嘉兵衛の公開記

思いついたことや思い出したことを日記のように書き連ねていきます。

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最近の記事

家事と食事の神隠し

「大豆の水煮」の裏に「チリコンカン」のレシピが載っていた。耳にしたことはあるけれど、その実態が謎に包まれた食べ物の一つ、チリコンカン。調べたら、どうやらメキシコ出身らしい。 夜22時を過ぎてまでもビーンズカレーを作ることを決めたのに、呪文のように「チリコンカン」とつぶやいていた。 湯婆婆から「今夜のお前のレシピはチリコンカンだよ」と言われ、本当に食べたいものを忘れてしまっていたのである。 記されたチリコンカンは、わりとカンタン。 オリーブオイルでタマネギ1/2とおろしニン

    • Boom!な鹿児島旅行

      こんばんは。嘉兵衛です。 サムネ写真のとおり、2023-24の年末年始は鹿児島へ旅行してきました。 旅行のテーマは主に3つ。「かすたどん」「霧島温泉」「九州新幹線」です。 かすたどん 中学の修学旅行の行き先は鹿児島でした。 その時に食べた「かるかん」や「さつまあげ」はもちろんおいしかったのですが、特に心に残ったのが「かすたどん」です。 かすたどんを初めて食べたときの感想は、小説のワンシーンのように記述することができます。あえて書きます(え、書くんだ)。 「ふんわり

      • 2023年の私的10大ニュース

        年を重ねるごとに、時間の流れが速く感じられるようになった。 加えて、その感覚がとてもあいまいになってきている。 「あれは、数年前のことじゃった…」と回想されるような出来事が、実は今年のイベントであったことに驚かされたりする。 そんな日々を定点観測する絶好の機会が年末であると思うので、双眼鏡を片手に、今年一年を振り返ってみよう。 ①資格を取得冒頭で数年前のことだと錯覚していたのは、何を隠そう、資格のことである。 今年の2月に受験して、3月に合格通知が届いた。しかし、ここま

        • ありがたいお言葉とその敵

          四半世紀くらい生きた。 失敬、もう少し長く生きている。 おじさんにしては若いかもしれないが、お兄さんではない。 若さとは青さであり、春であり、今となっては一つの過去である。 もう青くはない。 「三十にして立つ」とは言うけれど、なんとか両足で踏ん張っている状態だ。 漠然とした不安に苛まれることも稀にある。いや、ときどきある。よくある。 そんな時には、これまでにいただいてきたありがたい言葉を思い出す。 若い頃の苦労は買ってでもしろ これは亡き母方の祖父の言葉。母からの伝

        家事と食事の神隠し

          ビーフシチューから考える、私の思考様式

          料理を作るのが好きだ。 でも、ありものでパパッと作るという芸当はまだできない。 レシピ本や動画を見て、そのとおりに作る。 だから、「暮らしに馴染む料理」というよりは、むしろ「料理に合わせて時間をとる」みたいな話になる。 時間だけではなく、お金もかける。飲食店や子育て中の家計では、きっと割りに合わないだろう。 毎日何かを食べる。そのために料理を作らなくてはならない。どうせ食べるのであればおいしいものが食べたい。しかし、毎日おいしいものを作って食べるには、お金と時間と労

          ビーフシチューから考える、私の思考様式

          ワイより始めよ①

          休みの日に、とある場所で演奏をさせていただいている。 演者と聞き手の境界線はあいまいで、来られている方の多くは、歌やギター、ベース、キーボード、笛など、何かしらの特技を仕込んでやってくる。 私はギターの方とともに、アイリッシュを中心とした演奏活動をしている。 当初はトリオの予定が、今しばらくデュオで航海を続けている。 お相手は経験豊富でジャンルは何でもござれ。 他方、私は駆け出しの笛吹き。 そんな具合に演奏活動を進水させているわけだが、そこのマスターからある問いをい

          ワイより始めよ①

          ツギハギカタストロフィ

          イスラエルのニュースを見た。 今回のカタストロフィをどう捉えればいいのか、立ち止まって考えている。 たしかに自分の日常とあまりにもかけ離れている。 昨年から続いているウクライナ危機も、今のところ映像と活字の範疇に収まったままのように思える。 しかし、よくよく考えてみると、外交レベルのニュースが私たちの暮らしへ影響を及ぼしているのは確かなのだ。 例えば、物価高騰である。 外交→貿易→物流→購買→生活→消費というチャート図を書き起こしてみる。 車を走らせるガソリンやこれから

          ツギハギカタストロフィ

          すでにオキニのマグカップ

          2016/Shigeki Fujishiroのマグカップを購入した。 陶磁器で有名な佐賀県の有田焼。 デザインが洗練されていて、スペシャルエディションという感じ。 数年前から欲しかったもので、地域文化商社「うなぎの寝床」の店頭へ様子を見に出掛けては、買わずに帰るということを繰り返してきた念願の品である。 ようやく、ようやく我が家にお出迎え。 ようこそ。朝晩は冷えるようになってきましたね。 お布団準備しときました。 どうぞゆっくりおくつろぎくださいね。 なんて言いた

          すでにオキニのマグカップ

          noteの船出

          はじめまして。嘉兵衛と申します。 自己紹介エントリーみたいなものを書いてみようと思います。 嘉兵衛というペンネームは、高田屋嘉兵衛という江戸中期の豪商から(勝手に)いただきました。 商人のような仕事をしているのと、昔のあだ名であったことが名付けの理由です。 高田屋嘉兵衛は、廻船問屋として財を成し、北海道の函館には記念館があります。 (一度を足を運びましたが、残念。休館日でした) 嘉兵衛が故郷の淡路島から日本海へ船出したときの気持ちと、こちらのエントリーを書く心情を重ねて