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ママがフリーランスを目指す理由


ママ歴11年の私は、カナダの日本食レストランでサーバー(ウエイトレス)をしています。パートタイムで、忙しい時には週に6日勤務している時もあります。

レストランはディナー営業のみ。夕方4時に家を出て、夜10時に家に帰ります。忙しい週末は、夜11時に帰宅なんてことも。

なぜ私が夜に働いているのかというと、カナダでは11歳までの子供は、両親やベビーシッター、12歳以上の人が一緒にいることがよいとされています。
子供だけで家にいるのは、育児放棄しているとみられる場合があるからです。

だから主人は日中に働き、私が夜に働く。
主人は16時に家に帰ると、入れ替わりで私が家を出て仕事に向かう、こんなスタイルです。

ベビーシッターを雇うこともできますが、私の住んでいるアルバータ州の平均時給は$15。このお金を支払うのはかなり負担が大きい。

義理の母は、義理の妹の子供達(4人)の手伝いがあるので、頼むのは申し訳なくて……。こんな事情から、5年間私が夜に働いていたのです。

自宅待機になる

そして、2020年のパンデミックが起きてしまいました。

カナダもロックダウンになり、私の働くレストランも一時閉店。
2020年3月から1年3ヶ月間自宅待機になり、この期間は政府からの給付金で生活することになったんです。
(カナダは個人でも政府からの支援が長く受けられます)

自宅待機になった私は、今までと違う生活が出来るようになりました。

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夕ご飯は、家族そろって食べられる。
お風呂上りに子供の髪を乾かしてあげられる。
子供達が学校から帰ってきたら、ゆっくり学校の話が聞ける。
学校の宿題をのんびり手伝える。
子供達と夕食後にボードゲームをしたり、テレビで映画を見たり、公園でゆっくり遊べるようになったりしました。


そう普通、ごく普通のこと。

この普通のことが今までは、出来なかったんです。

以前は子供と朝ごはんを食べ、学校へ送り、学校が終わる前に夕食の準備、次に子供を向かえに行き、「早く帰るよ」とせかして家に帰り、15時半に一人で夕食を食べ、16時に仕事に行き、子供が寝静まった頃に帰ってきていたのです。

こんな生活だから子供達が学校に行く時は、一日に2時間一緒に過ごせればいいほう。ゆっくりと一緒に過ごすなんてできていませんでした。


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8歳の娘の一言

ある日8歳の娘の髪を乾かしている時に、こう言われたのです。

「たくさんママと一緒にいてうれしい。今まで少しさみしかった……」


えっ、さみしかったの?そんなの気が付かなかった。

よく考えると、一緒に過ごす時間がなかったよね。そうだねぇ。
子供の髪を乾かしてあげた回数は何回あるだろう?


お金は生活のために必要で、仕事は楽しくて、それでいいと5年も続けていた働き方は少し違うと感じた瞬間でした。

私の模索が始まる

そこで、自宅待機の期間、データ入力を始めました。
しかし、一日中パソコンの前にいるだけで、以前より子供と過ごせない。お金も稼げない。

次にブログを始めていきました。最初は、かなり手こずって、ただ時間が過ぎるだけ。ところが、だんだん記事を書くことが楽しくなってきたんです。

書くことが楽しい。
次にWebライターのお仕事に挑戦してみることにしました。

Webライターの勉強をしながら、ブログを少しずつ継続。
まだまだ文章は初心者でお小遣い程度の収入。

書くことが好きなだけでは、収入は増えない。日々模索していました。

そうだ、教材で学びたい、それに仲間が欲しい。
そう思って、クラウドワークス Webライター検定2級を受講。

2021年4月に受講して仲間に出会い、SNSで交流できるようになったんです。
さらにWebライターの仕事を継続する、挑戦する勇気を持てるようになりました。

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現在、レストランの仕事を続けながら副業でWebライターをしています。

そして生活できる収入を得られるよう、子供達との時間が増えるよう、フリーランスを目指しています。

2020年のパンデミックがあったから、気づけた家族との時間。
子供達とたくさん過ごせなかった5年間は戻ってきません。でも今の時間を大切に過ごしています。

そして今働き方を変えたい、自分の気持ちに素直にフリーランスを目指していきます。


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