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【Vtuber】「Vtuberへの誹謗中傷」と「未来」

以下のようなニュースが飛び込んできた。

3年半前に言ってることですが、Vtuberに対しての誹謗中傷は現実の配信者を誹謗中傷しているのと変わりがないのです。「精神の傷はバーチャル(仮想)ではない」というのは、当たり前のことで、いくら体が傷つかなくても、心は傷つき摩耗します。それは現実でのいじめやパワハラと変わらないものです。

Googleは「バーチャルな世界のやりとり」として、Vtuberに拒んでいるようですが、だとすればネット上での誹謗中傷はすべて「バーチャルの世界でのやり取りとして応える必要はないということ」に相違ないのではないでしょうか。

メタ的なことではあるのですが、Vtuberは、アニメやゲームなどのキャラクターコンテンツとは違い、実際にそのキャラクター・アバターとして「生きて」います。心があります。批判をされれば当然傷つきますし、疲労もあります。逆に励まされることや喜びも感じるでしょう。だからこそ生きているのです。

バーチャルという言葉の意味を「実質的」という本来の意味としてとらえれば、簡単にわかると思います。現代におけるネットや仮想空間は紛れもなく「もう一つのリアル」なのです。Vtuberだけではなくネットを利用するすべての人が、もう一つのリアルを認識するべき時なのではないでしょうか。

最近、メタバースが大きく取りざたされるようになってきましたが、バーチャル空間をリアルの一部として感じる機会が多くなっていくのにも関わらず、ネット上をあくまで「仮想」としか扱わないのはいかがなものかと思います。今回のVtuberの提訴をきっかけに真剣に向き合わなければいけない問題だと感じます。


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