日々読み #41

8/7 晴れ

今日は退院カンファレンスのために久しぶりに病院に行ってきた。国立系の規模の大きな病院ということもあって、前に勤めていた職場に似た雰囲気が流れていて、懐かしさと嫌な記憶が無い混ぜになって思い出される。聞き覚えのあるナースコール、見覚えのある制服。
前にいた病院はPHS（病院内連絡用のケータイ）とナースコール、輸液ポンプが鳴り響くような病棟だった。
大変だったなあと思うと同時にあそこで学んだことは今、自分を大きく助けてくれている。


8/8 晴れ

今日は仕事を早退してご近所さんとご飯を食べた。
そのご飯会は新しく始めるプロジェクトの話し合いも含んでいて、いろんな話をした。

この土地は自分で何かを起こそうとする人が多くて、いろんな仕事が発生している気がする。
だからこそ繋がりというものが非常に重要で、繋がりがないとなかなかうまくいかない土地でもある。
意識的に繋がりを持ちながら生きていくこと、そしてその繋がりを健全なものとして維持し続けることはすごく体力のいることだけれど、これからの自分に必要なものだ。

これからは繋がりをもち、繋がりを維持することも大切にしていきたい。
それがこの先うまくやっていくための種まきになるのだから。


8/9 晴れ時々雨

前より相手が苦しい気持ちが感じれるようになった。
頭で考えてやろうとしてもなかなかできないから苦しいし、そうしたくてもできないから苦しいのだ。

相手が抱えている苦しさが自分にはわからなかったとしてもその人は「その人の苦しさ」を抱えていて、それは絶対に真だ。決して相対的ではない。その人にとって絶対的な苦しみを聞く側が相対的苦しみとして処理したらわかってない奴になってしまう。

人には人と比べて出てくる相対的な苦しさと逃れられない絶対的苦しさの両方があって、その二つは見極めた上で話を聞いたり、話をしなきゃならない。
そのことに気づいてから人の話を聞くのが少しうまくなった気がする。


8/10 晴れ

妻のお腹が少しずつ大きくなってきた。
お腹に手をしばらく当てているとぽこっと拍動みたいな力を感じる。
妻曰く、ここ最近ぽこぽこし始めてきたという。
直近のエコーでも動いてない日がないぐらい動いているという。元気そうでなによりだ。

お腹にいる本人は全く自覚していないのだろうけど、元気な様子を感じて両親は喜んでいる。
大多数の著名人たちが記者に子に望むことを問われて「無事に健康に産まれてきてくれたら嬉しい」と答えるけど全くその通りだ。見た目がどうこうとか、運動神経がどうこうとかそんなものは二の次だということが心からわかる。まずは健康に産まれることを祈るのみだ。


8/11 晴れときどき雨

今日は夏休み+お盆前+祝日ということもあって、上り線の車内がいつもより静かだ。
祝日なのに仕事に行かなきゃならないサラリーマン、ずいぶん大きなキャリーケースを持った人、ミニーちゃんカラーの服装をした人たちがポツポツと座っていた。

仕事柄、祝日に働くことが多いがそのことが損に思ったことがない。祝日に働くのはむしろ好きだ。
いつもは混んでいる車内がしんとしているのも好きだ。

8/12 晴れ

今日も不動産屋に行ってきた。
自分たちがこれから住む場所を探すのは楽しいけれど、一方で何十年も住み続ける家を探しているからいろんなことが気になってくる。
今はいろんなことに悩んで、悩み続けて良い選択をしていきたい。
だって人は環境に作用される生き物だから。


8/13 晴れときどき雨

今日も不動産屋に行ってきた。ここ最近不動産のことしか考えていないと言ってもおかしくない。
物件を見て、中に入っていろんなことを想像して考えてみる。楽しいんだけど、案外疲れる。
自分たちがこれからどう住んで行くかはどう生きていくかということでもあるよなあとおもった。