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新規プロダクトのブランド"KAGOX"を作り世に送る軌跡 10 カゴのデザイン ③


こんにちはSHIMONです
世界一かっこいいカゴをデザインし販売をしています

今回は、机上でデザインしてきたカゴを実際に作る過程についてお話しします。iPadで何度もデザインを繰り返し、パソコン上でIllustratorを使って清書し、3Dソフトでシミュレーションしてきました。だいぶスマートなカゴがデザインできたと思っていました。

そして、ついに現実に作り出すことになりました。最初から金型を作るのはリスクがあるため、まずは3Dプリンタで造形しました。当時、3Dプリンタはそこまで一般的ではなく、造形はSONYの方々に依頼しました。そして、ついに完成したのがこちらです・・。ジャジャーン!!

3Dプリンタで出力した小さいカゴ
少し右が欠けてますが
積層が見える

始めなので小さいサイズで試しに作ったのですが、正直なところ、最初に見た感想は「ひどい・・・」でした。「世界一カッコイイカゴを作る」という夢は無理だなと感じてしまいました。小さいとはいえ、あまりにも貧相な印象でした。

そこからまた様々な相談を行いましたが、スーパーのカゴは3Dプリンタでは大きすぎたため、1/3程度の大きさで出力することにしました。それがこちらです!

1/3サイズ
初期案ではカゴにKAGOXの文字を入れる予定でした

お!なかなか良い!ちょっと見たことのないスマートな感じで、全体的にはこれで良いのかもと思わせてくれる印象でした。また、テストで作った3分の1サイズのカゴですが、小物を入れるのに良さそうです。携帯や財布、鍵を入れるのにちょうど良いサイズで、日常的に使いやすいかもしれません。初期の製品化はこのサイズそのままで進めることにしました。

ただ、どこか野暮ったい印象が残りました。取手は太くフラットなデザインにしていましたが、細めの棒状の取手に変更することにしました。これもただの棒状にするか、六角形や八角形にするか色々と考えました。ここまで直線的なデザインなのに、円形のカーブを取り入れて良いものか悩みました。しかし、自分が重要視していたのは美しさと対称性の多さでした。円柱状の取手も対称性としては問題ないので、このデザインを採用しました。

バーを円柱にしたデザイン


それを3Dプリンタにしたのがこちら!

なかなかかっこいい!!
現在のデザインとほぼ同様のKAGOX

こうして、現在の商品化したデザインに近いKAGOXのボディが出来上がりました。次回はアクセサリーについてお話しします。このままだとデザイン的にそっけない印象なので、プラスアルファのアクセサリーを考えました。


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