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猫と爺

レオとククリといっしょに暮らしてる爺は老化のせいか左右どちらかの肺がしぼみ、ひとつの肺で生活していたけど、ある朝、もうひとつの肺も息が苦しくなるほどになってしまって、病院へ搬送された。現在入院中。

いつもいる人がいないというのは何か変で、淋しいことなのかもしれない。


水の秋猫の給水器の目減り

(みずのあきねこのきゅうすいきのめべり)

閉め忘る窓に鳴く猫秋の雷

(しめわするまどになくねこあきのらい)

洗車見る猫の撫で肩天高し

(せんしゃみるねこのなでかたてんたかし)

残菊やひとつの肺で生きる爺

(ざんぎくやひとつのはいでいきるじじ)





※天高し洗車の泡と猫の撫で肩
 を推敲しました。




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