共産主義者はイデオロギー論争で社会的弱者を利用するが、弱者は必ず救われない

共産主義者はいつも自分たちの目的を果たすための材料を探している。
通常、議論をすることによって、より良い解決策を導き出そうとするとき、議論をする者たちはお互いに良いと思う案を出し合い、その中で最も良い案を採用するような作業となる。
だが、共産主義者の場合には、これとは発想が全く違う。

共産主義者が議論をする時、議論をする前から結論が決まっている。
例えばジェンダー問題を取り上げるとき、「とにかく既存の伝統的な社会を破壊する政策を導入しよう」という目的が固定されているため、おのずと「ジェンダー平等のための法律を作ろう!」と言いながら、彼らが主張するような法律を通してしまえば必ず世の中が不安定になるような内容になっているのである。
事実、2023年5月から6月にかけて強硬に可決成立されてしまったLGBT法案は、「ジェンダー平等のために!」というスローガンのもと、「誰でも好きなように、男性用だろうが女性用だろうが、自由に男性/女性専用施設を利用できる」内容の法律であった。

このLGBT法案が当初から「男性専用とか、女性専用とか、そういうのは全てなくして誰でも好きなように使えるようにしようぜ」なんて言うことを前面に押し出されていれば、LGBT法案に対する反対の声は絶大なものであっただろう。
だが、共産主義者はこのようなめちゃくちゃな法律を通すためにはありとあらゆるものを利用し、プロパガンダを駆使し、平気で嘘をつくのである。
そんな時に利用されるのが必ず「少数弱者」なのである。

共産主義者はめちゃくちゃなLGBT法案を通すために、「性的少数者=LGBTが差別されている」とでっちあげたり、実際に差別されていると思われるような事件を持ってきて騒ぎ立てる。
「だから性的少数者であるLGBTは弱者なのであり、弱者に対する差別をなくさなければならない!」と言って、実際には中身がめちゃくちゃなLGBT法案を持ち出すのである。

このとき、実際に性的少数者や性的弱者やLGBTの人たちの中で、実際に差別を受けて来た人たちは、「私たちの事を助けてくれるんだ!」と期待してしまう。
だが、共産主義者が彼らを救うことは絶対にない。
何故なら、共産主義者はLGBT法案のような社会をめちゃくちゃにするような法律を通すことで世の中を混沌にしたいことが目的なのであり、弱者を救うことは目的ではないし、弱者を救うつもりは全くないからである。

2013年7月に設立されたBLM運動は「黒人の人権が問題だ!(Black Lives Matter)」として、「人種差別を受けている黒人の権利を守ろう」という趣旨で始まったのだが、BLMを創設するために資金援助をしたのは、究極の共産主義者であるジョージ・ソロスであり、BLMの目的は「『黒人が差別されている』ということを利用した共産主義破壊活動をする」ことであった。
そのため、黒人が黒人に暴力を受けたり、殺されたりしても、BLMは一切動かなかった。
そして、BLMの活動は徐々に2020年のアメリカ大統領選挙の不正選挙に抗議する市民を弾圧するために利用され、団体の建前的な目的である黒人の権利を守るためには一切動かなかったのである。

共産主義者が弱者救済を言い出した時は、それを完全に疑った方が良い。
共産主義者の目的は、ありとあらゆる方便と詭弁を使って、社会の共産主義化という目的の為に動いているだけなのである。





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