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『わたしが推した神』改め『ニジンスキーは銀橋で踊らない』刊行
すっかりnoteでのご報告が遅くなりましたが……!
2021年に当noteでもACT1(第1部)を連載しておりました作品『わたしが推した神』が、大幅改稿を経て、『ニジンスキーは銀橋で踊らない』として5月末に刊行されました。
WEB連載を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
『ニジンスキーは銀橋で踊らない』
河出書房新社/かげはら史帆
![](https://assets.st-note.com/img/1685880507158-t0ZDdY8tEw.jpg?width=800)
1912年3月。「わたし」は「神」と出会った……「バレエ・リュス」のエース、ワツラフ・ニジンスキーに。中島京子さん、宇垣美里さん推薦! 波乱に満ちた壮大な傑作長編。
〈ことばを、失った。しなやかで……猫のようで……いたずらっぽくて……キュートで……羽根のように軽く……鋼のように強く…………〉(本文より)
天才バレエ・ダンサー、ワツラフ・ニジンスキー。
彼を「神」と崇め、その人生をニジンスキーに捧げた女性がいた──ロモラ・ド・プルスキー。
ニジンスキーの虜となった彼女は、ありとあらゆる手段を使いニジンスキーに近づき、ついに結婚することに。
天才に翻弄されながらも、全身でその人生を生きたロモラの心に灯った炎の正体とは何なのか?
さらにニジンスキー亡き後の1958年。ロモラは舞台の上で輝く「男性」の姿に心を奪われる。
明石照子──テーリーこと宝塚歌劇団雪組男役トップスター。
テーリーを前に、ロモラがとった驚くべき行動とは……。
『ベートーヴェン捏造』で話題の著者が、実在の人物や出来事、それらをめぐる膨大な文献から紡ぎ出す傑作長編小説!
この連載を始めたときは、まだノンフィクションなのか小説なのか非常にふわっとした状態だったのですが……。
約1年をかけて、小説のスタイルに改稿いたしました。
文字数はおおよそ20万字くらいです。
美しい装幀を手掛けてくださったのは鈴木成一デザイン室さん。
![](https://assets.st-note.com/img/1685880183678-I67QlJwrMc.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1685880192669-0ssC6lvqrt.jpg?width=800)
中島京子さんと宇垣美里さんからは、とても心に響く推薦文を賜りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1685880288274-nAJ3RY0G7D.jpg?width=800)
ショートPVも作ってみたりしました。
本作は私にとって3冊目、初の小説となるのですが……
文芸コーナーに置かれているのを見ても、どうにも現実感がないといいますか……
嬉しさも当然ありつつ、ひとりで異国に来てしまったような心細さも抱えています。(ここでやっていけるんだろうか、うちの子……?みたいな)
もしお読みいただけたら、ご応援いただけたとしたら、本当に励みになります。
***6月8日追記***
試し読みページができました!ぜひまずは試し読んでください!