人類の歴史上、最も温かくて優しい「フリーダムコンボイ」という抗議デモをご存知か?

2020年から蔓延した新型コロナウイルスへの対策として、世界中の多くの国々が国民に新型コロナワクチンを半強制的に接種させていった。
新型コロナワクチンは当時、治験中であり、危険性が未知数で、有効性も疑問視されていたにも関わらず、WHO(世界保健機関)や各国政府は根拠なく「新型コロナワクチンは有効であり、科学に従って接種せよ」と各国の国民全体に半強制的に接種をさせていったのだ。
その流れは民主主義国家であるカナダでも例外ではなかった。

カナダではワクチンの非接種者は公共交通機関が使えない、レストランや映画館などの様々な施設が利用できない、接種しなければ職を失う職業もある、などの措置が取られ、世界で最も不合理な強い規制が取られた国であった。

そんな中、カナダの大型トラック運転手に対する接種の強制が行われようとしたとき、国民の不満が爆発し、カナダ全土の大型トラック運転手たちが2022年1月23日に首都オタワに向かって大型トラックを走らせた。
この大型トラック運転手たちによる「新型コロナワクチン接種の強制に対する抗議活動」をフリーダムコンボイと呼ばれるようになった。

フリーダムコンボイによる抗議活動はカナダの優しい国民性を現したお祭りのようなものだった。
カナダではこれまで、ロックダウンによる行動制限やワクチン接種の半強制的義務化によって国民たちは分断され、疲弊させられていた。

フリーダムコンボイがカナダ全土の町中を駆け巡り、首都オタワに向かって走っていく姿にカナダ中の国民が暖かい応援をするために道路に集結し始めたのだ。
当初は「カナダ人全員の思いを代表してくれる大型トラック運転手たちを応援しよう」として集まった各地の人々は、その集まりの中で徐々に互いを愛し、いたわりあうお祭り騒ぎのようなものに変わっていった。
新型コロナウイルスの蔓延を理由に、人々は人と触れ合うことを禁止された状態になっていたが、フリーダムコンボイをきっかけにしてカナダの人々は互いに触れ合い、いたわりあう機会を得ることとなった。

カナダ各地では信じられない数の人で道路の沿道が覆いつくされ、集まった人々は暖かい気持ちで音楽を演奏し、ダンスを踊り、ハグをしあった。
集まった人々はみな、笑顔あふれるものであった。
しかし、これをカナダのトルドー政権は「フリーダムコンボイは凶悪なテロリストだ!」としてのレッテル張りをして弾圧をしていった。

そもそもカナダ政府が行った新型コロナワクチン接種の義務付けは「科学に従う」とだけ説明され、その根拠が示されることはなかった。
つまり、合理的な理由なく国民の自由と権利を制限したことに対して、フリーダムコンボイという抗議活動が起こり、カナダのほぼ全国民によって支持された。

フリーダムコンボイはカナダ全土の各地でお祭り騒ぎのように開催され、子供の遊び場が設けられ、移動式サウナ、無料のバーベキューなどがふるまわれ、ホッケーをする人たち、歌って、踊って、大人から子供まで多くの人が参加するものであり、「凶悪なテロリスト」と言われるような活動は一切なかったのだ。

このフリーダムコンボイに対して、トルドー首相は2022年1月26日に「小さく、とるに足らない、受け入れがたい意見を持った少数派たちが首都オタワに向かってきているが、カナダ人の意見を代表しているわけではない」と記者会見で吐き捨てた。
このトルドーが口にした「Small fringe minority」はフリーダムコンボイの合言葉になった。
フリーダムコンボイは首都オタワに到着するも、トルドーは「コロナ陽性」を理由に逃げ隠れた。
一方で最大野党保守党議員やカナダ国民党党首らが現地でフリーダムコンボイ参加者と交流し、トルドー首相は独裁者として国民から批難されるようになっていった。

独裁者トルドーはさらなる弾圧をフリーダムコンボイにかけていくことになる。
フリーダムコンボイのリーダーは「200万円くらいの寄付金が集まればいいな」という気持ちで寄付金目標額1,000万円で寄付の募集を開始したところ、わずか2日で1,000万円が集まり、一週間も経たないうちに寄付金は一億円を突破し、一か月も経たないうちに寄付金は十億円を超えたのだ。
これはカナダ国民の圧倒的支持の高さがあったからである。
しかし、これに対してトルドー政権は弾圧し、寄付金管理会社は「フリーダムコンボイは、占拠・暴力・違法行為を行っている証拠」という謎の理由によって一方的に口座凍結をしたのだ。

だが、カナダ国民の暖かい団結力が凄かったのだ。
別の寄付金管理会社にわずか10日で11億円という金額の寄付が集まるということに発展した。
また、カナダの各地でカナダ人たちがフリーダムコンボイに参加する大型トラック運転手たちに直接お金を寄付したり、食べ物を提供したり、トラックのガソリンを運転手たちに直接提供するということが行われた。

このフリーダムコンボイは2022年2月に行われたのだが、2月のカナダというのは気温が最大マイナス20度まで下がるところもあるほどの寒い季節である。
そんな寒い季節にこれほどまでの暖かい活動がカナダ全土で行われたのだ。
極寒の地で、とても心温まる優しい愛のあふれた抗議活動がカナダで行われた。
それがフリーダムコンボイなのだ。

日本では新型コロナウイルスそしてワクチンによって、マスク警察が現れ、ワクチン非接種者に対する差別が横行した。
本来ならば日本人はカナダのフリーダムコンボイに見られる以上の優しさと愛にあふれた人々であるはずだと筆者は信じている。

カナダのフリーダムコンボイは、日本人にそういった優しさを取り戻させるきっかけになるのではないかと思うのである。


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