ダイハツ工業の不正報道について思うこと:報道の裏には別の目的があるものである
ダイハツ工業が2023年12月20日に、30年以上に渡って安全性能を担保する認証試験で不正を行っていたことが発覚し、現在国内外で生産されている全てのダイハツ開発車種の出荷を一旦停止すると発表した。
不正を行うことは良くないことだが、どのような企業も多少の不正は行っている。
不正のレベルには様々なレベルがあり、今回ダイハツ工業が発表した不正のレベルがどれほどのものであったのかは筆者は正確にはわからない。
だが、一つだけ確実に言えることがある。
それは、不正が発表される背景には大きく分けて二種類があり、今回のダイハツ工業がどちらの背景によるものかは現段階では分からないというものだ。
不正が発表される背景には大きく分けて、①実際に看過できない社会的に重大な影響を与える悪質な不正を行っていた場合と、②確かに不正はあったのだが、不正の度合いとしては軽く、報道されるほどのものではないにも関わらず、ライバル企業による攻撃があったり、当該企業を買収して技術や市場を乗っ取るために報道される場合がある。
現在、日本の自動車企業は世界的に攻撃を受けている。
日産自動車などは完全につぶされておかしくなってしまっており、カルロス・ゴーンという詐欺師によって一部、日産自動車は経営が立ち直ったかに見えたが、結果的に日産グループが作り上げた企業経済圏は破壊されてしまった。
現在、日産自動車は経営の低迷を続けており、世界中で見放されている電気自動車事業に特化する方針を進め、世界中の電気自動車事業の不良債権を押し付けられる未来が見えている。
トヨタ自動車は世界で最も利用者に評価された企業であるにも関わらず、アメリカを中心とした国々から徹底的に嫌がらせを含めた攻撃に遭い、何度もピンチを迎えている。
トヨタ自動車の技術力は世界一で、常に世界中の企業がトヨタを買収するための工作を行い続けている。
今回の不正行為の発表を行ったのは、トヨタ自動車の子会社のダイハツ工業である。
不正行為の発表をしたダイハツ工業でどのようなことが起きていたかはわからないが、トヨタグループの技術を乗っ取るための工作が行われた結果であった可能性があるのではないかと筆者は考えている。
近年の日本人は誰かが不正をしていたとわかるやいなや、まるで鬼の首をとったかのように、不正をしたものを叩き潰すまで叩き続ける傾向にある。
だが、ダイハツ工業は世界が誇るトヨタの子会社であり、日本の基幹産業である自動車産業の中核たる企業である。
ダイハツ工業がたとえどのようなことを行っていたとしても、自動車産業は日本の産業の中で世界一の技術力を持つ分野であり、日本という国全体でダイハツ工業を守り、日本の国益を守ることが、結果的には日本人全体の財産を守ることにつながるということを理解する必要がある。
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