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リモートワーク継続決定。個人的な「これからの家探しの条件」

少ない部屋での2人リモートワークの限界

パートナー共々よく働き、よく遊びという言葉を体現するような夫婦だった。
なので、現在の住居に引っ越すときも家の中は最低限の広さとコミュニケーションを取れる場所があればよく、周囲の環境(飲食、歴史文化、自然環境等)を自分たちがどのくらい遊び倒せそうかという基準で選んでいた。

結果、選んだ場所はものすごく楽しかった。
江戸の五街道である街道沿いの文化が栄えたことを思わせる石門や縦に長細い敷地。昔からある町だからこその個人店の多さ、集まっている人の温厚さ、ちょうど良い感じの郊外感と商店感。お寺や川などちょっと歩けば広がる緑、開疎な空間など。現在の場所を選んだ時に想像していたよりも、相当に遊び倒したと思う。
山々に近くなったのもよかった。今までは有料特急に乗って行く場所だったのが、最寄駅からちょっと足を伸ばせば丘陵、源流部や奥多摩に辿り着いた。非日常を求めてそこに行く、ではなくなんとなく、地続きの日常的な風景に内包されるものとして感じることができた。

しかしながら、リモートワークが始まり1年。
当初は、そうは言っても2人とも仕事があまり動かない状況(年初だし、コロナで社会全体が慣れていないころ)だったので、2020年度前半は比較的余裕をもって対応できていた。
しかし年度後半、いよいよリモートワークを前提にした働き方が、関わっている仕事の範囲では定着してきたので、年末・年度末に近づくにつれ家にいるけれども2人ともフルパワーで働くことになった。
すると、会議の内容も密度が濃く、ちょっと横で喋っているどころではなくなってくる。できるだけ会議の時間をずらすか、一方が寝室にこもるという、やや面倒なことも発生。これで仕事の生産性が落ちると言うわけではないが、互いに予定を確認したりするのが、ちょっと面倒。これがずっと続くとなると小さくストレスは溜まって行く。

これは、この後どういう家族構成になろうが、仕事部屋が必要だ という結論に至った。

家探しの優先順位

先にも書いた通り、私たちにとっての「良い家」の条件は家と地続きの周辺環境にあった。それをどのくらい自分たちなりに楽しめるか、発掘できそうかだった。
後は、部屋の中に自分たちの好きなものをレイアウトできるか。(大量の本、アウトドアグッズなど)

しかし今後を考えると、感染症と天災・震災に関するリスクが継続する、高まることは疑いようがないので以下を大事にして家探し。

<条件>
・2人が別々に使える仕事部屋があり(会議の時の声が届かない)、リビングが広め(=60㎡以上の室内面積がある家が必要)
・度々訪れるであろうロックダウン的な事が起きた時のために、スーパーや商店、飲食店は近くにあって欲しい。
・何かあったときのためにコミュニティが形成されそうな地域。
・今後度々訪れるであろう天災に備えてハザードマップで浸水可能性域には住まない。
・木造等密集地域には住まない。


などを考えて家選探し。
不動産屋さん曰く通常であれば4月に多くの転居引っ越し手続きは終わることが多かったけれど、今年は4月になってから特にファミリータイプの住居が動いているとのこと。
1日まずは手始めに見てみるつもりが、上記状況もあり結局のところ本格的に見始めて2日で決めてしまった。(1日目物件探し、内見 合計2社、6件、2日目自分たちの足で最寄駅から物件、周囲を歩き回り。)

上記条件に当てはまる住居はいくつかあったけれど、探して比べて意外と自分たちの中で大事だった条件が

・町がきれい過ぎないこと

だった。
いろんあモノ・ヒトが集まって町だから、なんか整然とし過ぎているところは面白くない。歩いていて「なんだこれ?」って思う様な道のつくりとか、突如現れる行き止まりとか。見え隠れする蔵とか。
そういう、面白みは捨てれないんだな と再発見したのでした。

と言うわけで、5月に向けて引っ越し準備だ。

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