見出し画像

自分の2020年を振り返る

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年ということで、あいさつと去年の振り返りと今年の話と、いろいろまとめて書き記しておこうと思ったので久々に筆を執りました(実際はキーボードだけど)
まず、前回からかなり日が経ってしまったので、改めて簡単に自己紹介しておきます。

名前はかぐひなです。24歳でeスポーツで仕事しています。
好きなゲームは実際にプレイするならCoD、APEX、ウイイレなどなど、見るだけなら他にもいろいろ見ます。(PJS大好きでした、お疲れ様でした)

少し仕事について深堀りしておきます。
僕の仕事はeスポーツ業界ということで、ぱっと聞くと「プロプレイヤー」であったり、「出演者」のイメージも強いかもしれませんが、そのどちらでもなく、その大会やイベントを作り上げるスタッフという立場で支えています。
つまり、皆さんが去年や一昨年に目にしたイベントや大会も、そのどこかで僕がかかわってるかもしれないし、かかわってないかもしれない、ということです。

さて、そういった中で去年の1年は今後もなかなか体験できないであろう貴重な経験をたくさんした一年だったと思います。
ひとつひとつ詳しく追っていくとキリがないので、サラッと振り返っていきます。

◆1月~3月


年始は自分の好きなタイトルの仕事をできてとても楽しく、しかし苦しかった記憶でした。
当時は僕のツイッターも使って拡散してもらうように努めましたが、こいつうるさいな、と思った方もいたと思います、ご迷惑おかけしました。

好きなタイトルだからこそいいものにしたいし、みんなに楽しんでほしい。
でもそれにはコストもかかるし、バランスを見て上手くやらないといけない部分ももちろんありました。
そして、なにより大会の参加者数を確保して、選手も演者もスタッフもクライアントも楽しんでくれるコンテンツにしたかった。
そのためにいろいろ考えて、ひねり出したような大会でした。

結果としてはかかわってくれた人たちには楽しんでもらえたと思っていますし、さらに継続して大会をやっていくいい流れにはできたと思っています。
フォロワーの中にも参加してくれた方もいて、これまでコミュニティに属してはいたけれど、なかなかコミュニティを盛り上げるようなお手伝いはできなかったので、少し自分の中ではうれしかったのを覚えています。


また、これとは完全に別案件で、ほかの会社様とほぼ二人三脚の状態で一つのイベントを作り上げるようなこともありました。
これはこれでとても貴重な経験でしたが、なによりこれくらいの頃から「コロナ」が騒がれるようになり、裏ではなかなかにバタバタしていました。
そもそも大会は開けるのか、開けるにしても選手は集まれるのか、当日の環境はどうするか、などなどeスポーツ業界としてもいまだかつてない状況で、本当に大変でした。
これはどの大会やイベント、そしてeスポーツ業界だけではなく様々なところで同様の課題にぶち当たったと思います。

今では良くも悪くも慣れてきた部分があるので、皆さんもそこまでテレビや配信での人の距離などに必要以上の厳しい目を向けることはなくなってきましたが、このころは開催自体が悪になるような雰囲気すらあり、本当に難しい時期でした。
その中でもしっかりと対策を行い、安全に開催することができたのは関係者全員の努力のたまものであり、その先の未来につながるイベントになったと思います。

そして年度が替わるわけですが、ここで僕は新卒としての1年を終えることとなるわけです。
といっても、もともとグラデーションのように仕事の規模感や責任が大きくなっていたので、何かこれをきっかけに大きく変わるわけでもなく、2年目の僕はさらに大きな仕事を自分の手で作り上げる経験が増えていくことになります。

◆4月~7月


新年度になり、初めての後輩ができることになります。実は少し前から部署も新しくなり、メンバーもさらに少数になっていたので、そういった意味では環境的な変化も少しありました。
ここで少し全社的なお話も入れておきます。
さて、その中でコロナについても加速度的に脅威が広がって、リモートワークが推奨or義務化される会社も増えてきたのがこのころでした。
そしてそれは弊社も例外ではなく、新入社員たちも初日を除いてリモートワークとなっていきます。
もともと居た社員はこの時点ではすでにリモートワークだったため、一部社員を除いて新入社員に会うこともなく仕事が始まっていきます。
僕も新入社員とちゃんと顔を合わせたのはたしか6月とかだったかと思います。僕は人の顔を覚えるのが苦手なので、この時ほとんど人に会うことができず苦労しました、、、

では話を元に戻しましょう。
このころは継続した案件があったり、コロナ渦の影響で案件も少なく、自分自身が対応していた案件もこのころは少なかったです。
しかし、6月後半から7月にかけて重なって案件があり、それに向けて鋭意準備を進めていました。結果的にはこれらの案件はどれも大変な感じになるのですが、、、結構疲れていた時期です。
個人的にはどの大会もそこまで大変なものになるはずではなかったのですが、ディスコミュニケーションや慣れない新体制、僕のスキル不足が原因で、思うようにいかないこともしばしばありました。
7月の中旬から後半にはだいぶメンタル的なダメージがあり、「あーしんどいなーーーー」という心理状況でした。

とはいえ、僕はそこまで物事を必要以上に重く受け止めることはないタイプなので、悩み事や大変なこともケロッと立ち直るほうです。良くも悪くも。
そのため、この後8月からさらに大きな案件に携わることになるのですが、そちらもまぁそれなりに元気に取り掛かれました。良くも悪くも。

◆8月~

ここでは8月以降を一気に話していきます。
この期間では僕は大きな案件を一気に抱えることになります。
2タイトルですが、規模はうちの会社でもかなり大きい規模で、はじめは本当に自分でいいのか、うまくできるのか、不安だらけでした。
1つは9月に本番が控えている状態で、8月の下旬くらいから本格的に稼働できるような状況でしたが、9月になっても様々な影響で進捗が思い通りにいかないような状況でした。本番ぎりぎりまで準備に追われ、それまでもかなり大変な思いをしながら準備した思い出、、、たぶんこのころが去年で一番大変な時期でした。
メンタルもすり減らしながら、帰るのも遅くなり、作業も今までやったことないものも多くありました。人はいつでも初めてやることにはおっくうになりますし、必要以上に体力を使うものだなぁと改めて感じたものでした。
そうした中でなんとか本番を迎えることができ、大きなトラブルはなく本当に何とか完遂、いろいろありましたが、僕の中ではこの本番は非常に学びが大きな案件でした。

そしてその直後、というか厳密には準備期間は被っていたのですが、もう一つの大きな案件へと移っていきます。
こちらは完全に初めましての大会ではなかったので、これまでの反省や、改善を加えてより良いものにしていく作業を進めていくことが主でした。
もちろん大変な思いもしましたし、たくさん人に迷惑をかけましたし、協力してもらいながら進めましたが、この時に9月の案件の経験がとても活きてきます。
準備から本番の立ち振る舞い、判断、次に向けての修正など、すべてが今までよりも高水準でできるようになっていました。
もちろん当人比なので、世間一般でどうだったのかはわかりません。でも、僕の中では大きな成長を感じられた案件だったし、2021年につながるとても重要な経験になっていきました。本当にかかわってくれたすべての人に感謝しかありません。
この案件は12月まで続き、この大会を完遂することで僕の2020年はほぼ終了となりました。

2020年の総括

2020年は自分が中心となって進める案件が大幅に増え、責任も重くなってきましたし、その分僕が決められることも増えてきました。1つ1つの仕事が来年の、来月の、明日の自分につながっていくのを肌で感じられる1年だったなぁと思います。
特に目や感覚を養う部分では、2019年はほとんど自分で成長を感じられなかったのですが、そのころからの蓄積が少し実ったのか、2020年は一気にそういった部分の成長を感じられました。
しかし、まだまだ未熟なことは承知の上なので、2021年でさらに磨きながら、より大会やイベントの参加者、そして視聴者、さらに関係者に満足してもらえるような大会を目指していきたいと思っています。
ちなみにここに書いたそれぞれの案件も密度が濃いので、本来なら1案件で1個noteが書けるレベルですが、そこまで細かいこともかけないのでサラッと振り返る形になりました。

さて、ここで突然ではありますが最近僕の中で大事にしていることがあるので書いておこうと思います。

大会やイベントのあるべき姿とは

最近、僕の中では大会やイベントは視聴者や参加者が満足すればいい、そういう大会にすべき、ということは必ずしも正しくはないと思っています。
なぜなら、それだけでは継続しないからです。
大会やイベントは継続してこそ本当の価値を生みます。
そのためには大会やイベントを開くためのリソースが必要不可欠です。
そして、そのリソースの大部分を提供しているのは主催者や協賛社、関係者なのです。
ですので、まずはそういった人たちが納得してくれるような、またやりましょうと言ってくれるような大会やイベントにすることが最低条件だと感じています。そうしないと参加者や視聴者がどんなに最高の経験をできたとしても2回目以降がなくなってしまうのです。
ですから、少なくとも僕はそういった側面にも気を配りながら、大会やイベントを作り上げていきたいのです。
もちろん、それによって100%参加者や視聴者の満足できるものにならないときも出てくるでしょう。でも、それは次回解決できるかもしれない。そうすればその後もさらに改良できるかもしれないのです。
とはいえ、参加者や視聴者をないがしろにするわけではありません。今あるリソースで最大限満足してもらう工夫をするべきであり、どうしても譲れない部分は交渉するべきです。
そういった細かい調整が大会やイベントの裏では行われているのです。表面的には華やかであっても、裏ではたくさんの人がいろいろな工夫を凝らしているのです。
ここで書き記すことで少しでも伝われば幸いですし、一番は来年やもっと先の自分が同じ考えでやっているのか、はたまた全く異なる考えを持っているのか、という部分も気になるのでここに残しておきました。

ただし、コミュニティ大会はこの限りではありません。
なぜならリソースは自分たち次第で無限大になるからです。
だからこそコミュニティ大会は温かみがあるし、その中でクオリティを上げ続けるモチベーションには本当に敬意を表します。

長くなってきたので今日はここまで。殴り書いたので見直してもないし変な文章でも許してください。台本なら読み直しますから。
ではまた、時間を見つけてnote書けるといいんだけどゲームしちゃうんだよなぁ。
今年もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?