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初めまして。神楽です。

初めまして、神楽(かぐら)と申します。
身分は学生です。性同一性障害を持つFTMとして生きています。
まだ慣れていないので、少しですが自己紹介したいと思います。
初ブログなので、下手ですがお付き合いください。

出生時は、というか今も性別は女です。
まだ戸籍においての性別変更ができておらず、見た目だけ「男性」でいる状況です。
そもそも自分は大学生で、手術ができる年齢ではないので、体は女性として機能しています。今は性ホルモン治療のみ行っています。
服装や髪型も完全に男性であり、大学では男性として色々接していただいています。

自分の性別に違和感を感じたきっかけ

小学校4年生くらいの時、自分の周りには男の子の友達がたくさんいて、ある日
「自分は男の子かもしれない。」とふと思ったことがきっかけです。
その時はただの自分の想像だと思ってずっと特に考えずにいました。
しかし中学に入学すると、恋愛対象が女性であることに気が付きます。
同じクラスの女の子が好きで仕方がありませんでした。いっそのこと告白しようと一時考えたこともありましたが、自分は髪型もロングヘアで、セーラー服を着ているただの女の子であると思い、断念しました。(今でもその子とは連絡を取り合っています。)
そして、男性を見るたびに「男になりたい」と思えるようになっていきました。

きっかけのその後

中学時代はずっと自分の性別に悩んでいました。
両親に相談しようと考えるも、気まずくなるかな…など色々考え、髪型は3年間ずっとロングヘアで我慢し、何より制服のスカートが本当に嫌でした。「最悪の3年間」でしたね…。
無事高校も決まり、卒業した後の春休み。入学内定した高校は奇跡的にも制服にネクタイとスラックスを追加できるようでした。
これはチャンスだと思い、両親に自分はFTMであるということを打ち明けました。
両親は快く受け入れてくれました。
春休みの間に髪型を男性のように短くして、イメチェンして入学しました。
当然、周りの人には驚かれましたね。対応が大変でした。
自分は偶然にも高校入学時には身長が170cm近くあったので、見た目はほぼ男性になることができました。

高校生活

高校側は自分のことをしっかり考えてくれました。
自分は全校生徒の前で性同一性障害であることを話したので、特にトラブルはありませんでした。水泳の授業などにもしっかり対応していただけました。
1年生の時に、同級生から性別についてのいじめを受けたこともありましたが、先生方が特別授業として性同一性障害についてお話ししてくださったお陰で、いじめは無くなりました。(本当に当時の先生には感謝しています。)
そして進路を決める時期になり、自分は「人の心の支えになる仕事をしたい。」と思い、色々調べてみました。
ある日、性同一性障害として生きることに苦しみを感じているという方をSNSで見かけまそた。同じFTMとして何か助けることはできないかと考えて、心理面から支えたいと思い、心理学療法士を目指すことにしました。
そして、心理学を専攻できる大学に無事合格。今在学する大学です。
大学でも自分がFTMであることを受け入れてもらえました。
男性として扱っていただいています。

終わりに

自分はずっと女性として生きることと葛藤していました。
ですが、何かをきっかけに行動してみることで、今を生きることができています。
性同一性障害は、れっきとした個性であると思います。自分の性別について悩む方はハッキリと周りに言ってみることが大切です。人には他人の性別を強要する権利はありません。自分が生きたいと思う人生を描いていくことこそ、真の幸せだと思います。
自分はまだ性ホルモン治療のみですが、いつか性別適合手術も受けて、完全に男性として生きたいです。
同じ性同一性障害で悩んでいる方を1人でも多く救えるように、これからも精進してまいります。このブログが心の支えになることを願っています。
気ままに更新していきますので、シェア等もよろしくお願いします(^^)

神楽

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