キリスト昇天日の和風晩ごはん
グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。今日は祝日。晴れ間がみえたのでお散歩にも行きました。変わりやすいお天気なのでチャンスを逃してはいけません。公園の緑は大分青々してきました。
今日はイースター復活祭(キリスト教で一番重要な行事) と連動する移動祝日、キリストの昇天日でお休みでした。同時にドイツでは父の日でもあります。
キリスト昇天日をドイツ語ではChristi Himmelfahrt クリスティ ヒンメルファートです。ヒンメルは天の意味、fahrt は行く、移動するの意味です。ドイツ語は行くも、歩く、乗り物(車など)、飛ぶ(鳥や飛行機)で動詞を分けるのですが、キリストが天に向かうのに乗り物移動のfahren を使うのが私には興味深く感じられます。
この昇天日についてですが、4世紀頃からキリスト教徒はイースターから40日目にイエスが創造主のおられる天に昇ったことを祝うようになりました。16世紀になると豊作を祈願して畑の周りを厳かに行進する習慣が始まったそうです。すでにこの地点で食べ物や飲み物を食べ、歌って踊って一日をすごす習慣がでてきていますね。
毎年4/30〜6/3の間に祝日ですからこのとき欧州は日が高く気温も上がってよい季節。人は日が明るくなればなるほど開放的になりますから踊りたくなる気持ちはお察しします。(笑)
教会行事としての昇天祭は重要であり続けるものの、このような豊作を願うという紐帯を強めつつ、コミュニティ内の交流を楽しんだ結果、段々と教会色が薄れて楽しむことに力点をおいた世俗的で陽気なイベントの日に変容してきました。
さらに19世紀になると、社会における父親の役割を記念して、父の日が設けられるようになります。そしてドイツでは、男性が友人らのグループで郊外の森などに繰り出す習慣ができました。19世紀末にベルリン周辺で始まったと言われています。この日はドイツで1934年から祝日となっていますが、以後この日は男性が友情を温める機会として利用されるようになりました。
そしてこんなBollerwagen ボラーワーゲンという手押し車にお酒を積んで、たいてい陽気に歌いながら(手にはビール瓶)行進するのです。今のコロナ禍ではあまりできないスタイルですが、何年か前にそういうお兄さんの一団にすれ違ったことがあります。レトロなラジカセを積んで音楽を流しながら歌い(音程は外しまくり)、周りは苦笑いでしたがそういう日なので咎める人もおらず楽しそうでした。ある種ガス抜きなんでしょうね。
↓Bollerwagenの参考画像をどうぞ。結構しっかり色々のせられます。お子ちゃまが座っていることもあります。
↓サムネのお兄さんがそういう一団のイメージです。
近くの公園にそういうお兄さんはいませんでしたが、思い思いに戸外でリラックス。ほぼ半裸(水着)で寝っ転がる日光浴の人もストイックに走る人も、談笑したり、本を読んだりスマホをみたり、何かを食べていたり。とにかく外の空気を吸い、日光を浴びるのが大好きな皆さんでした。
さて今日は和風にしました。
こんなタコのカルパッチョをみつけたので、これはタコときゅうりの酢の物がいけるのではないかと。
メドゥーサに睨まれながら急いでイタリアーノのアンティパストから和をもって酢の物となす。わかめ入り。
イタリアーノの大根ももれなく和風にお味噌汁となりました。
メインは七面鳥です。シュニッツェル用のものを買いました。赤身で脂肪分が少なくヘルシィーになっておりますがこれに塩胡椒したあとは容赦なくバタァーで焼きカロリーを加速度的に増加。料理酒で蒸し煮です。
大根と生姜をおろしたものにめんつゆを加えたものをトッピングしバターソースと絡めて出来上がりです。クレッセ(カイワレの親戚筋) もかけました。
出来上がりです♪大根と生姜でさっぱりといただきました。
よしおさんも、満足していたのでホッ。
デザートは以前も買ったインドから🇮🇳やってきたぶどうさん。新型コロナの感染拡大でインドの皆さん苦しい時期と思います。今がピークで必ず乗り越えられるはず。あと少し頑張ってほしいです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊
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