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ウイルスが国境をなくしてくれたらいい

なんとなくですが、今わたしは地球がウイルスと戦っている、というよりは向き合っているように感じます。

今まで歴史や戦争を学ぶ中で、国境がなくなればいいのではと思うことはたくさんあったし、実際にそう話して留学に旅立つ友達も何人も見送った気がする。音楽は世界共通言語だからといって歌を歌う仲間もいる。


タイの2日目には、ギップという女の子と、レモンという女の子と遊んだ。多分あだ名しかお互い知らないから本当の名前は知らないけど、それでいいと思っている。


私たちはお互い学生だったから、そんなにお金があったわけではないけれど、ギップとレモンはタイの街をたくさん案内していくれた。タイの屋台で流行っている食べ物をさっと買ってご馳走してくれたり。

私たちが初めてのタイのあれこれにおっかなびっくり喜んでいる姿を見て笑ってくれる。

それが嬉しくて私たちも笑った。

(もうスコールでお化粧も落ちて髪もボサボサになっちゃっているけど、美味しいものの前ではいい顔しちゃう私たちです。🐷)



こんなに、時間とお金と気持ちをこめて遊んでくれたことが嬉しかったと同時に、こんなにしてもらっちゃって申し訳ないな、くらいに思っていました。でも、レモンがひとことね。

「わたしも幸せだったよ」

と言ってくれたのです。


たった1日遊んだだけなのにね、とびきりおもてなしをして、とびきり笑顔にして、それを見て、わたしも幸せだったと言える人でありたいと心から思えたし、そういう気持ちにやはり国境はないのだと思った。




二人にはお礼に日本のカードを渡しました。日本語を勉強する二人へ感謝の気持ちを込めて。後折り紙も一緒に折った。

わたしも幸せだったよ。自然とそう思える時間だったのは、あなたに出会えたからだったと思う。


ウイルスが大変だけど、どうか無事で元気でいてね。そう思う気持ちに国境を感じない。だから今はきっと、世界が一つになれるチャンス。元気でまた会おうね〜〜〜〜





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