米国の現状についての分析

昨日、下記の記事にて、ドナルド・トランプの演説の概要を紹介した。
2022年3月12日開催サウス・カロライナでのドナルド・トランプ演説|KAZU@AQUOIBONISTE|note

現在、アメリカで起きている状況について、日本では大手メディアでは報道されることがないので、ここで解説しておこう。

アメリカではずっと、共和党と民主党がそれぞれの政策を掲げて政権交代が行われ、政治が行われてきたわけではあるが、共和党であっても、民主党であっても、同じような政策が行われてきた。既存の支配者の、既存の支配者による、既存の支配者のための政策のみが実行されてきたのだ。
共和党と民主党でそれぞれの支持者の意向を汲んだ政治が行われていたかに見せているのだが、内情は同じ政策を実行するに過ぎず、いわゆる「やらせ」や「プロレス」と揶揄されていたわけだ。

そんな中、2016年の大統領選挙で、ドナルド・トランプが共和党のブッシュ親子の闇を公に暴露し、「アメリカ人のための政治をする」として、アメリカ・ファーストを掲げたトランプが2016年の大統領選挙を制して45代大統領となったわけだ。

トランプはこれまでの大統領とは異なり、大資本家の寄付を受けず、大資本家の言うことを聞かず、ひたすらに庶民のアメリカ人のための政治を貫いた。
トランプ政権下では、広く雇用市場が活性化し、何よりも黒人を中心としたマイノリティーに対する支援が行われた。

これまで、民主党を中心として、貧困層に対しては貧困状態から抜け出せないような政策が続けられており、それが貧困層を民主党支持に固定していたのが現状であったが、トランプ政権の地道な努力により、多くの貧困層は徐々にトランプを支持し、トランプの支持率を上げていった。

既存の支配者層は、何としてでもトランプを政権の座から引きずり降ろさなくてはならなくなり、2016年からの4年間、ロシアゲート疑惑をでっちあげるなどして、ひたすらメディアや民主党員を通じてトランプ叩きが続いた。

それに対してトランプは、自身の国民に対するメッセージをツイッターなどを通じて発信するようになった。なぜなら、メディアを通じて発信すると、内容を歪曲化され、伝えたいメッセージとは真逆の内容を伝えられるか、メッセージ自体を削除されてしまうからだ。

その結果、トランプはツイッターなどのSNSからアカウントを削除され、あらゆる情報発信の道を閉ざされてしまったのだ。
逆に言うと、既存の支配者層はそこまで追い詰められていたのだ。「自由の国、アメリカ」と言われたアメリカで、現職の大統領の言論をあからさまに封印するという強硬手段にでたのだ。

大手メディアは、トランプに対する「言論弾圧」に対して、その正当性を主張するために、火消しに躍起になった。
「トランプはテロを煽っている」とか、「トランプの発言は危険だ」とか、「トランプの発言はデマだ」とか、現職の大統領に対する礼儀もかけらもないが、それほどまでに大手メディアは偏向していたのだ。

そんな中、2020年の大統領選は選挙不正によって、圧倒的な支持率によってトランプが勝っていたにも関わらず、トランプは敗北した。
トランプは7600万票を獲得し、歴代大統領の得票数を超える票を得たにも関わらず、なんとバイデンは8000万票を獲得して当選したと発表された。
2020年の大統領選の有効投票者は1億6000万人たらずであり、これらの投票がすべて有効であったとすれば、ほぼ100%の投票率を達成したことになる。歴代の大統領選の投票率はせいぜい6割なのだ。それが100%近い投票率となることなど、ありえないのだ。
あからさまに選挙不正が行われていたにも関わらず、「選挙不正などなかった」として、民主党は選挙に不正があったのかどうかの調査を一切行わず、50以上の選挙不正を訴える訴訟をももみ消して、バイデン政権が誕生した。

バイデン政権が発足すると、バイデン政権は多くのトランプ政権下で行われた政策を停止したり、真逆の政策を実行することで、急速に米国の景気や労働環境、国内の治安状況、国境などの秩序が破壊され、多くの米国市民の不満が爆発した。

現在も米国市民の不満は爆発しているが、トランプが発信する言論に加え、トランプを支持する言論も弾圧され続けている。
そんな中で、トランプは2022年の中間選挙や2024年の大統領選に向けて、直接、米国民に向けたメッセージを届けるべく、勢力的に演説をしているわけだ。

日本の国会議員にはトランプほど、自国民を一番に考えた政治家は一人としていない。
トランプは自国民を第一に考える政策を掲げ続けるが故に、既存の支配者層から全力で叩かれるという構図があるのだ。

日本には日本国民を一番に考えた国会議員が現れないのは、ひとえに日本国民の責任でもある。
我々はトランプとトランプ支持者の戦い方を見ることで、我々自身の国の政治の在り方を考えなければならない。
我々は自分たちの手で主張しなければ、日本という政治的にも経済的にも腐敗した状況を変えることはできないのだ。

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