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何の価値も生まない職場で働くということ

最近めっきり仕事のやる気がなくなっちゃって、何がつらいってなんでやる気がないか明確に自分でわかることだ

何の価値も生み出していない部署だ

年末に近くの部署の人たちと数名で、あるプロジェクトの打ち上げと称して飲み会をしたときに、きっと何かの価値を生み出している課長がそう言った。私はえらく驚いたが、自分でもうっすら自分たちの部署についてそう思っていたことを明確に外の他人に言われて、「ああ、やっぱりそう見えるんだな」と心底驚いたし、心底安心した。

それからというこの1、2か月は、仕事がつまらないなと思うたびに価値を生み出しているだろう課長が言った価値のある言葉が私の中でぐるぐるとうずめく。夜遅くまで残業する夜が来るたびに、誰のためにも何の価値にもならないのになんでこんなに働いているんだろうかと心底自分にがっかりする。

この人たちにとって私の存在はいったいなにで、私に何ができるのだろう。

拡大計画さなかの今のところは2番目に価値を生んでいないであろう部長が、昭和っぽい飲み会の席で「うちの部に来ないか?」といった。

行かない。

私は行かない。私は、私は。

社内募集を使った社内転職活動をはじめた。不幸中の幸い。私の会社は比較的社内募集やFA制度が充実し、異動が叶えばまったく異業種の仕事ができる。価値を生みたい。世に価値を生み出す仕事がしたい。

泳いでないと死ぬタイプの魚だよね。

2回くらい面談した異動希望先の部長が言った。すごい。なんでわかるの?占い師かと思った。そう、私は泳いでいないと窒息死するマグロなんだった。何の価値も生み出さない部署に3年間いたから、実は私、死んでたんだ。

「うちに来たら泳げるよ。」

2022年。まだまだこれからです。



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