主審(あなた)が判断するべきこと、判断を他人にまかせていいこと

今回は、先日投稿した、サッカーの試合に実装VARにちなんだ記事に関する補足の記事です。

12月2日のサッカーワールドカップ日本代表戦(vsスペイン)で、
三笘薫選手によるパスがラインギリギリとなり、
VARの判定に時間がかかったということで世界中で話題になりましたね。

先日の記事では
「サッカーの試合では主審が絶対であり、その試合を組むのは主審。主審が主体性を持って判断するものなんですよ」
といった趣旨の記事を書きました。

上記記事ではサッカーにおける『主審』を、
あなたの人生における『あなた』に置き換えて考えてみたものです。

それなのに、その試合の主審は
ただ立って待っているだけでした。もし、あなたが上記記事を読んで

「あれ、主審待ちぼうけじゃない!自分で判断するんじゃないの?!」

と思われましたら申し訳ないので、補足として書いておきます。

結論としては、
「主審が判断するべきことと、しなくていいことがある」
ということなんです。

ちなみに主審とは、該当シーンにて
じっとなにかを待っていて話しかけられても拒否している
スキンヘッドの黄色い服の男性です。該当シーンがみたい場合は、
約4分の注目映像をご覧ください

※注:なお、わたしはサッカーはにわかです。にわかなのに語るのは申し訳ないのですが、話のネタと思って聞いてください。

サッカーのファウルには、主審が判断するべきことと、しなくていいことがある

「主審が判断しなくていいこと」とはなにか

これは「誰の目からみても明白な事実」のことです。

例えば「線を超えてる・超えてない」というのは、
映像を見ればわかることです。
線を超えていたらNG、超えてなければOK。
この二択しかありません。

わざわざ主審がみる必要がないのがわかるでしょうか。

VARが「線、超えてました~」と伝えるだけです。
主審はそれを聞いてジャッジを下します。

先日の試合(三笘薫選手のパス)は線を超えていなかったので、
パスが認められてゴールとなりました。

かなり際どいものだったので、
VARによる判断に非常に時間がかかったようです。
それによって主審はその判断を待つしかなく、
突っ立って待ちぼうけになってしまったのですね。

少し時間が長かったのですが、ああいった判定は「主審が判断しなくていいこと」です。

主審が判断するべきこと

対して、主審が判断するべきことは
「人によって判断が変わるようなこと」です。

例えば、頭に向かって足が蹴り上げられた場合。

これ自体は危険な行為です。
しかしルール上、「ボールにプレーしていたか、いなかったか」
で判断が変わるのです。

人それぞれ「あれはレッド(退場)でしょ!」「レッドとまでは言えないかな…」など意見が分かれるのですが、
このように主観で判断が変わるようなことは、主審の判断が必要です。

このときのVARは、その判断をするための映像を用意し、
これを主審に見てもらいます。その映像を主審がチェックし、主審が判断してジャッジします。

※ややこしいことに今回はボールがラインを割った・割ってないが人によって意見が異なり論争となりましたが、結果はきっちりと映像に残っています。

あなたが判断するべきことと、他人が判断すればいいことがある

これを前回記事と同様に置き換えてみましょう。

「サッカーの主審は、あなたの人生においてはあなた自身」ということでした。

なので、あなたの人生においては
「あなたが判断するべきことと、他人が判断すればいいことがある」
ということになります。

※人生を語るほどではないのに申し訳ありません。あくまでそういうイメージをしてみてください

これはかんたんに言えば、
他人が決めるべきことは、他人に任せるということ。
そして、あなたが決めるべきことはあなたが判断するということです。

「自分は自分、他人は他人」ときっちり分けることで、
心の中で一つの境界線が引かれます。

この境界線を『バウンダリー』と言ったりします。
「心の境界線」という意味です。

バウンダリーを持って、あとは待つ

サッカーの試合でいうと、
主審が自分でやるべきことはシステムで決まっています。
だから「俺も映像観ないとだめかな…」なんて不安になったりしません。
副審が決められることは、副審に決めさせるのです。

これはある意味「仕事の境界線」といえるでしょうか。
「自分は自分、他人は他人」というシステムです。

この『バウンダリー』で分けると、
あなたにできること・できないことが見えてきます。

あなたにできることをできるだけやったら、あとは待つ。

あとは相手を信じて待てば、結果は返ってきます。
あのときの主審のように。

おわりに

主審が結果を伝える瞬間って、なんかかっこいいですよね…。

サッカーワールドカップ2022カタール大会は、
これからトーナメント戦にうつり、「負けたら終わり」の試合になってきます。

日本の次戦はクロアチアとの試合で、これに勝つと史上初のベスト8という結果が出ることになります。今回も健闘を祈っています。

日本代表vsクロアチア戦は12月5日月曜日の24時、今夜です!


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