どの政党、政治家も心から信頼することなくにらみを利かすことでしか個人の尊厳は守られない

筆者は様々な視点からインテリジェンスの鍛え方を伝えるために記事を書き続けている。
その目的は、自由で民主的な社会、個人の尊厳が守られる社会になってほしいという、筆者個人のためであり、広く一般的な人々が幸せに暮らせる世の中になってほしいというために、このような執筆活動をしている。

全ての人が幸せに暮らせる社会的な制度というのは未だ存在しない。
人類の歴史の中で、「おそらく民主主義が最もましな社会制度だ」と言われている。
絶対王政や独裁主義、共産主義は自由も権利もなく、ただただ一般市民が奴隷生活を送るだけの制度であることは確かだ。
だからといって、民主主義が最も良いかと言われれば、それも違う。
民主主義はすぐに腐敗するし、実際に世界中の民主主義の国は相当腐敗しているのが現実である。

日本は形式的には民主主義国となっている。
実態としては、本当に民主主義と言えるのか疑問だ。
北朝鮮や中国は集団的独裁主義と言われる、いわゆる一部の独裁派閥が集団的に独裁の形をとっていて、正にそれらの独裁派閥が集団的に独裁的な政治体制をとっている。

アメリカなどは表面的には民主主義を唄っており、北朝鮮や中国を独裁主義国家と批判しているが、実態はほとんど集団的独裁体制と言って差し支えないだろう。
実際にアメリカのバイデン政権は大統領であるバイデンはほとんど誰かの言いなりになっているかのように動いており、政権の動きは一部の独裁的な大資本家や大企業によって動かされている。
そのような大資本家や大企業は、北朝鮮や中国の独裁派閥と何が違うのだろうか?
一般市民の自由度の違いはあれど、中身はほとんど変わらないと筆者は思っている。

結局、われわれ一般人の自由や個人の尊厳を守るためには、どんな政権も、どんな政党も、どんな政治家も、心からは信用しないことしかないと思っている。
どんな人間も嘘をつく可能性はある。
どんな人間も欲にまみれて堕落する可能性はある。
特に権力を手にした人間ほど、欲にまみれて腐敗していく。
一度吸った甘い汁は美味しくて美味しくて仕方がないから、その汁をもっともっと欲しがるようなものだ。
まるで、麻薬中毒者のように、権力を手にした人間は、いつ権力という甘い汁の味に飲み込まれてしまうか、わからない。
たとえ志高く、国民の自由と尊厳の為に立ち上がった政治家や政党も、いつしか堕落していく可能性は往々にしてあるのだ。

現在の既存政党である自民党、公明党、立憲民主党、維新の会、日本共産党などなどは、確実に腐敗している。
NHK党や新党くにもりなどの保守政党も既に腐っていそうだ。
今のところ参政党は腐っていそうには見えないが、簡単に腐ってしまうかもしれない。
どの政党も、どの個人の政治家も、いつ腐敗するかはわからない。
結局、我々一人一人の一般人が厳しい目を光らせてにらみを利かせる以外に、民主主義を守る方法はないのではないかと、筆者は思うのだ。

筆者はアクアボニスト(AQUOIBONISTE)を名乗っている。
これはアナーキストと似た意味であり、結局「どんな政府も信用しない」という意味でもある。
一般市民の全員が、常に政府を厳しい目で見て、何かおかしなことをやった時に市民全員で「No」を突きつけられるくらい、インテリジェンスを高めることができれば、みんなが幸せな社会が形成されると信じている。
そのような信念のもと、これからも執筆活動を続けようと思う。

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