タッカー・カールソンがプーチン大統領にインタビューをするという行為自体を批判する大手メディアの異常性を分析

あなたは民主主義を尊重する立場だろうか?
それとも、共産主義の独裁者の命令を忠実に実行する共産主義者だろうか?

日本やアメリカやヨーロッパでは、「民主主義か?共産主義か?」という質問をすると、呼吸をするように「当然に民主主義を選ぶ」という答えが返ってくるのだが、中身を精査するとほとんどの場合、共産主義の主義・思考が選択されている。
一人の独裁者が決めたこと、集団的独裁体制による独裁者集団が決めたことに対して、異論を差し挟むことなく、「そうだそうだ!」と迎合するのは共産主義独裁体制そのものなのである。

気付けば日本もアメリカもヨーロッパ諸国も、大手メディアが共産主義独裁体制思考に基づく報道を続けた結果、多くの国民は大手メディアが提示する思想を忠実に実行する共産主義独裁体制に従うようになってしまった。
その兆候は様々な局面で効果が表れていた。
その最たるものが2020年の「新型コロナウイルスの蔓延」と2020年頃から始まった「新型コロナワクチンの神格化」であろう。


「新型コロナウイルスの蔓延」については、大手メディアが一斉に「新型コロナウイルスの恐ろしさを報道し、ウイルス性感染症に対して「マスクをすることが絶対だ!」という謎の考えが独裁的となり、「マスクなんて意味がないんじゃないの?」と主張する者は社会から村八分状態に置かれてしまった。
筆者もしばらくは仕方なく「マスク独裁主義」に従っていたが、すぐに「マスクは効果がない」という科学的分析が発表され、従う意味がないと判断してからは多くのマスク警察に悩まされたものだ。

「新型コロナワクチンの神格化」については深刻で、「新型コロナワクチンを打たなければ街を出歩くな!社会に出るな!」といった強烈な共産主義的全体主義が蔓延した。
新薬というのは薬害リスクが高く、新薬のほとんどは欠陥品であるということは医薬品業界の常識である。
筆者はワクチンそのものの存在意義が疑わしく、ウイルス性感染症に関するワクチンは全て欠陥品であるとの調査結果を見ていたため、新型コロナワクチンの話が出た瞬間に、「これは重大な欠陥品を多くの人が接種することになり、世界的な薬害に発展する」と判断し、周囲の人々に危険性を伝えた。
しかし、共産主義独裁者たる新型コロナワクチンの推進者たちは筆者のような者たちを「陰謀論者」として迫害したため、筆者のような意見を持つ者は社会から切り捨てられた。


このように、共産主義独裁体制というのは、政府やメディアによる言論統制や思想統制が行われ、政府やメディアが認める意見だけが唯一の意見であり、他の意見は受け入れられない体制のことを言う。
日本が「民主主義体制を採用します」と言うかどうかに関係なく、「この問題についてはこの解決策しか認められない」と言ったような体制は形式的には民主主義体制であったとしても、実質的には共産主義独裁体制なのだ。

日本もアメリカもヨーロッパ諸国も、現在は正に実質的には共産主義的独裁体制が中央政府によって推し進められており、政府が推し進める政策に反対するような者は、日本では陰謀論者とされ、アメリカではテロリストと認定され、ヨーロッパではテロリストあるいは犯罪者と認定される。

現在、世界の支配者たちはロシアを悪の権化に仕立て上げて、ロシアの恐怖をあおりながらロシアと戦争する正当性を必死に作り続けている。
その成れの果てが、「ロシアのプーチン大統領は危険な存在だから、プーチンの話を聞こうとする奴は陰謀論者だ!」というもので、アメリカの名コメンテーターのタッカー・カールソンがロシアに行って、プーチン大統領をインタビューするだけで世界中から非難の声があがったのだ。
世界の支配者たちを中心とした欧米の政府や大手メディアにとっては、ロシアのプーチンの意見は全て誤情報であり、情報発信すべきでないとしているのだ。
ロシアと欧米が戦争をしている現在、ロシアの意見は一切聞く価値がなく、全てが誤情報だとされているが、これは正に第二次世界大戦において「日本の意見は一切聞く価値がない」と位置付けられたのとそっくりだ。

ロシアと欧米という超大国同士の戦争において、どちらか一方の意見だけがすべて正しく、もう一方の意見は全て聞く価値がなく誤情報なわけがない。
その立場を突き詰めれば、「ロシアはあらゆる価値観において存在価値がなく、ロシアがこの世から消えるまでロシアを攻撃し続ければならない」という考え方であり、第二次世界大戦のときに世界中から非難されたナチスドイツのホロコーストと同じ行為ではないのか?

2024年2月6日にプーチン大統領がタッカー・カールソンに語ったように、ロシアは世界的平和に向けた取り組みの為に何度もアメリカやヨーロッパなどに話を持ち掛けたにもかかわらず、欧米諸国はロシアの歩み寄りを断り、ロシアを悪の権化そのものに仕立て上げ、ロシアに対する戦争ビジネスを仕掛けているのである。

先進国の中から欧米諸国がロシアを孤立させ、たった一人のロシアを袋叩きにしている。
まるでそれは、クラスメイトの中からいじめのターゲットを一人に決めて、クラス全員で袋叩きにしているのと同じような状況で、誰も彼は何も悪くないと言えない状況と同じである。
だが、今、ロシアはBRICSと呼ばれる国々や中東の国々と連携して強くなっている。
いじめっこのターゲットを定めて、いじめを継続することでしか生きていけない現在の日米欧諸国に未来があるはずがない。


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