近年の花粉症について思うこと

花粉症は毎年、その季節になるとマスコミが煽りに煽る。
「花粉症が流行ってる?!私も花粉症かもしれない!?」という人が増えると、花粉症治療を受けたがる人や花粉症の薬を求める人が増えるために、テレビなどのマスコミは毎年騒ぐのだろう。

季節性インフルエンザの報道と同じく、花粉症についても、「今年の花粉症は昨年の倍です」とか、「これまでに例の見ないほどの花粉量が予想されています!」といった煽りが言われている。

素直な人は「そうか!今年は倍なのか!今年は未曽有なのか!大変だ!」と騙されるのかもしれないが、冷静に考えれば、「何故毎年、倍増、倍増!となっていくのだ?」という疑問を感じるのは当然だ。

さて、そのような報道とは別に、今年の花粉の度合いは実は大したことがないと筆者は感じるのだが、みなさんはどのように感じるだろうか?

そもそもの花粉症の正体の半分は公害問題が原因なのだが、2020年から、急速に筆者は花粉による被害が激減しているのを感じる。

筆者は微量なハウスダスト量、埃の量、部屋の空気の悪さ度合いなどについて、周りの誰も気づかないレベルで敏感に変化を感じてしまう。
花粉の量についても同様で、微妙な花粉の分泌量の変化に日頃から敏感に反応してしまうのだ。
そんな筆者が2020年から急速に花粉によるアレルギー被害が低減しているのだ。

日本における公害問題の一番の原因は、公害対策を全く行わない中国の工場群から大量に流れてくる公害汚染物質なのだ。
だが、2020年のコロナショックと中国におけるロックダウンにより、中国では急速に工場の稼働停止や工場の閉鎖が行われている。

現在の中国では、工場に関する雇用が停止し、工場での労働者の募集が9割減という異常な状態となっているという。
工場の雇用が低迷しているだけでなく、ロックダウンや景気低迷により、工場の稼働率が急速に低下しているという。
2022年の強烈なロックダウンにより、工場の機能停止はさらに進んだ模様であり、2023年に入った現在も、殆どの工場が停止を続けており、工場労働者の募集がほとんどなく、100人程度の募集に対して何万人もの募集が集まることも散見されているという。

中国という地政学リスクや政治リスク、法律リスクなどがコロナ騒動によって更に見直されたことで、製造拠点としての中国からの見直しの動きも上がっているという。
中国の工場は環境規制が無いようなもので、有害物質が工場から排気ガスとして大気に大量放出され、川などを通じて有害排水が垂れ流されている。

これは単なる状況証拠と筆者の感覚によるものなので、確固たる証拠があるわけではないが、有害物質垂れ流しの工場が大規模で停止されたことは不幸中の幸いな気がするのだ。

そして、中国で公害汚染の根源となる工場が大規模に稼働されるくらいなら、せめて日本企業は日本という土地で高い品質管理と高い環境基準を有した工場を日本国内に設置し、この機会に製造立国日本を取り戻してほしいと思うのである。


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