種子島 聖地巡礼ガイド
おじゃりもうせ。
種子島のゲーム・アニメ・マンガの聖地をご紹介します。ロボティクス・ノーツは関連したMAP(チヨ;スタMAP)も作成しているので合わせてご活用下さい。
主要な聖地
作中に登場した場所をご紹介します。2泊3日あれば一通り巡礼できると思います。行き先を絞れば1泊2日でもほぼ全て回り切れます。
旧種子島空港
登場作品:ROBOTICS;NOTES(ロボノ)、秒速5センチメートル
外から旧ターミナルやハンガーを見ることができます。イベントの際は中に立ち入ることもできます。
中種子町がオススメする見学場所が2箇所あり、1つがターミナル付近、もう1つが薬用植物資源研究センター付近です。道案内アプリに従って旧種子島空港に行こうとすると自然とターミナル側に案内されます。
薬用植物資源研究センターはターミナルがある場所から滑走路を挟んだ向かい側の道沿いにあり、滑走路やハンガー正面を見ることができます。
ターミナルから道を北西方向に進むとハンガー裏に着きます。ハンガーを1番近くで見ることができるポイントですので、旧種子島空港まで行った際はコチラも是非お立ち寄り下さい。
2024年現在滑走路は馬毛島の基地建設のために使われています。掲示物を見ると2027年まで使われることが確定しているので、しばらくは滑走路全体を見ることも、イベントで立ち入ることも難しいかもしれません。
種子島中央高校
登場作品:ロボノ、秒速5センチメートル
建物を外から見学することができます。訪れる際はメールや電話などで事前に連絡をしましょう。周辺に駐車場は無いので校内に停めさせていただくか、近場に宿を取って歩いて行きましょう。
見学者には聖地巡礼中を示す首掛けのカードホルダーと校内聖地MAPが渡されます。種子島中央高校は聖地であることを積極的に活かしています。
カードホルダーのカードはお土産としていただくことができ、裏面は来校証明書になっています。
受付では観光用の缶バッチも販売しています。売り上げは教育環境整備に活用されるとのこと。
アイショップ永井店
登場作品:ロボノ
スコールやヨーグルッペも取り扱っている商店です。パッションフルーツまんはありません。幹線道路沿いにあるお店なので滞在中には何かと重宝すると思います。
ゲーム発売から10年以上経ち、お店の外観は色々と変わっています。
アイショップ石堂大平店
登場作品:秒速5センチメートル、君の名は。
店内には交流ノートやイメージボードが飾られています。素敵なプレゼントをいただくこともできます。
宇宙ヶ丘公園
登場作品:ロボノ、キャプテン・アース
ロケットの公式見学場にも選ばれている公園です。広い駐車場があり、ベンチやお手洗いもあるためゆっくり見て回ることができます。
レーダードームはJAXAの施設らしいです。
旧郷土資料館、アスレッチック、遊具などの施設は取り壊されています。現存している展望台も錆が目立ってきているため、いつか解体されてしまうかもしれません。
旧郷土資料館の跡地にはサテライトオフィスが新たに建てられています。かつては蛇が出るとも言われていた鬱蒼とした場所でしたが、綺麗に整備されていて当時の面影は残っていません。
ゴーカート場は年々荒廃が進んでいます。規制もされていないので今でも近づくことはできますが、荒れに荒れているので気を付けてください。
千座の岩屋
登場作品:ロボノ
種子島の景勝地としても有名な場所です。無風か西向きの風の場合は波が立たず水面が鏡のようになるそうです。
岩屋の中は干潮時刻の前後2時間以内にしか入ることができないため、巡礼の際は計画段階で干潮時刻をチェックしておきましょう。
ロボノのアニメにも出ていましたが、千座の岩屋がある浜田海水浴場の駐車場には猫が沢山います。車を動かす際には猫がいないか周囲や、車の下を念の為に確認しましょう。私は囲まれて車を動かせなくなったことがあります。
JAXA種子島宇宙センター
各場所を個別にご紹介します。
①宇宙科学技術館
登場作品:ロボノ、宇宙兄弟、キャプテン・アース
ロボノで神代フラウが大徳淳和の匂いをかいでいたシーンで映り込んでいた建物です。種子島宇宙センターの博物館的な建物です。入館料は無料。ミュージアムショップもあります。
②ロケットガレージ(大崎第一事務所)
登場作品:ロボノ、キャプテンアース
ロボノでガンつく2が組み立てられていた場所です。ロボノでは大崎第一事務所と呼ばれていましたが2010年代後半にロケットガレージへと名称が変更されました。ここは後述する施設案内バスツアーで見学できます。建屋にはロケットの実機が展示されています。
現在では老朽化のため基本的には外から見学するようになっています。いずれ解体になる可能性もあるので、行けるうちに行きましょう。
キャプテンアースで入門審査的なことをしていたのは恐らくロケットガレージの前がモデルです。
③ロケットの丘
登場作品:ROBOTICS;NOTES Pleiades Ambition
ロケットを打ち上げている大崎射場を一望できる場所です。施設案内バスツアーの行き先の1つですが、道路沿いにある場所なので自力でも行けます。
④小型ロケット発射台付近(竹崎射場)
登場作品:ロボノ
ロボノで瀬乃宮みさ希と瀬乃宮健一郎が話していた場所です。
小型ロケット発射台が劣化してきたため現在は通常立入禁止になっています。機体移動の際は規制が解除されるので、聖地巡礼をしたい方はソコを狙って行きましょう。
⑤灯台下サーフポイント
登場作品:ロボノ、キャプテン・アース
竹崎射場の下に広がる砂浜です。ロボノのED2で描写された岩場の辺りは潮が満ちてくると水没してしまうためご注意ください。
⑥大崎海岸
登場作品:ロボノ、キャプテン・アース
大崎射場の吉信射点や大型ロケット組立棟を間近で見ることができるポイントです。写真に写っている砂浜の範囲内なら幾らでも射点に近寄ることができます。
通常は開放されていますが、打上げの前後は立入りが規制されます。規制の情報は入口門扉に掲示されているため、必要に応じてご確認ください。
入口門扉を通った先に駐車できるスペースがあります。砂浜まで降りてしまうとスタックする可能性があるのでご注意ください。
⑦大崎射場 吉信射点と大型ロケット組立棟(VAB)
登場作品:ロボノ、宇宙兄弟、秒速5センチメートル、キャプテン・アース
種子島からロケットを打上げる際に使われている施設です。施設案内バスツアーで見学できます。他の見学場所とは異なり、車内からの見学となります。こちらの記事では写真を使わせていただいておりますが、現在ではセキュリティ等の観点のため撮影禁止になっています。
ロボノで大崎射場と言っているのは概ね吉信射点周辺のことです。ややこしいですが大崎射点が大崎射場内の別の場所に存在しています。
⑧大崎射場 大崎射点と中型ロケット組立棟跡
登場作品:ロボノ
昔ロケット打上げで使われていた施設です。現在は資材置き場として使われているようです。大崎海岸入口門扉の真横です。
ロボノ作中で描写されていた中型ロケット組立棟は解体されています。
⑧総合司令塔やその周辺
登場作品:ロボノ
総合司令塔は打上げ時の中枢施設であり、施設案内バスツアーで見学もできます。こちらの記事では写真を使わせていただいておりますが、現在ではセキュリティ等の観点のため撮影禁止になっています。
総合司令塔の周辺にはJAXA職員の様々な施設が集まっており、ロボノで瀬乃宮健一郎(あき穂の父親)がいた所長室や、食堂などもあります。
食堂は職員以外も利用できます。駐車場も利用可。職員向けの食堂なので昼営業のみで、土曜日・日曜日・祝日はお休みです。
⑨竹崎展望台
登場作品:ロボノ、宇宙兄弟、キャプテン・アース
ロケット打上げ時に関係者や報道記者がいる場所です。
内部のほとんどは一般公開されていませんが、屋外のスタンドは通常時であれば入ることができます。見学の際は建物の外階段をご利用下さい。
ロボノで天王寺綯がロボ部を連行したのは、この建物内にある記者会見室です。施設見学バスツアーで行くこともできますが、行き先に含まれることは少ないようです。この場所に限りませんが全ての聖地に行くには関係者になるしかありません。
門倉岬
登場作品:ロボノ
鉄砲伝来の地です。切り立った岸壁の岬であり、落ちたら無事では済みません。
柵の老朽化のためなのか、岬自体の浸食が進んでいるためなのか、現在では防護柵が二重に設けられています。
門倉岬入口手前
登場作品:ロボノ
ロボノのゲーム版EDのサビで描写されている坂です。現地で「空の下の相関図」を聴きましょう。
場所は名前が示す通り門倉岬の手前にあり、写真の道路を奥側にまっすぐ進むと門倉岬に着きます。
雄龍・雌龍の岩
登場作品:ロボノ
観光名所であり、お土産屋やカフェもあります。ちなみに写真中央に写っている雲の塊の下に世界遺産・屋久島があります。島の西側からなら大体見ることができます。
ロボノDaSHに登場したタネガシマン誕生の地です。
作中での八汐海翔のように岩場に降りることもできますが、満潮時には水没します。また、ゴツゴツとした岩場になっているので滑りにくい履物で注意しながら歩きましょう。
よきの海水浴場
登場作品:ロボノDaSH
ロボノDaSHのあき穂ルートラストの場所です。漢字だと能野海水浴場と書きます。サンセットビーチとしても名高い場所です。ライブカメラが設置されているので、訪れると映り込みます。
増田宇宙通信所
登場作品:ROBOTICS;NOTES DaSH(ロボノDaSH)、秒速5センチメートル
増田宇宙通信所はロボノDaSHに登場したJAXAの施設です。JAXAの施設の多くは島の南側に集まっていますが、こちらは島の中央付近にあります。
見学者にはアンテナカードを配布しています。
施設の入口前の道路もロボノDaSHや、秒速5センチメートルで登場しています。
種子島空港
登場作品:ロボノ、宇宙兄弟、キャプテン・アース
種子島の空の玄関口です。
宇宙兄弟でスイングバイの面々がいた場所はターミナルの屋上にある展望デッキです。分かりづらいですが建物の外に階段があります。
天女ヶ倉(あまめがくら)
登場作品:キャプテン・アース
種子島唯一の山です。種子島のほぼ最高峰の場所ですが標高は237.9mしかありません。渋谷スクランブルスクエア(229m)や大阪府庁咲洲庁舎(256m)と同じくらいの高さです。車で頂上付近まで行けます。
浦田海水浴場
登場作品:ロボノDaSH
ロボノDaSHで海水浴をしていた場所です。ED映像にも登場していました。日本の水浴場88選にも選出されているとても綺麗な海水浴場です。ライブカメラが設置されているので、訪れると映り込みます。
関連施設
種子島観光協会
西之表港待合所内にある観光案内施設です。グッズが展示されているほか、聖地巡礼マップが頒布されています。
SNSへの告知なしにプレゼントキャンペーンを開催していることもあるので、島に訪れたら念のために立ち寄りましょう。既に終了していますが直近では以下のようなイベントが行われていました。
西之表まちかどインフォメーションセンター
西之表市街地にあるコミュニティセンター的な施設です。ロボノのグッズや関係者のサインなどが展示されています。
種子島観光協会でも飾られているロボノ絵馬は、現在はコチラで配布されているようです。
センターの機能は以前まで別の場所にありましたが、2020年に現在の場所に移りました。市街地中心寄りの場所に移り、駐車場もできたため利用しやすくなっています。また、ロボノDaSHの愛理ルート関連の聖地3箇所とほぼ隣接しています。
ガンつく1コンテナ
ガンつく1が格納されているコンテナです。アクリル張りになっているため、中のガンつく1も覗くことができます。場所は種子島産業会館の駐車場です。
SOMES 西町サンカラ店
西之表市にある商店です。島内でロボノグッズを販売している数少ないお店の一つです。ロボノバッグが100円で売っているので近くまでお立ち寄りの際は是非。店頭の瀬乃宮あき穂のポスターが目印です。
西之表市商店街
ロボノ10周年を記念して西之表市の商店街には記念のフラッグが飾られています。2023年8月に確認したところ11ヵ所にありました。
JAXA種子島宇宙センターのツアー
施設案内バスツアー
幼少期の八汐海翔や日高昴が参加していたツアーです。参加費は無料。行き先はロケットガレージ、ロケットの丘、大崎射場、総合司令塔、記者会見室あたりからランダムで選ばれますが、打上げの準備が進められている際は大崎射場、総合司令塔、記者会見室は行き先から外されます。
事前予約制で予約は3ヶ月前から電話で受け付けています。当日だと満席になっている場合もあるので旅行の計画が決まった段階で予約しましょう。
種子島を初めて訪れるのであれば、スケジュールはこちらの「施設案内バスツアーの時刻」と「千座の岩屋の干潮時刻」を基準にスケジュールを組むのがおすすめです。他は屋外が多いので何とかなります。
何らかの原因で中止になるとJAXAから電話がかかってきます。私が以前中止のご連絡をいただいた際には施設案内バスツアーの連絡先とは違う番号からかかってきました。予約直前の電話は極端に不信なものでない限り念のために取るようにしましょう。
スペシャルバスツアー
JAXA種子島宇宙センターの特別公開の際に実施されるツアーです。施設案内バスツアーと概ね同じ行き先ですが、コチラは立ち入り禁止の場所を歩いて見学することができたり、普段は見学の対象外になっている場所にも入れたりします。
VABの扉が開く様子を間近で見ることができる貴重なチャンスです。
予約受付開始から12時間くらいで埋まってしまうので、参加をご希望される方は公式SNSをフォローするなどして情報収集を頑張りましょう。
種子島までの道中にある聖地
種子島までの道中にある聖地や関連施設をご紹介します。鹿児島空港からは離れた場所にあるため、鹿児島港でフェリーかジェットフォイルを利用する際に立ち寄ると丁度いいと思います。
天文館
鹿児島市内にある繁華街です。ロボノDaSHで八汐海翔がデートしていた場所は天文館本通りという場所。鹿児島空港から直行便のバスが出ています。
天文館むじゃき
特大かき氷「白熊」を提供している天文館にあるお店です。ロボノDaSHで登場しています。
鹿児島港高速船フェリーターミナル
鹿児島港にあるジェットフォイル乗り場です。ジェットフォイルの発着地になっている場所の特産品が展示されていて、種子島のものとしてロボノの旗や、現地酒造メーカーとのコラボグッズなどが展示されています。
種子島の観光情報
聖地の情報と合わせてご紹介したい情報が色々とありますので、項目ごとに記事を用意いたしました。よろしければ本記事と合わせてご活用ください。
おわりに
少しでも種子島旅行の足掛かりになれたら嬉しいです。
それでは、のっちよー。