フランスに学ぶ自由のための戦い

フランスの国中が大変なことになっている。
2020年の新型コロナ騒動からロックダウンを強制し、街を歩く市民に対して警察が好き放題暴力を働く状態が続いていた。
警察側の言い分は「マスクをきっちり装着していなかったから」とか、「不要不急なのに外出していた」とか、多くの欧米諸国の警察が共産主義国の秘密警察化するときの常とう句が使われた。

フランスは更に、新型コロナワクチンの強制がマクロン大統領によって推し進められた。
ワクチンを打たなければ、ほぼ仕事は解雇され、公共交通機関も使えない、という共産主義国家顔負けの強制が行われた。
ワクチン接種が強制された時にも多くのフランス人が各地でデモを行った。

だが、ワクチンの時のデモはフランス全土で最大で約100万人とされていたが、最近のデモはフランス全土で350万人、またはそれ以上ともいわれている。
マクロン大統領による実質的独裁政治が継続され、2023年3月には「年金改革」という言い方でごまかすことで、年金受給の開始年齢を2年引き上げられた。

マクロンによる圧政は日に日に増し、明らかにわざと国民を苦しめる政策がマシンガンのように連続で打ち続けられる中、更に多くのフランス人が怒りの声をあげたというのが事実だろう。
フランスの主要な都市で市民と警察が大規模の衝突を起こすデモが現在多発している。
デモの中には警察がヘルメットを脱ぎ、市民側に加担する姿も見られている。




フランスは日本に比べれば、警察と衝突するようなデモが近現代においても頻繁に行われてきた。
歴代のフランス大統領を見ていれば、デモが発生することなどは想定の上で、「国民のクズどもなど、放っておけばいい。警察に取押えさせておけば、自然に黙る。」という言動が透けて見える。
筆者が最も嫌いな歴代フランス大統領のサルコジなどは、パリでデモを起こした若者たちに対して侮蔑のまなざしを向けて、「社会のゴミ共を早く片付けろ」と冷たく言い放った。しかも、その言葉はテレビやマスコミの前で吐き出されたため、多くのフランス人がサルコジに愛想をつかしたのである。


一方の日本はフランス以上に圧政政策がマシンガンのように打ち出されている。
にもかかわらず、日本人は眠った羊のように黙って受け入れている。
フランスの姿を見ていると、現政権は「デモを警察に鎮圧させ、選挙を不正しておけば、国民がどれほどデモを起こしても知らぬ存ぜぬ」で通されるので、デモを起こせば起こすほど、共産主義者が求める国内の混沌状況を作り出せることとなり、共産主義者たる為政者の思い通りになるだけのようだ。
しかし、黙って沈黙していては、為政者はさらに好き勝手をしてくるのだ。

黙っていれば為政者に好き勝手にされ、抗議の声をあげれば抗議デモを警察を使って弾圧される。
抗議デモがたとえ平和的な抗議デモであっても、政府がマスコミと連携することで、「暴力的なデモ」であると捏造され、警察機関による暴力行為が正当化される。

だが、何もしなければ、世界の支配者たちの手先に成り下がった政治家によって、われわれ一般人は奴隷としてどんどん苦しい状況に追い込まれていくだけである。
フランス市民のやり方には一長一短があるが、フランスの動向は非常に参考になるといえるだろう。
現在膨れ上がったデモ参加者は350万人超であり、これは7000万人弱の総人口の5%以上の数となる。
20人に1人以上の割合でデモに参加しているフランスの状況が、今後どのようになっていくのか、注目すべきだろう。

マクロン大統領は2022年4月のフランス大統領選挙で僅差で再選を勝ち取ったことになっているが、再任前から大規模デモが行われており、再任から一年も経たずにこれほどまでのデモが行われているが、本当に大統領として選ばれた人物なのだろうか?
選挙集計結果が出される前に見られた、マクロンジャンプには本当に不正選挙はなかったのだろうか?

日本人は日本人なりの戦い方をしなければならない時がとうに来ているのだ。


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