独裁政治体制はいきなり成立するのではなく、徐々に静かに足音を立てずに成立する

先日、プロ棋士が公式戦の最中に一時的にマスクをしなかっただけで反則負けにされた事件を解説した。

このニュースに限らず、このような現象を見て、言論の自由が封鎖された独裁体制に向かって着実に歩んでいると感じ取ることが出来な言えれば、確実にあなたの思考回路は独裁体制に慣れた奴隷的な状態に陥っていると言わざるを得ない。

独裁体制を一気に進めるには、中国共産党やソビエト連邦のように、軍隊を用いて自由を訴える市民を一気に皆殺しにして従わせればよい。
そのような暴力的な手段を取らない場合、徐々に言論の自由を奪い、反論を許さない環境を作り出せば良い。

その為には徐々に自由を奪うのだ。
最初は小さな自由を奪い、人々が少し我慢すればできれば耐えられるような自由を奪うのだ。
自由を奪われることに慣れた頃に、さらに前よりも少し大きな自由を奪い、さらに人々が我慢できるような程度の自由を奪うのだ。
そうすることで、徐々に徐々に大きな自由を奪われても人々は耐えられるようになる。
これは正にソビエト連邦における共産主義独裁体制において行われた手法である。

筆者はソビエト連邦で行われた、このような政治政策を良く知っていたので、今回のコロナ茶番が始まった時に真っ先に気付いた。
最初はマスクを強制されるという不自由を課し、幼少の頃より慣れ親しんだワクチンを強制されるという不自由が課される。
ワクチンも最初は強制ではなく、「みんなの為に打とう!」となり、多くの人が打った後に、「打っていない人はみんなの事を考えていない!」という風潮を作り、「打っていない人は非国民だ!」という流れを作る。
正にこれこそが、「ワクチン打ツ正シイ、ワクチン打タナイダメ」という、単純な全体主義を作り上げていく。
支配者は一方の価値観を押し付けるために、反対する者は社会悪であるかのうな印象操作をする。
印象操作に操られた人は支配者の奴隷として、自分の承認欲求を満たしながら正義を振りかざす。

承認欲求を振りかざしている人を見ていると、結局は誰にも話を聞いてもらえず、誰にも必要とされていなかったようなコンプレックスの塊のような人間が、支配者の言うとおりに行動して支配者の命令に従わない者を弱い者いじめすることで承認欲求を見たし、自分の存在意義を見出しているという様子がうかがえる。
日本人には本当に素晴らしいクズが多いのだなと心から思った次第なのである。

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