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㊗️藤田さんペントアワード銀賞受賞!

『家業イノベーション・アイデアソン2020』に家業イノベーターとして参加した株式会社常陸風月堂 藤田浩一さんが、この度ペントアワード フード・グルメ部門にて銀賞を受賞されました🎉

*ペントアワードとは?
世界的に優れたパッケージデザインを表彰するため、2007年から毎年実施されている賞である。

Wikipedia

【ペントアワードを受賞してみて】

まずは万羊羹のクラウドファンディングを支援してくださった方々、プロダクトに関わってくださっている方々、日頃から応援してくださった方々に感謝申し上げます。

受賞は率直に驚きました。
過去の受賞企業が大手ばかりでうちみたいな小規模企業が受賞出来るとは思ってもみませんでしたし、このペントアワードがデザイナーが一生に一度受賞出来るかどうか?の難易度で世界60ヵ国というワールドワイドな賞というのは受賞してから知りました。「万羊羹に箔をつけてあげたい。」「とりあえずやってみよう!」としか考えていなかったので。笑

おかげさまで、実際にイギリスでの授賞式では別世界を経験することが出来ました。ただ、そこで感じたのは危機感でした。
日本が世界から取り残されていると身を持って体感し、人口が減っていく日本の家業はこれからどんどん世界に飛び出していかないと存続出来ないのではないか?と強く意識することになりました。

自分は「お菓子をつかって笑顔を世界中の人に届けたい。その笑顔の環を循環させたい」と考え行動しています。今回の受賞ではたくさんの方々に祝福して頂き、皆さんに笑顔になって頂けました。「規模が小さい、世界なんてもってのほか!」なんて思わず「とりあえずやってみる!」で行動してみるとどうにかなります。自分が望んで行動すれば望んだ未来が手に入ります。

日本には家業を営んでいる方々がたくさんいます。その人達が少しでも行動することが出来れば日本の家業の未来は明るいと思っています。


ここからは、ペントアワード受賞までの道のりとたくさんのチャレンジに込めた想いについて伺ったインタビューの内容を紹介します!

▶︎ 和菓子屋さんとして藤田さんが大事にしていることは?

立地的に不利なところにあるからこそ、味にはこだわっています。これは、常陸風月堂が先代から大事にしていることです。おいしいものを作るにはおいしい素材が大事だと考え、一級品の材料を使ってこだわりのお菓子をつくっています。

和菓子業界では、価格ありきで考えてしまっているところがありますが、材料ありきで価格を設定したほうがいいものができるのは分かりきっています。おいしくないものをつくっても意味がないですからね。

▶︎ 今家業イノベーション・アイデアソンを振り返って、率直にどう感じていますか?

正直最初は、何を考えたらいいのかわからないまま参加していました。今振り返ってみると、アイデアソンが考えを整理するきっかけになったと思っています。いろんな縁や情報、アイデアをもらうことができ、万羊羹が生まれるきっかけにもなりました!

▶︎ ペントアワードを受賞するきっかけとなった万羊羹は、どうやって誕生しましたか?

アイデアソンでは、和菓子の単価をあげたいというところからアイデア出しをスタート。そこで、飯沼栗というおいしい栗があるという話を思い出し、高級路線でいけるとひらめきました。最初は6,000〜7,000円をイメージしていましたが、アイデアソン参加者に背中を押されて1万円の羊羹をつくり出すことができました!

万羊羹という名前は「万葉集」「栗を万(よろず)に使っている」「1万円」という3つの意味が込められています。万葉集がつくられた頃から茨城県は栗の産地であるということ、その栗をふんだんに使った1万円の価値がある羊羹であることをこの名前から伝えています。

▶︎ 茨城県北ビジネススクール最終プレゼン最優秀賞おめでとうございます👏

最優秀賞とったときは、本当に驚きました!周りからは期待されていましたが、正直自分では手応えがなく、数日間は実感がありませんでした。いろんな方からお祝いの言葉をもらったりメディアに掲載されているのを見て、だんだんと実感できるようになっていきました。

そもそも茨城県北ビジネススクールに応募したのは、アイデアソン参加者からのお誘いがきっかけでした。ビジネスに興味があって応募しましたが、グッドデザイン賞を走らせながら応募していたこともあり、正直めっちゃしんどかったです。アイデアソンで想いを再認識して挑みましたが「本当にやりたいことはなんですか?」という問いにすごく苦しめられました。

自己内省をし続けた中で「和菓子を通じて笑顔の連鎖をつくりたい」という考えに行き着き、人を幸せにする仕事をしたいんだという自分の想いに気づくことができました。お客さん、従業員、取引先、生産者など、関わってくれる人みんなに笑顔になってもらいたいと思っています。

自分が実際にチャレンジしてみて「しゃーんめ(仕方ない)」という茨城の県民性なのか、もう一歩踏み出せば世界が変わるのにそこをやらない人が茨城には多いと感じています。茨城県北地域に面白い人が集まってきたらいいなと思っているので、まずは自分が楽しくやる姿を発信していこうと思います!

▶︎ 大きな変化があった1年だったと思いますが…改めて、常陸風月堂として大事にしていることはなんですか?

3代目の肩書きは邪魔だと思っています。創業70年の和菓子屋の3代目という肩書きには、新しいアイデアを持ってきてくれる人はいないだろうと思うから。その枠から飛び出すために「新しいことに取り組んでいるよ」ということを表現したく、クラウドファンディングペントアワード県北BCPアイデアソンなどいろんなことに挑戦しています。

▶︎ 今後のビジョンや目標を聞かせてください!

5年後までに、海外に行くのが当たり前にしたいと考えています。和菓子だからこそ海外に行くという認識が広まっている状態をつくりたいです。そして、それをここ日立から発信することで、地域の活性化につなげたいと思っています。

最後に…1個でもかけちがっていたら今の自分はいないと思っているので、家業イノベーション・アイデアソンに出てよかったなと思っています。


インタビューにご協力いただいた藤田さん、ありがとうございました!
改めて、ペントアワード銀賞受賞おめでとうございます👏そして現在藤田さんは、県北BCPアイデアソンにて海外進出に向けて奮闘中🔥

家業イノベーション・アイデアソンでの1年間の取り組みは、あくまでイノベーションのスタートにすぎません。参加者との出会いやここで生まれたコミュニティが新しい取り組みのきっかけになればと思い活動しています。アイデアソン終了後もみんなで応援し続けます!!

現在シーズン4が絶賛進行中です!シーズン1〜3の家業イノベーターの活躍をこれからも追い続けながら、今シーズンの家業イノベーターとともに新しいアクションを起こしていきたいと思います。

「一緒に応援したい」「アクションしたい」という方は、ぜひ仲間になってください!!

中井 遥

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