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6月はプライド月間🌈授業で話してみませんか。

6月はPride Month と言って、日本でもプライド月間と訳されていますが、LGBTQ+コミュニティについて考えたり彼らの社会に与えるインパクトについて認識する月です。

Googleで”What is pride month”と検索するとハートのアイコンが出てきます。是非、やって見てください。可愛いですよ。
それを押すとたくさんの旗が降ってきますが、その旗の意味をご存知ですか。LGBTQというと虹の旗が有名になってきましたが、本来はもっと多様で様々な旗が存在します。

私がそのことについて知るきっかけとなったのは2年前にアメリカの高校で働いた経験です。日本語の授業に来るたびに黒、グレー、白、紫、の旗を羽織って来る生徒がいました。聞くとAsexual Pride Flagと行って男性も女性も恋愛感情がないという意味の旗だそうで、私はその時に初めて、LGBTQだけでカテゴライズできない性認識があるということを学びました。また、それをアメリカの高校生が認識している(しようとしている)ことにも同時に驚いたのでした。

今月は授業の合間🌈Pride Monthについて紹介したり、考える時間を持つ特別授業をしました。日本ではほとんどテレビなどのメディアでは取り上げられていない印象ですが、どうなのでしょうか。地域性などもあるでしょうが、私の生徒はほとんど(9割以上)が知りませんでした。

私自身の性認識は女性ですし、まだまだLGBTQ+について新しいことを学んだり考えたりしている身分です。完璧にわかっているわけではないですが、授業の5分でも使って、プライド月間について話をしたり、なぜ今まで知らなかったのかを考えたり、生徒たちが将来LGBTQコミュニティのAllyになれるようにFood for thought(思考の種)を撒いていくのも大切だと考えています。

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余談ですが、私自身のLGBTQ+との出会いについては、もう15年以上前、アメリカの大学院に留学した時に、LGBTのサークルのようなものが学内に存在していたのが初めてでした。その時にLGBTという言葉を初めて知り衝撃を受けたのを覚えています。

そして、その後、家庭教師をしていた生徒の親が女性同士のカップルだったり、国際機関でインターンをした上司がゲイだったり、たまたまいたニューヨークでちょうど今のPrideMonthにゲイバレードに遭遇したりして、この辺りから自分の中の「未知の世界」に対する怖さ、から「これも日常」と思えるレベルになってきます。

教師になってからも日本でも同僚や生徒などLGBTQとして生きる人たちに会ってきました。
自分が妊娠した時には、産まれて来るこ子どもは女のこだと分かっていましたから、この子が将来女の人が好き!と言っても自分は受け入れられるか自問し「よし!この子が幸せならよし!」とお腹に手を当てながら思うなど、徐々に「自分ごと」として考えるようになってきたプロセスがあります。

個人的にはQUEENのフレディーマーキュリーやレディーガガなど大好きですし、Netflixを見ている方ならQueer Eyeという番組ご存知でしょうか。これがまたまあ大好きです。

勝手な見方かもしれませんが、LGBTQを公言している人は自分をしっかり見つめ自己認識が素晴らしく、また喜怒哀楽など感情を素直に表現している方が多いように思います。なので、私も自分について考えるきっかけになったりと、とっても元気をもらうのですよね。

もっとみんなが一人の人間として自分を見つめ、そして自己表現できたらいいなと思いますし、その素晴らしさをLGBTQ+コミュニティが見せてくれているようにも感じます。

Pride Monthについて授業でも少し話して見てはいかがでしょうか。
先生から話すと生徒も意識を向けやすいかもしれませんね。

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