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先生も結構グサッときます

今日こんなことがありました。隣の席の先生が生徒に嫌なことを言われたそうでとても落ち込んでいたのです。落ち込んでいたと言うよりは怒っていました。

何十人も、何百人も一人で教えていたら、中には心無い言葉をかけて来る生徒もいます。高校生にもなると相手も一人前です。何を言われても受け止めることができないこともあります。言ったや言わないやで生徒が教室からでて行くこともあります。

かつて教えるのもままならないほどのクラスを教えていた時はそれが日常茶飯事でした。「英語つまらん!」「英語嫌いやー!」「英語わからん!」そんなのは軽い挨拶程度。授業をしていても言うこと聞いてくれなかったり、無視したり、別の先生の方が教え方がうまいだの、先生のクラスに行きたくないだの、人格否定に近いことを言う子もいます。それにどう対応するか、教師としての資質が鍛えられた経験でした。その時の葛藤は以下にも少し書きました。

その経験から私が言えることは、40人クラスで30人に反抗されるのも、40人クラスで1人に反抗されるのも、以外に同じぐらい傷つくものなのです。

教師と生徒の関係は面白いものです。もちろん個人差やスタイルの差はあると思いますが「教える」行為が人間関係や感情と大きく繋がってることを示していると思います。30人でなく、1人に心のないことを言われたから、気にしないでいられるようなものでもないのです。

別に、「優しくして欲しい!」と生徒に言いたいわけではありません。

ただ、教師も感情ある人間ですから言った本人以上に見えないところで悩んだり考えたりしてるんだよって少し知ってもらえたら嬉しいです。

ま、生徒も色々あるからお互い様ですけどね。そして、このやりとりが教師の醍醐味でもあると思うのですが。

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