船の上に船乗せたら転覆

会社に入ってよく感じることは、結局のところ人の船に乗っているんだなってこと、
舵とる人が右〜って言ったら、たとえ左だと思ってもそっちには進めない、だって人の船だからね。
人の船だから舵とらなくていいし、ご飯出てくるタイプの船だし、めっちゃ楽、

でも厄介なことに、わたしはわたしの船を作ることが好きで、海に出て冒険、まではいかなくても散歩や旅をすることが大好きで。
そうやって生きてしまっている中で、私はわたしの船を持っているタイプだと気づくのです。

大学生の頃、一緒にゲストハウスをやろうと言っていた親友と別れた理由も、結局のところこれなんじゃないかなって。
それぞれの船があって、それをリスペクトできる距離感が離れることだったんだと思う。
お互い、思いっきり自分の船を漕いでいる時はとても生き生きしているし、わたしは親友のそういう姿がたまらなく好き。
もうそこに乗り込もうとはしないけど、近くを浮かべたらとても気持ちいいなと思う。

今日その友達と話していて、
「船に船乗っけたら転覆するよね、笑」
って言われてもうその通りだと思ったのです。

わたし今、転覆スレスレ。
わたしのDIY中の船がしっかりできた頃にはちゃんと転覆して、否が応でも海に出る。
だから夢中になるべきことは、考えることは、心の船を作り込むこと。
超快適で、安全で、小ぶりで、可愛くて、愛される船にするんだ。