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M.Kageisi-とある旅行記-

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2021年5月の記事一覧

とある旅行記4 黄昏と追憶の街

とある都市を訪れた。
その都市は意図的に高度経済成長期の街並みを作り上げた場所だ。
しかし何もかもが昔のものでなく、交通網や機器などは現在のものを用いている。
高架にはモノレールが走っており、時代を示す楔のようにも感じる。
ここの街に住む人の多くは、幼き頃の町並みを誇りに思っている。
過ぎ去った過去を忘れられず、安らぎを求めてここに転居する人も多い。

そうと言うが、若い世代も多く住んでいる。
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