見出し画像

日本とアメリカの学校再開対応比較

コロナの勢いはまだまだ収まるどころか、世界中で勢いが増しており、国内でも多数の感染者数が毎日報告されています。幸いというか、日本の学校は夏休みに入り「通常」運転化していて、コロナの拡大にもかかわらず、すでに「2学期もこのままいけるんじゃないか」と言う正常化バイアスにどっぷりつかっている状態です。

こんな日本に比べて、アメリカって面白いなと思うのは、9月から学校再開の議論が高まる中で登校させることに不安を持った保護者の多くがホームスクーリングを検討していることです。

コロナの感染が不安だとか、マスクを常につけたり教室でお互いに距離を取ること等の新しい規制に対する抵抗感などが理由だそう。マスクに対する抵抗感も日本人に比べれば随分と大きいと思いますが、ホームスクーリングと言う選択ができるアメリカならではです。(ホームスクーリングについては以前、少し触れました。)

日本でも感染を不安視して登校を控える生徒はいない訳ではありません。つい先日も部活動の大会で試合場所への移動が不安だと言う相談を保護者から受けた先生がいらっしゃいました。結果から言うと、試合の対戦相手に迷惑がかかるとか、顧問の先生が結構やる気だと言う理由で試合には出ることになったようで、このような現場においてでも、なかなかすんなりと「他と異なる決断」を尊重する事が難しいと言うのが日本の学校の現実です。

それに比べて、嫌なことには大声で対抗するのがアメリカです。学校再開に反対する教職員のデモが活発化しているばかりか、感染者が特に拡大しているフロリダ州では州知事が訴えられていてびっくりしました。ニュースは下のリンクから3分で聴けます(英語のみ)。

基本的に日本では全員が半強制的に登校することになっています。コロナに対する不安など、個別の問題への対応は尊重されていませんが、それによって得るものはある程度組織的に動けると言うことでしょうか。さすがは和を尊ぶ日本。

一方、アメリカでは一人一人また家庭ごとの考え方が優先されるので、学校を特にこの秋から組織的に運営するのは難しそうです。トランプ大統領も学校を再開させなければ予算を削減するとつぶやいたりなどをしていました。

しかも、学校再開させたいトランプ大統領が子どもはコロナに免疫があると述べた動画がFacebookから信憑性がないと言う理由で削除されました。

学校再開に向けて、日本とアメリカの文化的違いが如実に表れていて面白いところです。これからも注視したいです。



Teachers of Japanではティーチャーアイデンティティ (教師観)の発見を通じて日本の先生方がもっと自分らしく教育活動に専念し本来は多様である「教師」の姿を日本国内外へ発進しています。日本の先生の声をもっと世界へ!サポートいただけたら嬉しいです。