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言葉の個性を磨いて並べて飾る

自分が伝えたいことを言葉にすると安っぽくなってしまうと感じるこの頃。
頭の中からアウトプットすると、なんだか陳腐だし嘘くさく思えることもある。難しいなぁと思うけど、言葉って奥深くて面白い。

熱量やニュアンス、頭の中で考えていることをそのまま言葉に変換してスラスラと話したり文章で伝えられるようになるにはどのくらいの修行が必要なんだろう。ブログ、ツイッター、映画の感想、初対面の人との会話、就活や転職の面接、送別会の寄せ書き、自分の言葉で伝えるあらゆる場面で、秀逸なコメントや粋なメッセージが出てくる人。どんな風に生きてその感性を磨いてきたのかな?と気になってしまう。そして話してみるとやっぱり、本が好きとか、漫画が好きとか、歌が好きとか、言葉にまつわるカルチャーにかなり詳しかったりする。時間を充ててきたもの、積み重なった経験がその人の持つ言葉に影響している。思い通りに上手く話したり、文章を書くには、シンプルにもっと言葉を吸収して、もっと使っていくことだなと。

小さな頃はまわりの環境から自然に言葉を得ていくけれど、大人になれば自然に得ていく他に、自分から新しい言葉を集めていくことができる。そして辞書になるくらいたくさんの集めた言葉の中から、自分で取捨選択して、好きに話したり文章を書いたりできる。恵まれていることに今の自分は、好きな本や文章を読んで、映画をみて、家族や友人と会話をし、たくさんの新しい言葉を吸収することができる。また、インプットしたら、日記やnoteに書きものをしたり、会話することで、簡単にアウトプットできる環境にいる。改めてありがたいなと思って、日々読んで読んで、書いて書いて、自分の言葉を磨きたいと考えている。

言葉をインプットする新しいアイテムとして、手帳とは別のメモ帳を持ち歩くことにした。これは、好きな言葉を忘れないように書いておくメモ帳。めんどくさいけどiPhoneの中じゃなくて手書きでかく。メモ帳がいっぱいになった時はきっとコレクションをパラパラ眺めていい気持ちになると思うから。

それから、noteは言葉を磨いていくのにぴったりの場所だと思った。読みものは溢れるほどあって、よりプライベートな内容だったり、個性の出る長めの文章が綴られているから面白くて、たくさんのインスピレーションを受ける。知らない人の独り言、というよりも、知らない人の頭の中覗いているような。そして余計な広告もなく読みやすいところがとてもいい。自分が書くのにも、知り合いもいないから、変に気にしたり、力みすぎずに好きなように伸び伸び書ける。そして書いたものは並べて、絵と一緒に飾っておける。

読んで聞いて見て話して書いて、の行動を繰り返して、自分の言葉を磨いて、時々人に贈ったり、何かに書いて飾ったりする。こんなことをおばあちゃんになるまで楽しみたい!と思っている。

今日の絵は、個性様々な花器と植物。人間みたいに入れ物も中身もそれぞれの個性がある。その組み合わせも楽しい。お花はステキだけど毎日買えないから絵でかいてちょっと満足。

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mumukaho

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