、それは知っているで 
    しょう?それは感謝していいことなのよ。
カホ) 弥生人っていうのはもしかして当時の韓国人のことですか?
女神) そう。正しくは韓国人とはいわないけど。
カホ) 農耕文化を持っていたんですね。
女神) そうなの。だから、韓国人が文化を持たないって、のちの人が作っ
    た嘘なのよ。
    知っての通り、弥生人というのは、がまんづよく、品がある。
    そういう性質をもっていた。
    今の韓国人も、もともとのベースにそれをもっている。
     日本に来たスターたちも、韓国の性質と別れた存在でなく、韓国の
    善の部分があらわれた存在なの。
    彼らは品があるだけでなく、” 気品 ”にまで昇華させた、、。
    この気品を日本に取り入れよう、、という計画があった。
    秘密ではないけれど、事前に相談がなかった。
    勝手にやってきた、、という印象を持った方もいらっしゃったの。
kaho) こういうのは事前に相談がないものなんですか?
女神) 普通はあるんだけれど、ご存じのとおり、日韓関係は鎖国状態に
    あったの。十中八九ことわられるだろう、、と思ったのね。
    鎖国状態をなんとかしようとしたの。この場合は日本のために。
kaho) まるで、黒船の来航のようですね。
女神) そうね。(笑)
kaho)      みつぎものをいっぱい持って。
女神) そうなのよ。
kaho) 日本のためにというけど、日本はこの時代どんなだったんだろう。
女神) 霊的には閉塞状態だったの。新しい文化がうまれるのがむずかしく
    なっていた。文化を生み続けるというのは奇跡なの。
kaho) たしかに何のために働くのかわからない。
    心が疲弊した時代だったかもしれない。
女神) 競争ばかりがクローズアップされた時代、気付いていたか知らない
    けど、高度経済成長の頃より労働条件は悪かったの。
kaho) 彼らはどうして”気品”を持ち込もうとしたのだろう。
女神) ”気品”が失われていたからよ。本当にシンプルな理由。
kaho) でも、彼らを恐れた人たちがいるんですね?日本が変えられてしま
    うと思った?
女神) 彼らを恐れた人たちは、、もっと競争させたかった。強くしたかっ
    た。弱くなるんじゃないか、、ってそこに嫌悪感を抱いた。
kaho) でも、韓国も競争社会ですよね?
女神) 韓国と日本、どちらも解決しよう、としたの。
ヨンハ)僕は知らされていなかったけれど、すぐに気づいた。自分の国を
    かえる力が自分にあるとは、思っていなかったけど、韓国の問題点
    は知っていた。日本に来ることになって、日本も全くちがう問題で
    行き詰まっていると気付いた。
    まさか、僕が日本に受け入れられるなんて全く想像もしなかった。
              誰にとっても予定外のことだったのだろう。
    人々が傷ついた心をかかえてるのを知って、愛でいやしたい、、と
    思った。これは本当なんだよ。
    僕たちは必ずしも、善という存在でなく、もっと人間的なんだ。
    愛で癒やすーこれは言葉にするより簡単ではなかった。
    前世、このような社会に身を置いていた僕は、人々のつらさが
    わかっていたつもりだった。人と話すときにも、冗談をいうときに
    も、”愛”を念頭においた。
ジョンヒョン)僕もだよ。
ヨンハ)僕は他の生き方を選ぶこともできた。
    でも、愛で生きることを選んだ。
ジョンヒョン)僕は僕の愛を捧げたんだよ。ありったけ。
        みんなが傷ついているって知っていた。
       僕は一生懸命にとりくむ姿をみんなに見せた。
       自分も傷ついていたのにね。
ヨンハ) 僕は、、僕がはにかむのは本当の姿なんだ。
     だけどみんなが喜ぶから、、。
kaho) サービスではにかんでみせたんですか?
ヨンハ) 、、、、そう、、、、。
kaho) 自分たちに気品があるって知っていたんですか?
2人) 知らないよー。そんなこと(笑)
kaho)      日頃から気をつけてることはあったのですか。
ジョンヒョン)あるよ。こころの中を汚くしないこと。
ヨンハ) 同じだね、、。こころの中をきたない言葉で埋めないこと。
kaho) やっぱり悪口いわないことなんですね。礼儀のこともありますね。
ジョンヒョン)人間だから色々あるよ。
ヨンハ) そこに甘えちゃいけないけど、僕たちも同じ人間なんだ。
     べーって言いたくなるとき、あるよ。
     もうひとつある。、、勉強すること。
     社会の中での自分、、役割を保つこと。
ジョンヒョン)日本人の女の子、勉強しなさすぎだよ。
       いろいろ、うのみにしすぎ(笑)
kaho)         でも、人々は癒やされて、、成功したんじゃないんですか?
ヨンハ) どうだろう、、みんなもう、僕のことは忘れたかも。
ジョンヒョン)おれのことも、、忘れたかな、、。
kaho)         ヒガンバナの女神様、彼らのこと、私たち、、忘れたと思います
     か?
女神)  おそらく忘れられないでしょうね。
     あんなにしてくれたことを、、。
ヨンハ) 本当に?またがんばろうかな?
ジョンヒョン)おれは他の場所に生まれるけど、みんなのことは忘れない。
kaho)  日本もだいぶ様変わりしたと思う。
     時代の流れかと思っていたけれど。
女神)  時代の流れだけでは、人は変われない。
     彼らの苦労もすこしは報われたのかな。
ヨンハ) キセキをおこすのは、たやすいことじゃない。
     日本人に会えてよかった。
ジョンヒョン)僕は、、ある場所に生まれて、その場所を変えなきゃ
       いけない。不安でいっぱいだよ。
       応援しててくれる?
ヨンハ) その場所をいい場所にするのはひとりひとりなんだ。
     あなたの場所が、愛のかなう場所であるように。
     今つらいところにいるのなら、あなたがすこしでも
     癒やされるように。
            願いをこめて ヨンハより






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