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死なないためのノート

今日久しぶりに会った彼からの質問はドキッとするもので優しくて温かいなと思うものだった。
佳歩にとって生きている状態ってなに?

やさしい愛を見つけたその瞬間を見逃さないことだと思う。
と答えた。
今は?
今はできていない。

特に最近は仕事のことでいっぱいいっぱいになっていることがもう十分過ぎるくらい彼には伝わってしまっているようです。
体は元気なんだけど、組織のこととか組織における人のこととか、会社の人のことを考えれば考えるほど尊敬や理想とはかけ離れているところにいる人たちだなということが明確になり、それに対するモヤモヤと苦しみで心はすっかりカピカピになってしまっている。

こんな状態じゃ、やさしい愛なんて見つからない。見つかっても、心に浸透していかない。
すなわち、私は死んでいる。

この毎日のノートを見ていただけばわかるように、調子が良い時とそうじゃない時が一目瞭然。かつ、佳歩度の高いものとそうじゃないものも一目瞭然。
読み手の皆様にはほんとに申し訳ないけれど、それらのどれもが私で、このノートたちを見れば自分が生きているのか死んでいるのか、私自身がわかる。
死んでいる時がわかる。
すなわち生きている時もわかる。
死んでいる時は無理せず死んでいることを受け入れる。そのうち生き返る。
死んでるねって、ただ彼の言葉で伝えてくれたのはとてもありがたいことだった。ついでにいうと怖くて見てらんないそう。そこまで怖いところにわたしはいるんだって、それでいて間違い無いんだと思えた。危ない危ない。

そしてさらに私が不安に思って死んでいた大きな理由についてもわかった。
予定や新しい環境の様子が未確定すぎるために、想像力を膨らませたり様々なことのバランスを取ろうとすることさえもできないこの状況が原因だということがわかった。

自分が死ぬことなく、この会社でみたい景色を見るためには常にいろんなことのバランスを取り続ける必要がある。それができない今がなんだか苦しいようだ。

なんとなく、1週間後にはコツをつかんでいるような気がするから、時が経つのをもう少しだけ待ってみようと思う。もう少しだけ。

どうやら彼には、私が書いているこのノートは死なないためのものみたいに見えるようだ。
私はこのノートを自分らしく生きるための道しるべだと思っている。
どちらも正解だと思った。

ちゃんと言うって決めたからっていって、向き合って考えて伝えようとしてくれる誠実で優しい彼といる時間は、私は生きていると思う。生き返ると思った。
ちなみに、お腹は壊した😊

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