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俺、多分ばいきんまん。


昨年くらいからひょんな事でカンジダに悩まされる事になった。
ある夏の日に突然、股が痛痒くなり、拭けば血が滲むありさまで、化繊のパンツが一切履けなくなったのだ。

ああ地獄。
地獄である。
去年からわたしは、綿のパンツを履くことしか許されなくなり、しかも医者から処方された塗り薬は痒みには効果が薄く、仕方なくわたしは1日数回は股を湯で洗い、綿のパンツを履き続けた。
それを絶え間なく続けた結果、かゆみは消え去ったのだが、それからまた半年後に再発(でも全然覚えてなくて、医者がカルテ読み上げて思い出す始末)そしてまた(股だけにな)ぶり返し気味。
あああ、夏は好きだけどこんな時ばかりは夏が憎い。

そしてさらに、水虫である。
一昨年まえに復活してしまい、水虫。
昨年も水虫。そして撲滅し損ねて今年も水虫である。

皮膚科にて、症状を説明するや否や、かかりつけ皮膚科医は、私の足の皮をメスでスリスリと削り取り、さっそくそれを顕微鏡で観察する。

「あー、やっぱりすこーし菌がいますね。水虫です。」

それはあっさりと確定した。

あぁヤダヤダ。
本当にいやなので、靴も2足をローテーションすることを誓い、靴をゲットし薬を塗り塗りする覚悟を固めたその時だった。

「靴はねぇ、3足なのよ」

今も昔もかかりつけの皮膚科医は行った。
なんと、靴を完全に乾燥させるには最低2日はかかるから、3足ローテーション履きするのが、現代の水虫治療のスタンダードらしいのだ。

「講習会でね、そう言っていたのよ」

先生はたおやかにそう言った。
確実に時代は変化している。
20年前は2足でよかったのに、今年は3足だ。
私はもう1足、靴を買い足すことを決めた。


そしてその足でもう一件、病院に向かった。

産婦人科である。

皮膚科の方が比較的早く診察が終わり、産婦人科にもギリギリ間に合いそうだったのでハシゴしたのだ。
こんなに楽しくないハシゴもないよなぁなどと思いながら、若い女性ばっかの所に、水虫かつ股の痒いおっさんみたいなおばさんは、待合室の椅子に座った。

診察の順番は、意外と早かった。
問診もそこそこに内診を促された。
そこには、見たこともない最新型診察台があった。
全く新しいタイプの診察台にてんやわんやしながら、私はそこに、寝た。
そう、最新型診察台はなんと

椅子型ではなくベット型。

不慣れな(みんな不慣れだと思うけど)股を広げた状態で、看護師に足首を持たれ膝を曲げられるのは、けっこう恥ずかしかった。
♪羞恥心〜羞恥心〜
けっこうグッとくるアレである。
ああいつもの椅子のやつがいい。
今日ほどそう思ったことはなかった。

グッときたところで股を洗われて(いくつになっても慣れない処置である)お薬をぶち込まれる。
カチャカチャとした金属音がいつだって恐怖。
余談ですが、産婦人科の先生は女性より男性の方が処置が丁寧で優しい場合が多いので、私は断然男性の先生を勧める。

苦痛の少ない丁寧な処置は、男性産婦人科医

だ。

みんな、覚えて欲しい。


あぁ、全身が白癬菌および、その仲間に汚染されつつある私は、もう疲れました。
続きを書く元気を無くしましたのでこれ迄とします。
水虫に関しましては、あの日からきっちり水虫薬を塗っていますので家族に移すことはありません。
ただただ私が悲しいだけです。
かゆいタイプでもないので、苦痛もあまりないし。

今日みんなに覚えて欲しいことは

水虫には靴3足ローテーション
婦人科の内診は男性医師が良い

の、2つです。
水虫カンジダになったら、テストに出ます。
みんな治すために、頑張りましょう。



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