家づくりとは何をつくることか

家づくりで何をつくりますか
今の世の中にこの問いを投げかけたいと思います

世の中に広まる家づくりは
単なるビジネスでしか無い要素が強く
良いモノの様に見せて契約をしたり
そのモノで得る利益でしか無い
ビジネスとして考えるのであれば
ご最もで間違いはないのではないかと言えます

しかし現代ではモノに溢れ
ただ新しければ良いということ以上に
モノに対しての意味や理由を求める様になっています

それは自分らしさの表現や個性を発揮していくことに
多様な価値があることを
人が潜在的に知っているからです

その自分らしさや個性にフォーカスして
創造の場は初めて意味を成します

社益や自己益ではなくクライアントが表現者になり
家という単なる箱を通じて
自分らしく心地よい豊かな暮らしを創造していくことが
家づくりを望む人のインサイトではないでしょうか

つまり家づくりとは
インサイトを材料に
向かうべき人生の方向を創造することであり
その過程で自然と見えてくることが家であり暮らしです

自分らしさは内側にあって
それをここではインサイトと表現しています

インサイトを出力する方法や手段や環境が無ければ
表に出ることはありません
もっと言えば
自分らしさとは何かを理解していなければ
どんなに出力する環境が整っていても
自分から伝える方法が備わっていなければ
外へ出力されることはありません

記憶や経験や思い出という過去に遡り
導かれる人の思考にフォーカスし
「家づくりでは何をつくるべきか」
という問いを投げかけることで見えてくる
インサイトを表現する環境が大切という
ある種のミッションが世に広まることを望んでいます