見出し画像

アメリカの小学校の遠足引率記2018

娘がアメリカの小学校3年生だった時、遠足の引率をボランティアをしました。参加したのは20名程度の生徒に対して担任以外に保護者が3名ほど。

保護者が学校教育にボランティアとして参加できる機会は多く、バックグラウンドチェックができて入れば可能です。バックグラウンドチェックとはいわゆる犯罪歴のチェックのことで、学校関係者は全員に必要になります。

アメリカの小学校では、遠足の引率以外にも、PTAから予算がでているアートの授業の計画やお手伝いや、授業について行けない子供の補佐など、参観日のような形でなくても保護者が学校に関われる場がありました。

遠足に生徒が参加するかどうかは自由だというのも、日本とは違いました。一緒に保護者引率をした方のお子さんは、昨年娘さんが2年生の時にクラスとうまく行っていなかったこともあり、遠足には参加しなかったと話していました。

これは、高校も同じでした。高校で遠足に行くときは別途参加費が必要になります。それほど高いものではありませんし、日本の修学旅行のように何万も積み立てることもしませんが、やはり経済的な状況やその他の理由で欠席することを選ぶ生徒はいました。そしてそれは、生徒の選択の自由であり、強制ではないのです。

娘の小学校で遠足に参加したのは10月。学校が始まって2ヶ月がたった頃だったので、娘の様子や友達との様子を見れたのはとてもよかったです。英語はまだあまり分かっていないようでしたが、友達と仲良くやっていて子どもってすごいなと思ったものです。内容は環境学習。水質検査や魚解剖など体験的な学習やゲームが多く、屋外の気持ちいい大自然の中で勉強できて楽しそうでした。

画像1

ちなみに、この日の集合時間は9時過ぎだったと思うのですが、集合時間に遅れそうで娘と必死で走って学校に向かったら、まだ誰も来ておらず私たちが1番乗りでした。「え?待ち合わせここだよね?時間合ってるよね?」と逆に焦ってしまい、日本人のタイムマネジメント能力に苦笑した瞬間でした。

Teachers of Japanではティーチャーアイデンティティ (教師観)の発見を通じて日本の先生方がもっと自分らしく教育活動に専念し本来は多様である「教師」の姿を日本国内外へ発進しています。日本の先生の声をもっと世界へ!サポートいただけたら嬉しいです。