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【連載小説】雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう

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毎日、自分に関する周囲の記憶がリセットされる男の話。自分の記憶だけは変わらない。
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#図書館

雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう【10】

図書館が閉館になる頃は、辺りはすっかりと暗くなっていた。 僕は図書館前の緩やかなスロープ…

蓮
3年前

雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう【5】

僕は、井の頭通りの、だらだらとした坂道を登っていた。 坂の途中から、前方にモスクの玉ねぎ…

蓮
3年前

雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう【4】

仕事が休みの時は、図書館に行くことが多かった。 人の記憶はリセットされても、僕の図書カー…

蓮
3年前