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あなたは愛されていい

あなたは愛されていいんだよ、
あなたは当たり前に愛されていいんだよ、
生まれてから、思えば誰も教えてくれなかった。
そんな当たり前のこと、
そんな大切なこと、
自分で気づかなきゃいけないんだね

わたしはたしかに愛されて育ってきた、愛されすぎて素直に受け止めきれないことも多かった。
ありのままを愛されるたびに、このままでいいわけがないと世界を求めた。
世界に飛び出せたのは、愛されていたからだって今ならわかる。





意識を持って愛を辿ったのは確か高校生の頃、15歳かな。超絶厳しい合唱部に入って、ひたすら厳しい練習をしていた。なにもわからず、初めての大会を迎えた。

1番厳しかった先輩が、「入ってくれてありがとう、後輩のみんな一人一人が宝物です。絶対に全国の景色見に行こう」と言ってくれたのです。

なんか、愛を感じたのです。
小学校、中学校、塾、習い事、家、そんな狭い世界で生きてきたわたしが、初めて社会で愛に出会った瞬間だったかもしれません。



それからというものの、友達を選ぶときも、家族と過ごす時も、なんとなく愛のある場所におりました。そういう暖かい場所がすきで、高校生の頃ギターの弾き語りで組んでいたユニットの名前はひだまりと名付けました。笑
大学に入って、泣きながら語り合ってハグをして、私を愛してくれる友達に出会いました。何度喧嘩別れをしても絶対に愛し合えている存在にも出会いました。触れなくても、愛ができることを知りました。もちろん、恋愛もしました。私を、愛してくれる人にたくさん出会えました。
そういう人たちのそばにいなくても、時々しか会えなくても、そういう存在に出会えたことで、私は私のことを愛していいんだと思いました。
ちょっと乱暴にでも、全力で愛してくれる人たちに出会えたから、私は愛されていていいんだと、自信を持てた。




愛されることって気持ちいい。

わたしは、愛されていいんだ。素直に思えるようになった。
たくさん愛を注いでくれた家族と過ごす時間が大好きだし、
愛のある場所を嗅ぎつけるのが得意で、そこでニコニコしたり歌ったりするのがすきで、
愛し会える友達のことを遠くからでも思っているのは幸せで、会えたらもっと嬉しくて。

愛に素直に夢中でいたから、
わたしは、愛されていい存在なんだってはじめて、わかった。
競争社会、自己肯定感の低下、諦め、誹謗中傷、わたしが受けてきた教育は、どちらかというとこういうものに近かった。怖かったし辛かった。
受験に2回も落ちたし、父母にひどい言葉を言ったことも忘れられないし、いじめられたし、友達のお母さんにたくさん嫌みを言われたことも、なんか忘れられない。



「たくさん愛されて、すくすく大きくなってね、太陽の光を浴びて育つ木と同じ、愛されるって当たり前のことだよ。」



もし、一度でも過去に戻れるなら10歳くらいのわたしに伝えたいな。
あと、これからの人生でこの言葉が必要だと思った人には、ちゃんと言葉にして伝えたいんだ、だって、たぶん、誰も教えてくれない、でも、絶対に忘れちゃいけない大切なことだから。

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