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成果をあげたいなら外向きのミッションからはじめよう

本記事は「自分の小さな箱から脱出する方法」の正式なラインセンスを持ったファシリテーターが書いています。

現実的な問題

多くの人々が問題を抱えながら日々を過ごしています。例えば、ある会社ではクライアントに対して陰で暴言を吐く上司がいて、部下のやる気を失わせてしまうこともあります。

また、成長のために事業の目標を立てても、上司が最低限の仕事だけをすればいいと言って成長の機会を奪ってしまうこともあるでしょう。

現実は常に厳しいものです。

チームワークの問題

チームワーク12の問題

これは$${\underline{\text{「チームワークにおける12の問題」}}}$$であり、職場ではよく見かける光景でもありますが3つ以上、当てはまるなら、その職場では解決しなければならない深刻な問題を抱えていると断言できます。

組織で問題が起こるのは当然ですが多くの人たちは、その本当の原因や効果的な解決方法を知りません。私たちはそれを専門に提供しています。

私たちの考え

アービンジャー インスティチュートの研究者たちは、人間学における昔からの問題、つまり自己欺瞞じこぎまんという問題の解決方法を見つけました。

簡単に言えば、自己欺瞞じこぎまんというのは、自分に問題があると気付いていないことです。自己欺瞞じこぎまんが個人、またはその属する組織に与える影響は大きなものです。

「自分に過ちがある」と気付かない人にどうしてそれらを改善するように伝えればよいでしょう。この自己欺瞞じこぎまんを解決しようと100年以上も学者たちが研究を重ねてきました。

つい最近まで見つからなかったこの問題の解決策がやっと発見されたのです。アービンジャー インスティチュートの出版した[選択]を使ったトレーニングプログラムで自己欺瞞じこぎまんの問題を分析し解決する方法を紹介いたします。

このプログラムから自己欺瞞じこぎまんがどのようなもので、それが自分や他の人にどのような影響を与えているか、そして、それをどのように解決するかを学ぶ事が出来ます。

実際に私たちが提案するアイデアや方法は、成長を続けているApple、Google、Microsoft、IBM、NIKEなどの企業で既に試されてきた経緯があります。

内向きのミッション

問題を解決できない企業にはいくつかの共通点があります。その一つにミッションが内向きになっていることです。

例えば、ある会社は「コミュニケーションで未来をつくる」というミッションを掲げていました。また「笑顔にする」などもよく使用されているワードの一つです。

このような抽象的なミッションを掲げる企業は少なくありませんが、これではただ単に漠然と「自社がやること」を宣言しているに過ぎません。これを私たちは「内向きのミッション」と呼んでいます。


外向きのミッション

本来、ミッションとは「社会に向けた具体的な挑戦」を意味するものでなければなりません。理由は2つ、成果は常に組織の外側にあるからであり、企業とは社会の問題を解決するための社会的機関であるからです。

ここで、私が個人的にミッションと呼ぶに相応しいものを2つご紹介します。

これらは企業が社会や世界(外向き)に対して、どのような挑戦をしているかが具体的に明示さています。これが私たちが考える「外向きのミッション」になります。


組織の最小単位は「個人」

ここからは私の個人的な考え方になりますが、自分が属している組織にこのような「外向きのミッション」がない場合、どうすればよいでしょうか。

これは引き受けている責任の範囲、つまり立場によって違ってくると言えるでしょう。経営者であればすぐに「外向きのミッション」を考え始めなければいけないでしょう。

幹部であれば経営者に上申することも必要になるでしょう。ここには経営者に「外向きのミッション」の重要さを理解してもらうだけのスキルも必要ですが、何よりも先に自身が「外向きのミッション」の重要さについて理解を深めていなければなりません。

しかし、経営者によってはまったく耳を貸さないということも十分にあり得ますし、現実的かもしれません。

よって、私の最終的な結論はシンプルに「個人の外向きのミッション」を明らかにすることが賢明な選択ではないだろうかというものです。

これは簡単に言えば「あなたにとって仕事とは何ですか?」という根本的かつ本質的な問いであり、個人の価値観、考え、思考、想いを明らかにするものです。


仕事とは他者が価値ありとするもの

「働くこと」「仕事」はどちらとも同義として使用されることがほとんどで、明確な答えを持ち合わせている人に出会ったことは私はありません。

しかし、この違いを1973年、今から半世紀前に明らかにした人物がいました。それが「ドラッカー」です。

詳しい内容は次回以降に説明をしていこうと思いますが、個人が外向きのミッションを持ちながら働くとは、ドラッカーが言った自己目標管理じこもくひょうかんりを実践するということになります。

いずれにしても、個人、そして組織において成果を遠ざけてしまう自己欺瞞じこぎまんを避けていては問題を根本から解決することはできないでしょう。


自己欺瞞を解決しよう

自己欺瞞じこぎまんを解決することで得られるものは3つあります。

  1. 人間関係の問題に悩まなくなる。

  2. 仕事が成果に向かい結果が出る。

  3. 活き活きと働くことができるようになる。

自己欺瞞じこぎまんがどのようなもので、それが自分や他の人にどのような影響を与えているか、そして、それをどのように解決するかを一緒に学んでいきましょう。

そして、成果へとリードする本来の役割と責任を果たすリーダーになりましょう。


まとめ

それでは今回の記事のまとめを紹介します。
この記事は職場での人間関係の問題、成長の機会の欠如、そして自己欺瞞の問題について説明しました。以下に、主要なポイントを簡潔にまとめます。

職場での現実的な問題

  • 上司によるクライアントへの不適切な態度や発言が部下のモチベーションを低下させる。

  • 成長の機会が提供されず、上司から最低限の仕事のみが要求される。

チームワークの問題

  • 「チームワークにおける12の問題」が存在し、これらの問題に3つ以上当てはまる場合、その職場は根本的な問題を抱えている。

自己欺瞞の問題と解決策

  • 自己欺瞞は、自分の問題に気づいていない状態を指し、個人や組織に大きな影響を与える。

  • アービンジャー インスティチュートによる「選択」を用いたトレーニングプログラムが自己欺瞞を解決するための方法を提供する。

ミッションの重要性

  • 内向きのミッションは企業の成長を妨げるが、外向きのミッション(例:テスラ、レゴブロックのミッション)は社会に対する具体的な挑戦を意味し、企業の成長に貢献する。

  • 個人が外向きのミッションを持つことの重要性を強調し、「あなたにとって仕事とは何か?」という根本的な問いに答えることが推奨される。

結論

自己欺瞞を解決し、個人としても組織としても外向きのミッションを持つことにより、人間関係の問題に悩まされず、成果を出し、活き活きと働くことが可能になる。


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