トランプ暗殺未遂事件のシークレットサービスのトップのキンバリーに対する米連邦議会の公聴会での質問攻めの結果、警護責任放棄の実態が明らかになった

2024年7月13日にアメリカ大統領候補で、前アメリカ大統領であったドナルド・トランプが白昼堂々と暗殺未遂事件により、命を落としかけた。
トランプを襲った銃弾は3発以上あり、トランプを狙ったスナイパーは4名以上存在していたことが明らかになっており、結果的にトランプは一命をとりとめたが、プロのスナイパーが4名にも狙われる中で死なずに済んだことにつき、プロのスナイパーたちから驚きの声が上がっている。


要人の警護にはシークレットサービスという連邦政府機関が担当する。
今回のトランプ暗殺未遂事件では、シークレットサービスは意図的にスナイパーたちにトランプを襲わせており、シークレットサービスが暗殺未遂事件に深く関与していたか、首謀していたことが明らかになっている。

そんな中、アメリカでは2024年7月22日にアメリカ連邦議会の下院監視である説明責任委員会が公聴会を開き、大統領警護部隊であるシークレットサービスのトップであるキンバリー・チートル長官に対する尋問が行われた。
本来、シークレットサービスは要人を暗殺しようとする者がいた場合には、犯行に及ばせることなく、未然に犯行を防ぐことが目的であり、犯行に及ばせること自体が大失態なのだが、今回は明らかに意図的に犯行を行わせたことが明らかである。
このような背景の元で、キンバリーは5時間にも及ぶ公聴会において、多くの連邦議員(日本で言う国会議員にあたる)による質問攻めにあった。

キンバリーは多くの質問から逃げ、多くの質問にごまかしの回答を行い、多くの不誠実な回答や矛盾する回答をすることによって、多くの連邦議員から怒りの声が上げられた。

この5時間の公聴会について、アメリカの大手メディアや日本のメディアはシークレットサービスを擁護する報道を行い、シークレットサービスが主導的に行った、様々な不正な実態を隠蔽した。
実際にキンバリーは「わからない」だとか、「FBIが調査中」だとか、質問に答えない姿を示したり、質問と全く関係ないことを話し始めたりしていたにも関わらず、大手メディアはまともな公聴会が行われたように大嘘を書いているのだ。
このような大手メディアの隠蔽工作に騙されてはならない。


そもそも、今回のトランプ暗殺未遂事件について、トランプ前大統領を守るシークレットサービスはバイデン政権の管轄にあることから、トランプを守る責任者のトップはバイデン大統領自身である。
バイデン大統領はトランプ暗殺未遂事件当時、まだアメリカ大統領選挙の立候補者であると同時に、要人たる大統領候補のトランプを守る責任者でもあったわけである。
シークレットサービスがトランプを守る責任を放棄したばかりでなく、トランプ暗殺に加担した責任はバイデン大統領本人にあるのである。
それほど深刻な問題であるということを忘れてはならない。

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シークレットサービスのトップのキンバリーに対する公聴会は約5時間にも及ぶため、下記にキンバリーと連邦議員たちとのやり取りの概要を示す。
シークレットサービスのトップがどれほど不誠実な対応を行ったのかを知ると共に、このようなやり取りが行われたことを一切報道しない大手メディアの実態を感じていただければと思う次第である。


キンバリー「真実をお話することを誓います・・・それではご質問をお願いします」

質問「トランプチームは何度も何度も警備員の増員をリクエストしていたが、あなたたちはどのように対応したのだ?」
キンバリー「拒否などしていない」
質問「では、一体、どれだけの警備員を配置したのだ」
キンバリー「限られたリソースを適切に配置している」

質問「銃は人の命を奪う危険な武器ですよね?」
キンバリー「質問の意味がわかりません」
質問「とても単純な質問です、銃は危険な武器ですよね?そのような危険なものを持つ者は危険人物ではないのですか?」
キンバリー「シークレットサービスはとても危険でやりがいのある仕事です」
質問「そんなことは聞いていない。とても単純な質問をしているので答えてください。銃を持った男が屋根の上という高い位置から狙えたらとても危険ではないのか?」
キンバリー「シークレットサービスはとても大変な仕事を責任をもってやっています」
質問「何故こんなに単純な質問に答えられないんだ!」

質問「狙撃犯はどうやって屋根に上ったのか?銃は何発打たれたのか?」
キンバリー「それは現在、FBIが捜査しているからわからない」
※事件から随分時間が経っており、ある程度は答えられるはずであるが、この程度の質問さえ、キンバリーは答えない

質問「狙撃犯がトランプに銃を撃つ2分前に狙撃犯の存在がシークレットサービスに伝えられたが、シークレットサービスを何をしていたのだ?(ビデオを見せて、多くの聴衆が狙撃犯が屋根の上からトランプを狙っている姿を指さして叫んでいる映像が映し出された)このような危険な状態となっていたにも関わらず、何故演説を止めなかったのか?」
キンバリー「具体的な危険は差し迫っていなかった」
質問「これが具体的な危険ではないだと?!演説を止めなかったのですね?」
キンバリー「一般的にシークレットサービスというものは・・・」
質問「一般論を聞いているのではない!演説を止めなかった、『NO』という返事で良いですね?」

質問「シークレットサービスは、狙撃犯のクロックスの存在を知ったのはいつだ?何時に知ったんだ?」
キンバリー「それは現在、FBIが捜査をしているからわからない」
質問「では、狙撃犯が居たことは認識していたのだな?」
キンバリー「それはFBIが捜査中だ」

質問「狙撃犯はクロックス以外の他にいたのか?」
キンバリー「それはFBIが捜査中なのでわからない」

質問「シークレットサービスはトランプから一番近い屋根の上である、狙撃犯のクロックスが居た屋根の上にスナイパーを何故配置しなかったのか?」
キンバリー「そこはシークレットサービスの管轄ではなかったからだ」
質問「その場所は最も危険な場所ではないのか?」
キンバリー「それはFBIが捜査中なのでわからない」

質問「シークレットサービスは屋根の上にスナイパーを配置できなかったのは、屋根の上が急斜面で危険だったからか?」
キンバリー「そうだ」
質問「ちょっとまて。シークレットサービスがいた屋根の方が、狙撃犯が居た屋根よりも角度が急だぞ?狙撃犯が居た屋根が危ないからスナイパーを置かなかったというのは、嘘だろ?」
キンバリー「それはわからない」

質問「暗殺事件当日は、シークレットサービスは何人を現場に配置していたのか?」
キンバリー「それはわからない」
質問「大統領を警備する場合、一般的にはシークレットサービスを何人配置するものなのか?」
キンバリー「それはわからない」
質問「では、暗殺事件当日、どこにどれだけシークレットサービスを配置するのか」
キンバリー「それはわからない」
質問「シークレットサービスのトップであるあなたが決めたことではないのか?」
キンバリー「それはわからない」


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