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農家という生き方にあこがれて

家業イノベーション・アイデアソン2022に参加している家業イノベーターの方々について、みなさんにもっと知っていただくべく、事務局はるかがお伺いして、インタビューさせていただきました🎤

今回は川島拓さんを特集!

家業イノベーション・アイデアソン2022では、発信力の強化と新しいパッケージの開発に取り組む川島さんにインタビューしました!田村きのこ園を第三者承継し、きのこ農家として福王しいたけを栽培している川島さん。今回は笠間にあるきのこ農園にて、きのこ農家になるまでの経緯と農家に対する想いをたっぷりお聞きしました。

>なぜ農家だったんですか?

大学1,2年のときからずっと、農業をしたいと思っていました。学生時代にいろんな農家さんと関わる中で、自分が作ったものをおいしいと食べてくれる方に届ける仕事に生きる力を感じ「農業は豊かな生き方だな」と思うように。そこから農家を目指すようになりました。結果的にはきのこ農家を第三者承継しましたが、最初はゼロから自分で野菜をつくろうと思っていました!

>田村きのこ園を継ごうと思ったのはなぜですか?

大学卒業後は、一度就職して社会経験を積んでから農業をやろうと思い、日本政策金融公庫に入社。北海道に配属され、地域のいろんな農家さんを担当しました。学生時代に農業従事者の経営発展について研究していましたが、日本政策金融公庫では農業の経営について現場で学ぶ機会になりました。

ある程度経験を積んだのち、茨城で農業を始めたいと思い、自分のルーツである茨城に戻ってきました。しかし何もなしに農業をスタートするのは難しく、笠間市の地域おこし協力隊として地域の農業振興に携わりながら就農を目指すことに!常に公募があるわけではない中で、笠間市の公募を見つけることができたのはタイミングがよかったと思っています。

地域おこし協力隊として田村きのこ園に出会い、お手伝いさせていただく中で「このまま田村きのこ園がなくなるのはもったいない!自分がこの福王しいたけを残していきたい!」と思うように。地域おこし協力隊の任期を終えたのち、田村きのこ園を第三者承継することにしました。

>実際にきのこ農家になってみていかがですか?

今は先代の田村さんと一緒にやっています。経営面や人事面を整えながら、自分がいなくても続いていくように、もう少し人を増やせるようにしたいと思っています。農家としてやっていく中で、改めて協力隊時代の地域とのつながりの大事さを実感しています!

また、直売所をオープン。まだ未完成ではありますが、県内外から足を運んで購入してくれる方々と交流できることをうれしく思っています。これから直売所を完成させて、より多くの方々にご利用いただけるようにしたいです!

>これからのビジョンは?

今はまだ始めたばかりで大きなビジョンはありませんが、続けて残したいという気持ちが日々の原動力になっています。100年後もこの味を残していきたいと思っています!

農業に関わりたいという方を応援しながら、まだ興味を持っていない方も農業の世界にひっぱり込みたいです!そしてこれから農家を目指す若者には、私のようなステップで農家になる道もあるということを知ってもらいたいです!!


私はるかがインタビューしてみて

働くことは生きること。想いややりがいを持って働くことが、生活を豊かにする。そんな根本的なことを再認識させられるインタビューでした。規模を大きくすることよりも、自分も周りの人も幸せになれる規模で経営していき、自分の想いに共感してくれる仲間と一緒に働いていく。川島さんの農家として生きることへの強い想いが、田村きのこ園の伝統を大事にしながらイノベーションを起こしていきたいというパワーにつながっているんだと感じました。


次回vol.4、いよいよ開催!

vol.4では、9〜11月で3回のアイデア出しを経て設定したアクションプランをもとに、家業イノベーターが11〜4月の間で取り組んできた成果を報告します。またその報告をもとに、7月に開催する最終報告の場であるサミットに向けて、さらにアクションを加速するべくアイデア出しを行います!

お申し込み / 詳細はこちらから👇
https://kagyo-innovation-ideathon-2022-4.peatix.com


中井 遥

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