美味しいコーヒーを飲むために超最低限必要なものについて
本当であれば、もしおいしいコーヒーを飲んでみたいとなった場合、手っ取り早いのはカフェを巡ることですが、今は Stay at Home 習慣です。そこで、自分でいれてみようとなった場合何から始めればいいか。ということを話したいと思います。
とりあえずコンビニコーヒーや、スターバックスのコーヒーとはまたちょっと一風変わったものを試しに飲んでみたいな。という方向けに気軽に試す方法を書いてみたいと思います。
こんな人にこの記事はおすすめ
• はまるかはまらないかわからない
• 美味しいコーヒーを飲んでみたい
• まずは、あんまりお金はかけたくない
紹介する器具はいくつかありますが、絶対必要なものと、まあなくても何とかなるものに分けています。各カテゴリにおすすめの商品となぜそれがおすすめなのかを書いています。
【必須】 抽出器具 HARIO V60 02 ¥800
V60 02 本体 ¥400
V60 02 フィルター ¥400
抽出器具というのはいわゆるドリップコーヒーをするためのものです。色々種類があって漁るのも楽しいのですが、1個目として今回お勧めするのは漏斗型で1つ穴のモデルです。漏斗にフィルターをセッティングするのでフィルターコーヒーとか呼ばれるものです。おすすめの型番は、HARIOという会社のV60 02がお勧めです。スペシャルティコーヒーのお店を物色していると、このV60が圧倒的に多いなという印象です。ヨーロッパだとカリタのウェーブドリッパーというものを使用している店もちらほらあったりしますが、基本的にはこの2つが結構メインストリームである印象です。
値段は安いものから高いものまでありますが、安いのだとプラ製で¥400くらいです。素材違いで10倍するものもありますが、内側の設計は同じなので10倍味わいが変わるということはありません。本当にマニアック(プロフェッショナル)な人たちは熱伝導の関係で、V60の素材で味わいが変わってくるという人も居ます。私自身は多分飲み比べてもたいしてわかりません。
抽出の時は、V60をマグカップの上にセッティングすればOKです。ただ注ぐお湯の量がマグカップを上回らないように注意してください。あ、あとフィルターもですね。フィルターも¥400(100枚入り)くらいです。
ちなみにカリタもHARIOも日本の会社です。ヨーロッパのカフェに行ってもたいてい置いてあります。パッケージは日本語が書いたまま(でも選ばれて売れる)のはすごいなと思います。
ちなみにスペシャルティコーヒーを楽しむためにはV60がダントツでおすすめなので、必須とさせてもらいました。スペシャルティコーヒーを提供しているお店のレシピもV60がベースになっているものが割と多いです。カリタウェーブドリッパー、ケメックスが偶然家にあったりする方はそれでもOKです。
抽出器具は、ギターでいうとエフェクターみたいな感じです。V60はオーバードライブみたいな素直に歪ませるようなイメージです。
私個人的にはスペシャルティコーヒーをいれるときは、V60よりエアロプレスが好きなのですが、エアロプレスはかなり味がブレやすく、豆によって全然違うレシピにする必要があるので、"気軽に"楽しみたい人にはあんまりおすすめできません。それでもどうしてもエアロプレスに興味がある人は、一緒にこちらの世界で楽しみましょう。
ちなみにエアロプレスをエフェクターに例えるとワウペダルです。
【工夫次第でなんとかなる】 キッチンスケール V60ドリップスケール
スケールに関してはもし電子スケールがキッチンにあればそれでOKだと思います。ただ計量はコーヒースプーンではなく、スケールで計った方がいいです。コーヒースプーンで豆の量を測ったり、お湯の量を目分量でいれるとさすがに味がおかしくなってしまうので、コーヒー豆と水の量はグラム単位で計った方がいいです。
ちなみに電子スケールだと、好きな重さで、メモリをゼロにできるのでお勧めです。例えば、マグカップ、V60、と豆をセッティングした状態で0にしてお湯を注げば、注いだお湯の量が正確に計れます。これをアナログのスケールでやる場合、全部頭の中で足し算していかなくてはならないのでちょっと面倒です。あと、アナログのスケールは高さがあって上がうつわみたいな形をしているため、こぼしそうになります。アナログしかないよという人は、これを機に購入してもいいかもしれません。
スケールは0.1gまで重さが測れるものが欲しいです。やはりこだわってくると0.1g単位が四捨五入されるとそこで、再現性が低くなってしまい、だんだんそれが気持ち悪くなってきます。(気持ち悪いのはお前だという話ですが)お勧めはHARIOのV60ドリップスケールです。私が持っていないモデルを勧めるのも微妙なのですが、人にはこれを勧めます。こちらを勧める理由としては、0.1gまで豆が測れる点と、ちょうどいい大きさです。コーヒージャグが乗る大きさであれば特に問題ないですが、HARIOのこちらのモデルは小さすぎることも、大きすぎることもないです。小さすぎると、文字盤がジャグで隠れてしまい、大きすぎるとシンプルに邪魔です。
ちなみにこちらストップウォッチ機能も付いています。
【工夫次第でなんとかなる】 ケトル ボナビータ
正直ケトルはなくても何とかなります。沸騰したてのお湯を、V60にこぼさないようにゆっくり注げばOKです。でもやはりコーヒー用のケトルがあると楽です。何が楽かというとお湯を注ぐ量を正確にコントロールできるからです。やっぱりお湯を入れ過ぎてしまうと味が薄くなってしまうので、狙った量でピタッと止められるのがいいです。条件としては注ぎ口がなるべく細いものがいいです。
もし、これを機にケトル買ってもいいなという人は、BonaVitaをおすすめいたします。普通のケトルは100度まで湧くと自動で止まりますが、これはお湯の温度が1度単位で狙いがコントロールできる優れものです。ちなみにこだわってくると注ぐお湯の温度も1度単位で変えたりします。私はいま温度計で測って入れていますが、沸騰してからお湯が狙った温度に下がるまで待っているのが非常に面倒です。また、V60など抽出時間が2分くらいのものになると、前半と後半でお湯の温度が違うのでやはり毎回ちょっといれてて気持ち悪いなという気分になってきます。
【工夫次第でなんとかなる】 グラインダー ポーレックスコーヒーミル
最初はグラインダーを買わずにお店で豆を挽いてもらったので楽しむのがいいと思います。お店で豆を引く場合は封切りしてから1週間くらいで飲み切れる量がいいと思います。100gが最小単位なところが多いと思います。ちなみにだいたい15gで200ml抽出できます。
1度封を開けてしまうと酸化が進み、飲み慣れてくると、それが味わいに影響してくるのがわかります。特に浅煎りだと顕著です。それが気持ち悪いと感じてきたら、グラインダーの購入を検討してもいいかもしれないです。飲む前にひくようにするといいと思います。
おすすめのグラインダーはポーレックスコーヒーミルです。こちらを選んだ理由は見た目がミニマルであることと、中が全部分解できる点が好きで購入しました。使っていて発見しましたが、コニカル式のグラインダーは毎回同じメモリに持ってくれば毎回同じ挽き目に仕上がる点がとても良いです。他の似たようなグラインダーを使ったことはないのであまり他のモデルと比較したことはありませんが、このコニカル式のセラミックのグラインダーであれば、おそらく精度はそこまで変わらないと思います。
超余談ですが、コーヒーグッズの中でおそらくグラインダーが一番味の良し悪しを変える要素だと思っています。もちろん、抽出器具でも味はかわりますが、それは味わいの変化であって優劣ではありません。グラインダーに関しては味わいの要素はわずかで、どちらかといえば優劣の世界です。私は今は別のハイエンド機を使用しています。
【主役】 コーヒー豆 ¥1500/100g
ちなみにスペシャルティコーヒーの豆の相場は少し高いです。100g送料込みで大体1500円くらいです。そりゃスーパーで売っているコーヒーと比較したらかなりいいお値段ではありますが、なんかもう別の飲み物だと考えた方がいいかもしれないです。イメージでいうと、発泡酒とクラフトビールくらい違います。
ちなみに肝心なおすすめのロースターに関していいますと、色々美味しいところはあるのですが、ONIBUS COFFEE は個人的にはかなりおすすめです。少し失敗したなー、量間違えちゃったなーと思っても結構美味しくはいります。多分美味しく入るポイントが広いんだと思います。
茶道じゃないですからね、このタイミングでお湯を秒速何mlで入れないとおいしく入りませんみたいの考えててもつまらないですし、結局それでハードル高くなって飽きちゃっても仕方ないですからね。と思ってたら記事終盤に差し掛かって私が言いたかったことをうまいこと表現しているページがONIBUS COFFEEのウェブページで見つかりましたwやっぱり焙煎には思想が現れますね!いれかたも書いてあるので参考にするといいと思います。
最後になりますが、こうやって考えてみると、今あるものをうまく使ったとして、今回コーヒーを飲むために必要な経費は、ドリッパー¥400、フィルター¥400、あと挽いた豆100gで¥1500で 合計約¥2300くらい。新しい趣味を試してみるためにはそんなに高いものではないかなーと思います。Stay at Homeをきっかけに新しい世界の扉を開けてみるのはいかがでしょうか?
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