身体心理学を学んでみた
皆さまご機嫌いかがでしょうか。ヨガインストラクターで日本茶アドバイザーの まるやま ゆみ です。
私の文章に目に止めていただきありがとうございます。
どんなきっかけだったのか、今思い出せないのですが、身体心理学というのを勉強していました。
早稲田大学のエクステンションセンターというところで全5回の講座です。
何だかヨガとも親和性がありそうだし、何かの役に立てばと思い受講してみました。
身体心理学とは
従来の心理学や精神医学とは異なり、心と体を切り離すことなく、むしろ心と体の関連性について研究していく学問らしいです。
体があって心がある。体の動きが影響して心の動きが生まれるというか。
提唱者の春木豊先生は、ご自身でもヨガなどを実践していて、心と体には密接に関連性があることを体感していたようです。
ヨガに証拠を求める理由
私は、以前の勤め先での経験が本当にトラウマで。ヨガ指導が楽しくなかった時期があります。
無意識にヨガにおける精神面の作用をなるべく前面に出さないようにしていました。出せないというか。
ちょうどその頃出会ったアイアンガーヨガは、身体面にフォーカスするので本当に良かったんです。
とても素晴らしい先生とも、先輩方とも出会うことができたし。
「ヨガを始めて人生が好転した!」「だからこの神様を信じましょう!」とかそういう感じがどうしても嫌で。
「このネックレスを付けてから人生が好転した!」という昭和の広告と同じうさん臭さが、どうしてもなじめなかった。
というのも、自分の心が弱っている時、ネックレス的なものに手を出したことを反省していたからです。
心が弱った人たちを集めて、それに漬け込む感じに対してどうしても拒否感が出てしまうのです。
ヨガをすると精神面にもプラスになる
例えば坐禅。
調身(ちょうしん) 体を整える
調息(ちょうそく) 呼吸を整える
調心(ちょうしん) 心を整える
この3つが大切な基本です。
姿勢を整えると呼吸が整う。すると自然と心が整ってくる。という考え方です。
この考え方は、まさにヨガの考え方と同じというか近いというか。
ヨガは8つのステップで悟りの道を進むメソッドですが、道徳的な生活を送る段階を経たら、次は体を整え(アサナ)、その次は呼吸を整え(プラナヤーマ)、心を整える段階へと進んでいきます。
気づきをもって体の隅々を観察する
これはヨガの練習の前に必ず先生がおっしゃる言葉です。
元々はアイアンガー先生の言葉なのだと思います。はっきり聞いたことが無いので多分ですが。
で、この体の隅々を観察するという行為はマインドフルネスの重要なポイントになるのです。
マインドフルネスも身体心理学の研究領域らしいです。
思い通りにいかない過去や未来に振り回されることなく、呼吸や身体感覚に注意を向けることで、私たちの気づきを今この瞬間に意識をつなぎ止めるための方法がマインドフルネスなんだそうです。
現状を変えたいとか、そういう判断を手放して、ありのままの状態を受け止める。そして、自体を客観的に観察できるようになれば、他の可能性に気づくことができる。
ボディワークというのも研究対象らしいんですが、こちらは普段と違う体の使い方をすることで、身体を通して心の癖に気づく手法らしいです。
動きながら身体を感じ、自ら気づくことで自然治癒力が発動すると。
ボディワークについては、正直眉唾な感じもしないでもないので、ここでは詳しく言及しません。
でも、身体を意識することで心身ともに健康になっていくというのはヨガと共通していると思います。
精神面へのアプローチを否定的に捉えて、排除していこうと思って始めたアイアンガーヨガでは、精神面にとても健康的で常識的で良心的にアプローチされていると再認識することができました。
これからも勉強(身体心理学はもちろんヨガも)を続けていこうと決意を新たにすることができた良い学びの機会でした。
たった5回の講義しか受けていないので、とりあえず本を読もう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
また、読みに来ていただけたら嬉しいです。
それでは。
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