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キャッチーではないからこそ【放送大学1学期目ふりかえり】

【この記事のあらすじ】

以前書いたとおり、春から放送大学情報コースに3年次編入しております。
先日最初の1学期が終わりましたので、今学期の振り返りを行いたい次第です。

【数多くの反省】

8科目/1学期は多かった

  • 試験期間を1ヶ月後ろに勘違いしていたこと以外は完璧なスケジュールを組んでいたものの、試験期間を1ヶ月後ろに勘違いしていたのは重大なことなので、結構大変なことになった。

  • 意外と受講に費やせる期間が短い(一般的な大学と同じ4月開講7月末期末試験なので別に意外ではない)のと、科目によって課題提出締め切りが早いのがあったりするので、何度か焦るタイミングがあった。1日一コマのペースを崩したら即終了なカリキュラムを組んだのは本当に愚かだったとしか言いようがない。

QuizKnockに救われすぎ

  • 三角関数と微分積分がなんとなくわかんないな〜〜と思っていた時期に出たドンピシャ解説動画が脳内にイメージを叩き込むにあたって大いなるお役立ちコンテンツとなった。

  • 今のところ概論とか基礎科目ばっかりで正直何か常にめちゃくちゃ面白い発見があるかというと、まあ、何というか、退屈なタイミングもあるので……「今までスルーしてた理系小ネタが理解できるようになる」はモチベの維持に大変貢献してくれている。
    e.g.インテリ絵描き歌

聞きやすい授業≠身につきやすい授業

  • コメンテーターの人(放送大学の授業では、しばしば教授の講義に合いの手を入れる役割の人が登場する)がイキイキしてたり、喋りが上手な先生の講義は楽しくて観る気が出るけど、だからといってそういう授業のほうが身についているかというとそうでもなく、問題を解くとボロボロ、みたいなこともしばしばあった。

  • むしろ堅い専門用語盛り盛りで喋る授業のほうが分かった気にならず、頑張って咀嚼する分定着は良い、みたいなことは一般的にあるんだろうか。→それ関連の書籍を見つけたので読んでみます


(私という人間が)面白くなくてごめん

  • 大学再入学というムーブ自体を好き好んで行っており、今さら微分積分などに好き好んで足を踏み入れているので、なんというか、基本的には面白がって取り組んでいるという、そういう感じなのだが、じゃあ今やってる勉強について面白いことを話してみて! と言われると困ってしまう自分がいる。

  • 授業の内容を咀嚼するだけでもなかなか苦しんでいる状況で、それを面白おかしく話すのが難しい。せっかく興味持って聞いてくれてるのに申し訳ない。困ったらWord2vecの話をするけど、クイズノックの話をしてるのと同じだしなあ……

  • 面白トーク以前の問題でアウトプット下手くそが露呈してつらい。問題演習とは別でアウトプットに時間を割くべきだった(授業の要約ノートをnoteに書き溜めるのは途中で力尽きてしまった)(来期はコマ数減らす分ちゃんとノート取ろうね)

お勉強えらい(えらくない)問題

  • 何はともあれ褒められるという事象は一旦素直に受けとるのが吉である。勉強していてえらいね! と言われたらありがとうございます! と、返事するようにしている。

  • しかしまあ、こうして地味な(時にめんどい)勉強をしているという話が、本人が好む好まざるに関わらず、時として真面目というニュアンスを含んだ「えらい」という言葉に収束してしまうの、ううん、まあ、好きな事象ではないですね(とはいえ反射で出る言葉でもあるからそんな気に留めてないけど)

  • この世界で勉強だけがえらいわけじゃないけど、「勉強含めて全ての善い行いがえらくない」ともできるけど、「勉強含めて全ての善い行いがえらい」のほうが、褒め言葉を受け取れる人数/回数が増えて、それはそれで前者より嬉しい世界なのかもしれない。もし「えらい」という言葉がうっすら評価、はたまた軽蔑のニュアンスを含んでしまって座りが悪いのだとしたら、それは全く別の話なだけであって。

  • とにかく、珍しくかつ善さげな事象への手頃な賞賛として、たまたま「えらい」という言葉が選ばれたのだな、というところで一旦落ち着いた。別にえらくなくていいんだけど、えらくたっていいじゃんね。

  • それはそれとして、「えらいね」「ありがとう!」の後の会話の続けにくさがすごい。「面白がってやっている」ことを話すには、いっそ「変わってんね」くらいで来ていただいたほうが、かえってフラットな気持ちで話ができるというか……。

卒論どうしよう(やばい)

  • 3年後に卒論を完成させることを目標に据えている。今期はとりあえず概論っぽい科目や、どう考えても必須な数学を履修。具体的にどういう研究室に希望を出せばいいのかとかは全く見えていない。

  • 『でーたさいえんてぃすとっていいよな〜』『統計検定はとっとこうかな〜』『えーあいのことがわかるようになりたいな〜〜』みたいなミーハーな気持ちがあるものの、卒研でどうするのかはノープラン。

  • 実際学部生の卒論ってどのくらいのことができる? 謎!

  • データサイエンスもAIも業務に直接関係してないし、決めてにも欠けるし情報もなく、とにかくぼっち学生つらい
    ・とりあえず今年の目標はそれ関連っぽい書籍なり論文なりを数読んでみる、とかになるんか。ぼちぼちやる。

面白かった授業三選

  1. 自然言語処理
    今激アツの機械翻訳とか言語処理AIがどういう歴史を持ちどういう仕組みでどういう性質のものなのかという話。タイムリーでなくとも面白かったはずだけど、タイムリーだから全員受けると良いと思います。

  2. 情報技術が拓く人間理解
    オムニバス講義。脳みその情報伝達から博物館でのデータベース利活用まで、情報と人間が絡んだ分野のことが幅広く扱われた。デジタル情報というものの捉え方が少し明瞭になった気がする。気がするだけかもだけど……

  3. 自然科学はじめの一歩
    オムニバス。とりあえず数理科学系の雰囲気を知っておくべきかなと思い受講。結果として広く浅く雑学を得ることができました。

【まとめ】

新人研修とか基本情報技術者試験のおさらいな側面の多いなんとも地味めな1学期であった。そんな中でも単純に知らなかったことを知ってあらゆる(というには狭い範囲だけれども)物事の解像度が底上げされたのは確かなので来期も数学に怯みながら頑張る所存。線形代数怖すぎ!(※好き好んでやっています)



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